斎藤千輪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ3作目
プロローグでビストロのメンバが4人になってて、ちょっと不穏な感じ
そこから時間を遡ってそうなった経緯の説明的に物語が進む
今回のエピソード
1.フルーツを使ったコースを頼む女性二人組
同業者や調査員ぽくメモしたり専門用語を使ったり
2.アイドルオーディションの結果待ちのママ友グループのブッフェ
断った少年は一体なぜそんな事を言ったのか?
3.正輝と父親の確執
フルーツの二人組は何だかなぁと思う
不遇な境遇というのは理解するけど、もっとやりようはあると思う
三軒亭の人たちもお人好しよね
何かしらのマージンを貰ってもいいレベルだと思うんだけど、そこを断るのがらしいと -
Posted by ブクログ
生活に行き詰まった占い師の女性が、病的だけど推理が得意な女の子と占いユニットを組むお話
占いという形で日常の謎は描きやすいのか、とてもよい
膨大な知識に裏付けられた愛莉の推理力、美月の占いの信条である「前向きな解釈をし、相談者の背中を押す占い」とも相まって、人情系のオチが用意されていてとても僕好み
描かれているのは4編
・運命の輪-彼女はふた股をかけられているのか?
・月-いなくなった猫はどこにいる?
・審判-名前も知らない彼と、いつ会える?
・星-少女はなぜ、手紙を読まなかったのか?
運命の輪に関しては僕も彼の職業がわかった
その職業の生活スタイルというかを知っていれば思いつく
月はあ -
Posted by ブクログ
カフェ、喫茶店、お茶屋。
ちょっとした食事と飲み物を提供する場で交錯する市井の人々の物語を6人の作家さんが綴った短編集。
特に印象深かったのは、朱野帰子さんと織守きょうやさん、小川糸さんの物語。
朱野帰子さんからは、マウントを取る編集者に心を踏みつけられても、絵空事のような夢を事実にした学生時代の友達に勇気をもらって、立ち向かっていく姿にスカッとさせられた。
織守きょうやさんからは、心の内を誰かに明かすのも、誰にも明かさないのも自由。
相手から打ち明けられたからと言って、自分自身が話したくなければ話さなくてもいいという事を考えさせられた。
小川糸さんからは、人生の最後に食べたい物から垣間