【感想・ネタバレ】トラットリア代官山のレビュー

あらすじ

華やかさと古き良き時代の面影が混在する代官山。その路地裏に佇む「トラットリア代官山」には、様々な事情を抱えるお客様が訪れる。迎えるのは、亡き父から受け継いだ店を気丈に守り続ける、男装の女支配人・大須薫と、彼女を支える天涯孤独の年下敏腕シェフ・安東怜。二人が京野菜の創作イタリアンと機転の利いたおもてなしで、ゲストを悩ます問題を解決に導いていく――。ハイソな街の陰にある人間同士の絆を、極上の料理と共に描く優しいグルメ小説。

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Posted by ブクログ

亡き父親の店を父のスーツ姿で守るカッコいい女支配人・薫と、天涯孤独の可愛い年下シェフが、京野菜の創作イタリアンとサービスで悩める客をもてなす物語。
ビストロ三軒亭シリーズでハマった斎藤千輪さんは料理と人の心情を描くのがすごく上手。1話でウルリ、2話で号泣、3、4話でスカッとスッキリ。代官山の情景も浮かんでくる、大満足の新作でした!

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2019年11月24日

Posted by ブクログ

代官山にひっそり佇むイタリア料理店「トラットリア代官山」 男装の麗人の支配人と、若き才気あふれる料理人の2人で営むこの店の、こだわり抜いた食材を用いた料理の数々と常連客との交流に心温まる。 薫と怜の確かな信頼感と、経営者と料理人という以上の関係が気になる。飯テロ描写も相まって続編希望。

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

男装の女支配人の薫と年下敏腕シェフの怜が営むトラットリア代官山で悩めるお客様を解決に導いていく。

怜くんがとても健気で、薫さん受け入れておくれ…。元恋人の失踪の理由など続編ありそう。

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2024年02月28日

Posted by ブクログ

おいしいお料理と、それにまつわる人の話。
続きが気になる。

ビストロ三軒亭の重さんも出てきたり、斎藤さんの作品の中でつながりあってそれは嬉しかった。

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2022年05月22日

Posted by ブクログ

こじんまりした創作イタリアンのお店を舞台にした日常の謎もの
男装の女支配人の薫と年下の料理長の怜の関係も恋人ではないけどわけありな感じ

描かれているお話は4つと、その幕間に二人のあれやこれや
・亡くなったアーティストの遺作の行方
・倒れたときの記憶を亡くした父と結婚適齢期の娘、そして失踪した犬
宝石商と知り合ったネイリスト
・IT系社長のクレーマー

隠し事は、それをなぜ隠したいのかというのがポイント
誰しも、自分だけの特別感は欲しいものでしょうねぇ

家族と言えど奥底まではわかり合えない
でも、お互いに気遣い合うことはできる
なんというか、家族への配慮が心温まる展開

SNSによって承認欲求を満たすことができるようになった世の中というのも考えものかもね
でもまぁ、昔のように大手メディアの打ち出すビジョンしか見られなかった時代に比べれば、個人の志向に合わせて選択できるのはいいことだと思うけどね
その辺につけ込んだ商売に関しては、完全に違法なものもあればグレーなものもあるからなぁ
作中のはまぁまだマシな方なのではなかろうか
とりあえず、最後には「ザマァ」と思える爽快感はある

自分のお気に入りのお店で、お店の雰囲気に合わない客は迷惑だよなぁ


お店はほぼ予約で埋まって、常連が多めというのよい
一見さんには厳しいかもだけど、その辺もうまく調整してくれたりする柔軟さもあるようだ

席はカウンターのみで、メニューは食材が書かれてあるのみ
日替わりコースも、皿の数によって3つを選べるというシステムもお店側としては丁度いいシステムかもしれない

そう言えば、ビストロは行ったことあるけど、トラットリアはないかも
さらに、京野菜を使った創作イタリアンなんて希少なのではなかろうか?
ってか、ポルチーニ茸を使ってるからギリギリイタリアンという工藤さんの理屈も強引すぎるけどね

金糸瓜を以前食べたことあって、感想としては大根のつまを湯がいた感じでそんなに素麺ぽさはは感じなかったけど、作中の調理法ならより麺らしさを感じられるかも知れない
普通のスーパーに売ってたりしないので、食べる機会はなさそうだけどね

あと、三軒亭の室田さんも出てきててちょっとうれしい
室田さんも元気に魚釣りしてるけど、いつの時期なんだろうか?
三軒亭シリーズの3作目の前?後?
あっちの方も続きが読みたいのに、こっちも続きが気になって仕方がない

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2020年07月08日

Posted by ブクログ

代官山にひっそりと営むトラットリア。オーナーの薫とシェフの怜。2人の醸し出す雰囲気とメニューの数々がとても合う。まるで料理とお酒のマリアージュの様に。実写化されたら絶対見たい。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

【収録作品】序幕/1 京都の加茂ナス~カフェ経営者・永野鈴音の物語~/幕間1/2 和牛入りライスコロッケ~ウェブサイト編集者・工藤ルカの物語~/幕間2/3 黄金色のそうめんカボチャ~ネイリスト・片桐桜の物語~/幕間3/4 甘美なるシェリー酒~女支配人・大須薫の物語~/終幕

代官山にある個人経営のレストラン。支配人の女性と敏腕シェフが訪れる客の悩みに寄りそう物語。

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2023年10月03日

Posted by ブクログ

こじんまりした創作イタリアンのお店を題材にした短編オムニバス。
女支配人・薫と、年下シェフの怜がやってくる客をもてなす。

各話ごとにやってくるお客様がスポットに当たりながらも、幕間でお店の二人に焦点が当たる。小出しにされる二人の会話と何やら一筋縄ではいかない謎要素が魅力。
短編の中では、いなくなった愛犬を探す父親と娘の話が好きでした。どちらにも深い愛情を感じて、切ないながら温かい気分になりました。

一冊で綺麗に読み切ることは出来るが、まだお店の二人の謎が残ったままなので続編は出るでしょう。
次作でどう転ぶか楽しみな作品。

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2019年12月01日

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