あらすじ
作曲家ロッシーニにまつわるフルコース、母の快気祝いにぴったりなご馳走、婚活パーティーが盛り上がるメニュー……依頼人からの要望に完璧に応えつつ、そこで起こる様々なトラブルまで、料理と洞察力で解決してしまう出張シェフ・九条都子。行く先々で“いけず”を許さず問題に切り込んでいくが、強気な彼女もまた、切ない過去を持っていて――。美味しいご飯と九条都子の京都弁が光る、ハートフルストーリー。
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Posted by ブクログ
主人公はやっぱり都子ですよね、それとも保険会社に勤めている聡?現在は都子のマネージャーとして働く聡、都子は大切な人と別れ、現在は出張シェフ、心に悩みを持った人を元気付けるのも仕事の1つ その大切な人湊は車椅子で自分の姿を隠し続けて都子を陰ながら応援し続けている
Posted by ブクログ
アンソロジーの短編集なんかでは読んだことが
あったと思う作者さんだったのでタイトルに
ひかれて手に取ってみました。
殺人や犯罪なんかは出てこない日常の
ちょっとした謎のような謎でないような
感じの謎の真実を九条都子がさらっと
解いていく感じの作品でした。
決め台詞の「ちょっと一言、言わせてもろて
よろしいやろか」やぼそっとつぶやく
「いけず」なんかは関西圏の人以外に
ハマるんだろうか・・・・
出てくるお料理はどれも美味しそうで
読んでて食べたくなりました。
湊の真実ととった行動の正解はわからないけど
鋭い九条都子だったらそのことに気づいて
いるんじゃないのかななんて思ったりも
するけど実際好きだった人だとそういう
鋭い洞察力も働かないのかな?
湊の件はその設定が必要なの?と思ったけど
続編なんかで生きてくるんかな?
基本的にはサクッと読めて面白かったです。