【感想・ネタバレ】神楽坂つきみ茶屋 禁断の盃と絶品江戸レシピのレビュー

あらすじ

★★★★★講談社文庫、2021年最初の勝負作★★★★★


突然、事故死した両親に代わって、神楽坂の割烹「つきみ茶屋」を継ごうと決意する剣士。
幼馴染の翔太とワインバーへ改装しようと夢見るが、ある晩、翔太が代々伝わる“禁断の盃”で酒を飲んでしまう。
すると、豹変。

「おいおい、鮪の脂身なんざぁ、生で食ったら死ぬぜ!」

食べかけの大トロを窓から投げ捨て、見たこともない料理を作り出す。
これはまさか…江戸時代の料理!?

なんと、翔太に江戸時代の料理人・玄の魂が憑いてしまったらしい!
果たして翔太は元に戻れるのか?そして「つきみ茶屋」の行方は――。

面白さ、天下一品!笑って泣ける絶品グルメ小説第1弾!


※シリーズ第2巻は2021年5月発売予定

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Posted by ブクログ

面白かったです!民俗学とか興味があって、時代劇とかも好きで江戸の庶民の暮らしってどんな感じなのかなって常々思ってるのですが、「食」という面でその一部を知ることが出来て楽しかったです。文章も読みやすく、キャラクターたちも読み進めていくほど愛しくなってきます。
途中ハラハラするというか色々不安で心配にもなりましたが、読後感はとても良くて一安心。続刊も買おうと決めるくらいには満足感がありました。
剣士くんがご両親と交わした最後の言葉、創作物ではありがちな表現ではあるものの、とても大切なメッセージだと思います。昨日から今日、今日から明日へと毎日は地続きで、変わらず繰り返すけれど、いつか終焉を迎えるその日は五十年先か、明日なのか、誰にもわからない。どんな生き方をしてもきっと後悔はついて回るけれど、相手の存在を否定するような言葉だけは絶対に口にするべきではないと思いますし、改めてそう思いました。
怒ることも、ケンカすることもあっていいけど。相手に向けた最後の言葉が、やり取りが、それでいいの?って、たまに自分に言い聞かせたいです。ともすれば、明日が必ずやってくる保証などないことを、普通に生きている人はついつい忘れてしまうので。

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2023年11月16日

Posted by ブクログ

めちゃ面白かった! 老舗割烹の跡取り剣士と、元人気バーテンダーで幼馴染の翔太。2人でワインバーをしようとしていたら、翔太が江戸時代の料理人・玄さんの魂に憑かれてしまい、ワインバー計画がおかしな方向に動いていく。玄さんの江戸料理がとにかく美味しそうで、3人の関係性から目がはなせない。続きが楽しみ!

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2021年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

老舗割烹料理屋の息子、剣士は、幼なじみで同じく老舗の料亭の息子、翔太と一緒にワインバーの店を出そうとしていたが、ある日禁断の盃で酒を飲んだ翔太が170年くらい前に毒味と称して殺されたという玄に憑依されてしまう。
その後、眠る度に、翔太と玄が入れ代わって現れるが、剣士は次第に玄の作る江戸料理に惹かれるようになり、結局、翔太と一緒に出す筈だった店は江戸料理の店としてを始めることになった。

ストーリー展開が奇抜で面白く、料理の描写がなんともいえず美味しそう。
続編も読んでみたい。

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2022年03月30日

Posted by ブクログ

読書メーターさんの献本プレゼントでいただいた本。初読み作家さん。読みやすく、出てくる料理がどれも美味しそうで、どんどん読み進められる。(プロローグの『宙を飛ぶ本マグロの大トロ』ってタイトルからすでに美味しそうだった笑)序盤は翔太に憑依した玄さんが少し苦手だったけれど、物語が進むにつれて、一番好きなキャラクターに。この後3人の関係性、お店がどうなっていくのか…。気になることだらけなのですぐに2巻に突入!

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2021年11月07日

Posted by ブクログ

出てくる江戸料理も洋食も美味しそうだなと読みながら常に思いました。
これからの3人の関係性も気になりますね。

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2021年05月09日

Posted by ブクログ

料理屋の話だが、主人公は共同経営者である二人の20代男子、月見剣士と風間翔太。そして翔太に憑依する江戸時代の料理人・玄。女子店員不在というパターンは珍しいが、さらにタイムスリップも加わる。料理は江戸時代の料理をさらに現代風にアレンジしてある。読みやすかった。続編も読んでみよう。

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2024年09月17日

Posted by ブクログ

時代ワープ小説。気持ち良いストーリー展開で文章もリズムがありあっという間に読み終えてしまった。舞台がやや特殊であり、ちょっと距離を感じたかな。

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2024年07月13日

Posted by ブクログ

江戸料理を食べてみたくなりました!
毒見で死んだ玄さんは心残りしかないんだろうな~と、思いましたね。
ある日突然、自分の人生が終わってしまうなんて……
私だったら死んでも死にきれません!

玄さんの作る江戸料理美味しそうでした!
現代にも通じる料理もあるんですね!
江戸箱膳料理、食べてみたいです!
次作も読みます!

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2022年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何というか性癖にぶちささる設定に思わず買ってしまった。
スパダリの幼馴染(え、同居なん?)、和食、江戸、和装…作者の好みがよく分かるし激しく同意したい。
この巻より、この後の巻が読みたいと思ったので次巻に期待。

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2021年01月31日

Posted by ブクログ

翔太も剣士も実は料理に対して真剣。蛙の子は蛙ですね。気づかずに買ったけど、ビストロ三軒亭の作者の作品でした。

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2021年01月19日

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