斎藤千輪のレビュー一覧
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カフェ、喫茶店、お茶屋。
ちょっとした食事と飲み物を提供する場で交錯する市井の人々の物語を6人の作家さんが綴った短編集。
特に印象深かったのは、朱野帰子さんと織守きょうやさん、小川糸さんの物語。
朱野帰子さんからは、マウントを取る編集者に心を踏みつけられても、絵空事のような夢を事実にした学生時代の友達に勇気をもらって、立ち向かっていく姿にスカッとさせられた。
織守きょうやさんからは、心の内を誰かに明かすのも、誰にも明かさないのも自由。
相手から打ち明けられたからと言って、自分自身が話したくなければ話さなくてもいいという事を考えさせられた。
小川糸さんからは、人生の最後に食べたい物から垣間 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「レシピ」とあったので、マリー・アントワネットや楊貴妃など有名な貴婦人が嗜んだ料理の作り方に焦点を当てているのかなと思ったら、その貴婦人たちの歴史や背景、人となりなどによりスポットが当たっていたかなと思う。
なので、この本を読んでも、料理の作り方はざっくりな説明、もしくはそもそもない場合もあるので、作中に登場した料理の再現は難しいかと。
ただ主人公が食レポ上手なので、味はしっかり伝わるし、読んでいて大変お腹が空いた。
夫の不倫で専業主婦かつ子なしのところから離婚、仕事なしになってしまった主人公が、貴婦人レシピの調査に協力することで自分にあるものに気付いていくお話。
それは、彼女にとっても、彼 -
Posted by ブクログ
ビストロ三軒亭シリーズの第三弾。
完結とは書かれていないものの、完結してしまうのでは!?とハラハラしてしまいながら読んでいた。
終わらないで!まだ続いて!第四弾も出て欲しい!というシリーズになった。
第三弾にして初めてスタッフ紹介のイラストページがありぐっとイメージが湧きやすくなる。
このシリーズの中で、この第三弾が1番好きだ。
それぞれの登場人物の背景がどんどん出てきて、躓いたり苦しんだり乗り越えていく過程を見ることができるからか、ぐっとそのキャラが立ち私の中でも生きている存在になっている気がする。
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「四の五の言わずに飲め」いいなぁ。