ドーナツの歩道橋

ドーナツの歩道橋

1,540円 (税込)

7pt

3.8

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麦菜は、パン屋を営む両親と弟、そして祖母と暮らしている。この春、高校一年生になったばかりだ。自宅兼店舗があるのは、札幌近郊にある「空中回廊」の名を持つ歩道橋の階段のすぐ下。「空中回廊」は円形の通路にらせん階段がついた、とてもめずらしい形の歩道橋だ。
介護が必要な祖母をめぐって、家族はなんだかぎすぎすしている。麦菜の心も「好き」「嫌い」を行ったり来たり。まるでドーナツ型の歩道橋を歩くように──。

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ドーナツの歩道橋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年11月19日

    若者の青春、って感じのお話かと思ったらなかなか考えさせられるテーマだった。
    いつかの自分の物語かもしれないって思った。麦菜の気持ちがすごくわかる。おばあちゃんのことは好きだけど、めんどくさいって思っちゃう気持ちは絶対あって、そんな自分がいやで後悔する。後悔したままにならなくてよかった。
    好きときらい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月11日

    小さい頃、いろんな遊びを教えてくれたり、美味しいおやつを作ってくれたおばあちゃん。いつの間にか、私より小さくなって、みんなに「おばあちゃん、大丈夫?」と気遣われるようになって…。
    病院でいつも「家に帰りたい」って繰り返し言ってた。そんなせつない情景を思い出しました。

    そして、麦菜のおばあちゃんが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月09日

    札幌の高校一年生麦菜は、始まったばかりの高校生活に緊張気味。パン屋を営む自宅には、最近同居を始めたおばあちゃんがいて、だんだん認知症が進み、家族の生活にも変化が…。できたばかりの友達の意外な一面を知ったり、勝手ばかりすると思い込んでいた弟のやさしさに気づいたり、麦菜の高校生活はちょっと大変でちょっと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月11日

    ヤングケアラーの話。
    おばあちゃんは、要介護2。
    介護は五感を破壊することばかり。
    力もいるし、精神力も必要だと思った。
    高校生の麦菜は、パン屋を営む両親を助けるために、おばあちゃんの世話もする。
    辛い話ではないのに、驚くことばかり。
    介護の大変さがよくわかる。
    読書から、日本の問題の多さがわかる。...続きを読む

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