【感想・ネタバレ】憧れの貴婦人レシピのレビュー

あらすじ

結婚して10年の夫に不倫され離婚。仕事もお金も趣味を楽しむ気力もなしと人生どん底の華帆は、ある日飛び込んだバーで、見たことも無い美味しそうな料理と、不思議な雰囲気の男性・京太郎と出会う。
彼は歴史上の貴族女性たちが愛した料理を調査するライターだという。フランス王妃が愛した鶏のトサカを使った煮込み料理「チブレオ」を食べ、その美味しさとあたたかさに心を動かされた華帆は、京太郎の「貴婦人レシピ」の調査を手伝い始めるが……。マリー・アントワネット、ヴィクトリア女王、クレオパトラ、楊貴妃。歴史上の高名な女性たちは一体どんな料理を食べていたのか。個性豊かな仲間と絶品料理が紡ぐ、心温まる新たなグルメ小説!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大学卒業と同時に結婚して10年。まさかの夫の不倫と不倫相手が妊娠して離婚する羽目になった華帆。仕事もお金もない華帆がヤケになって飛び込んだバーで、ひょんな事から知り合ったライターの京太郎の資料整理を頼まれて…

歴史上の貴婦人が好んだ料理の調査とは、中々ない観点でした。

友人のエマが言っていた『貧困になるな』は響きました。貧困は大切なものがないために苦しむマインドって点がなるほど!でした。
やりがいを見つけた華帆が活き活きしているのが救いでした。

別れた旦那が最悪で、良くも悪くもお坊ちゃんなんでしょうね…不倫相手と再婚してそちらが居心地悪くなれば華帆に構う。やっと二人とも共依存から抜けられて前を向けたみたいですね。

全てを失った華帆だけど、その後出会った人達は華帆にとってかけがえのない人達で良かったです。

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

まさかの急展開にやられた。
バツイチで希望を失った華帆が、マリーアントワネットや楊貴妃など王族女性の食事を調査するライター京太郎を手伝いなから、貴婦人レシピを美味しく食べて生きる力を取り戻す。
そんな歴史メシの要素も楽しめるほっこり話ではあるのだが、華帆が漫画好きのためベルばらやら進撃の巨人やらの新旧有名タイトルや、作中オリジナル漫画も登場。それらの漫画がある秘密に繋がっていくある種のミステリでもあった。
ミステリ作家でもあるこの作者のグルメ小説は一捻りあるから油断できない。

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

離婚して就職口を探す華帆が初めて覗いたバーで知り合った人の著作のリサーチを手伝うことになる。カトリーヌドメディチやマリーアントワネット、楊貴妃などの好みの料理の紹介が興味深くまたその人生、歴史に思いを馳せ楽しかった。

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「レシピ」とあったので、マリー・アントワネットや楊貴妃など有名な貴婦人が嗜んだ料理の作り方に焦点を当てているのかなと思ったら、その貴婦人たちの歴史や背景、人となりなどによりスポットが当たっていたかなと思う。
なので、この本を読んでも、料理の作り方はざっくりな説明、もしくはそもそもない場合もあるので、作中に登場した料理の再現は難しいかと。
ただ主人公が食レポ上手なので、味はしっかり伝わるし、読んでいて大変お腹が空いた。

夫の不倫で専業主婦かつ子なしのところから離婚、仕事なしになってしまった主人公が、貴婦人レシピの調査に協力することで自分にあるものに気付いていくお話。
それは、彼女にとっても、彼女の「推し」に取っても救いになる話になったのが素敵だった。
作中に実在の漫画が多数登場するので、オタクとしては読みやすいし、歴史の話も分かりやすかった。
気に入ったエピソードがあれば、作中に登場した漫画を後追いすれば深掘りできる仕様という。
色々な意味でおいしい物語だった。

個人的には真里さんが最推し。
本当に素敵なおねえさまでした。
おねえさま、でいいのかな……うん、いいはず。

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2025年07月11日

Posted by ブクログ

貴婦人たちについて学べるのが面白かった

貧乏と貧困について考えたことがなかったからいいきっかけになった
自分自身仕事を辞めて専業主婦になったとき貧困になりかけていた
転勤先の知らない土地、夫以外誰とも繋がりのない生活に困惑してお金も時間もあっても楽しめない日々
だから意味がよくわかった
今はまた転勤して新たな場所で楽しく暮らせているからこの本にも出会えた
何かを捨てたらまた新たな素敵な出会いがあるのはその通りだと思う

メンタルを安定させるために
繋がり、承認、挑戦が重要であることも最近ようやくわかってきているところ

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

漫画家の正体は早いうちに分かったけど、真相は一枚上手だったので少しびっくり。
沢山の歴史上の女性たち「貴婦人」所以のメニューを食べたくてたまらなくなる。スープに手羽先に仔牛の頭まで。デザートもシンプルなものから手が込んでるものまで、物語の文章が美味しそう。
サラッと読めて、美食と漫画と歴史がマリアージュしたお話でした。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初読の作家さん。
貴婦人レシピ面白いし美味しそうでした。展開は予想着いたけどコンビだったとは…。
トサカって食べられるんですね。食べてみたい気がします。カレーも食べたくなる。開幕ってあるけど続くのかな?

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2025年07月31日

Posted by ブクログ

人生どん底の主人公がある歴史上の貴族女性たちが愛した料理を調査するライターのアシスタントをする事になり次第に気力を取り戻していくというストーリー的には珍しいものではないとは思う。マリー・アントワネット、ヴィクトリア女王、クレオパトラ、楊貴妃。歴史上の高名な女性たちは一体どんな料理を食べていたのか。味の想像はなかなか難しいけれど美味しそうで初めて知る事も多く興味深い。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

良くも悪くも予想通りの展開。
ストーリーとは関係のない部分だけど、漫画を読む人には分かるところは、漫画を読まない人には分かるのかな?

主人公が推してる漫画の元ネタ漫画はアレかなぁ…?と、妄想しながら読んだ。

こちらはあまりお店にない料理が殆どだったので、味の想像はできにくかった。
でも、美味しいんだろうなぁ というのは物凄く伝わる。

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2025年05月28日

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