斎藤千輪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ3作目
プロローグでビストロのメンバが4人になってて、ちょっと不穏な感じ
そこから時間を遡ってそうなった経緯の説明的に物語が進む
今回のエピソード
1.フルーツを使ったコースを頼む女性二人組
同業者や調査員ぽくメモしたり専門用語を使ったり
2.アイドルオーディションの結果待ちのママ友グループのブッフェ
断った少年は一体なぜそんな事を言ったのか?
3.正輝と父親の確執
フルーツの二人組は何だかなぁと思う
不遇な境遇というのは理解するけど、もっとやりようはあると思う
三軒亭の人たちもお人好しよね
何かしらのマージンを貰ってもいいレベルだと思うんだけど、そこを断るのがらしいといえばらしい
アイドルオーディションについては、なぜそんな暗号にしているのかという疑問が残る
その辺にも理由の説明があったらよかったかな?
僕も隆一と同じことを考えた。マンガでそれをメインに扱った作品もあることだしね
「でもそんな子がアイドルを目指す?」という疑問があって、最後まで読むとその理由までわかってスッキリ
正輝のところの描写で気になったところが、南がデキャンタをさせようとするところ
南ほど酒に詳しい人がスパークリングワインをデキャンタージュさせようとするか?
もし仲間内で流行ってるって言ってたけどマジなのか?
技術を試したいなら澱の出た赤ワインが一番適してると思うんだけど?
ってか、酒石酸が入るって結構な下手くそっぷりじゃね?とかなりの違和感
敢えての描写なのかねぇ?
今回一番よかったのは、室田のセリフかな
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「そうね。正輝は悔しさをバネに努力してるわけだから」と室田が頷く。
「前にも言ったけど、悔しいと思う気持ちって、うまく自分に向けると飛躍のエネルギーになるのよ。他人に向けるとマイナスのエネルギーになって、挙句の果てにはエネルギー泥棒になるけど」
「泥棒?なんですかそれ?」
陽介がきょとんとした顔をする。
「たとえば、悔しさから生まれたエネルギーを、ちゃんと自分に向けられない人は、誰かや何かのせいにしてそれを恨む。妬む。消化できないままドロドロと悪感情を溜め込んで、エネルギーをマイナスにしちゃうの。それを補うために必要なのが、他人のエネルギー。だから、泥棒になって他者から奪うわけ。必要以上に長い愚痴とか、中傷行為で相手を疲弊させてね」
(中略)
「じゃあ、自分が愚痴って泥棒しそうになったら?」
再び陽介が興味深そうに尋ねる。
「まずは、悔しい気持ちがあることを認める。憎んでも妬んでもいいのよ。人ってそれほど強くないんだから。そういう感情が自分にあることを受け入れる。そしてガス抜きの愚痴をこぼしたら、できるだけ楽しいことや好きなことに目を向けるの。趣味でもなんでもいいからさ。ネガティブになった感情を、少しだけポジティブにずらすのよ。それだけで大丈夫」
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僕はあんまり人に愚痴らないので、人の愚痴を聞くのが多いけど、これからの対処法がわかった
ま、うまくできるかどうかは別だけどね
ってか、僕は人に恨みは無いけど、悔しい気持ちもないので向上心がないのかもね
羨むことはあっても妬む事はないかなぁ
今後、もし人を恨んだり妬んだりしそうになったらこの言葉を思い出そう
あと、ストーリー的に伊勢さんとマドカの決着もついてないので、続編が待ち遠しい -
Posted by ブクログ
生活に行き詰まった占い師の女性が、病的だけど推理が得意な女の子と占いユニットを組むお話
占いという形で日常の謎は描きやすいのか、とてもよい
膨大な知識に裏付けられた愛莉の推理力、美月の占いの信条である「前向きな解釈をし、相談者の背中を押す占い」とも相まって、人情系のオチが用意されていてとても僕好み
描かれているのは4編
・運命の輪-彼女はふた股をかけられているのか?
・月-いなくなった猫はどこにいる?
・審判-名前も知らない彼と、いつ会える?
・星-少女はなぜ、手紙を読まなかったのか?
運命の輪に関しては僕も彼の職業がわかった
その職業の生活スタイルというかを知っていれば思いつく
月はある程度はわかったけど、真意までは推理できなかった
ハーブのあたりでピンときたんだけど、彼の行動がところどころちぐはぐで、かなり違和感を覚えた
最後まで読むと登場人物全員が優しくてよい
それぞれの心中を推測することで、行動や言動の見え方が違ってくる
このストーリーの構成ぱねぇな
審判はまったく見当違いの推理をしてしまった
漫画家かな?とかね
あと、この話が次の話の前座的な位置づけになっていると、全部読み終わってから気づいた
家族とは?という問いかけになってるのではなかろうか
星に関してはまったく予想ができなかった
そんなバックグラウンドがあったとはねぇ
でもまぁ愛莉が前向きになれてよかった
やはり、美月の占いの使い方に同意しかない
そもそも、占いって起こった出来事の吉凶を判断するためのもので、具体的に何をすればいいかを教えてくれるものではないんだよね
あと、運命というか今のままではどうなるかという指針にすぎないわけで、運命が可変か不変にかかわらず、結局は自分の行動次第ということ
なので、美月の「前向きな解釈をし、相談者の背中を押す占い」という信条は僕が解釈する占いの本質に合致している
あと、占いはスピリチュアルな面を排除すると、カウンセリングなんだよね
これも美月が言ってる
僕も同じ考えで、相談者から情報を引き出すことで、自分の状況を改めて把握してもらって、どうすればいいのか自分なりの答えを導き出してあげるという作業が本質
話を引き出したり、どうすればいいかを考えてもらうきっかけの演出として占いがあるわけでね
この本はかなり当たりだった
ってか、窓を開けない謎に関して僕はまったく真相がわかんなかったんだけど
どっかにヒントがあったりしたのか?
なかったと思うんだけど、これって続編があるってことでよいのかな?
小説に感化されて、本棚からタロットカードを引っ張り出してきて久しぶりに占ってみたり
・ヘキサグラムスプレッドの結果
今は中途半端な状態で、未来は報われない
僕が消極的なのが問題で、自分の中ではターニングポイントだと思っている
最終的には一人きりの孤独になる
すっげー当たってそうなのが悲しいな(´・ω・`) -
Posted by ブクログ
数冊前に読んだ『プレゼント』でアンソロジーの魅力を知り、この作品はタイトルに惹かれて手に取りました♪♪
かさついた心に潤いが欲しかったのと、ついでに穢れたものを洗い流したくて選んだのだけれど、泣かさるお話しは1コもなかった (^ω^; )
6名の作家さんの作品が収録されていますが、読んだことがあるのは、最近の" 推し"、青山美智子さんだけで、他の方は初読みでした
とは言え、テーマに沿って描かれた作品の一つひとつに作家さんの個性が表れていて、とても楽しい読書時間でした✨
朱野帰子さんと織守きょうやさんが好印象✨「痛い人生設計を作る、ルノアールで」では、真面目にバカバカしいことを考え続ける二人の空気感が羨ましく感じたし、「彼と彼女の秘密と彼」では、マスターの経験値高めな恋愛観にドキッとした。
ラストの三編はフレンドさんに教えてもらったアプリで"雨音"を聴きながらの読書でしたが、雨降りのシーンでピッタリはまり、いつもとはちょっと違う読書体験ができました✨ (˶ᵔᵕᵔ˶)
好みに合いそうな作家さんと出合えたのは嬉しいけれど、これからは本選びで悩む時間が増えちゃいそうだなぁ…と思わさった一冊✨