あらすじ
★★★★★書店員さんから絶賛の声続々! 待望のシリーズ第2巻★★★★★
「つきみ茶屋」のオープンを間近に控え、準備を進めていた剣士と翔太。
そんな二人のもとに突然、桂子と名乗る女性が現れ、衝撃のひと言を発する。
「聞こえなかったの?もう一度言うわよ。お父さんの借金、今すぐ返してちょうだい」
なんと剣士の知らぬ間に、父は桂子に多額の借金をしていたらしい。
借金残り425万円、店にそんな余裕はない。
二人はなんとか期限を延ばしてもらうべく桂子に頼み込むと、“桂子を満足させる料理”を作ることを条件にされる。
セレブで、世界中の美食を味わい尽くしたという桂子。
そんな彼女を満足させる料理なんてこの世に存在するのだろうか。
そこに……
「おぃおぃおい! さっきからなんでぃ、怖気づきやがって。全部聞いてたぜ、夢の中でよ。とっとと勝負しやがれってんだ!」
翔太に憑いている江戸時代の料理人・玄が、翔太を押しのけ表に出てきて、勝手に条件を受けてしまう!
果たして、桂子を満足させる料理を二人(三人)は作れるのか!?
波乱万丈のシリーズ第二弾!
電子書籍には特典として鈴木次郎さんによるイラストが収録されています!
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Posted by ブクログ
さらなる面白さの第2弾。
借金取りのセレブおば様を料理で説得できるのか?との問題が決着したかと思いきや、翔太と剣士を思いやる玄がまさかの行動に!
そんか玄の男気に泣かされていると、意外な人物が意外な形で現れて次巻へ。
続きが気になって待ちきれません!
Posted by ブクログ
前巻を読んで「江戸時代の料理人が憑依した幼馴染みと共に2.5人で江戸料理を作る」という設定が面白かったので2巻も読んでみました。
今回は玄さんがちょっと行き過ぎてしまって「やり過ぎだ、これでは翔太が可哀想」と思ったのだけど、玄さんが決して何も考えていないわけではないこと、剣士の翔太と玄さんそれぞれへの情が見えてよかったです。
玄さんのキャラクターは相当暴走気味だし、自分の体で好き勝手される翔太からしたらたまったものではないけれど、カッとしたら行動してしまうというのも短気な江戸っ子らしいといえばらしいので、翔太の寛容さと侠気のおかげで何とか許容範囲。
翔太の恐怖心は相当なものだろうに、剣士のため、玄さんのためを想えるその優しさが好き。反面、父親に対してはあまりに意固地過ぎて、どんなに頼りになって懐の広い男でも決して完璧な人間ではないのだというところが面白い。とはいえフィクションである以上、この先家族関係が改善されて最終的にハッピーエンドに収まってくれたら嬉しいなと期待しています。
続刊へと続く形で話が終わったので、とりあえず次の巻も読みたいところ。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目はプロローグのタイトルにまずハラハラ。『ピンチを招く美食家の女性』ってどういうこと!?と思ったら、父親の借金が判明して一括返済を迫られるという…。どうなるのかが気になって、(やっぱり料理も美味しそうで笑)一気に読んでしまった。終盤まさかの展開。そして続きが気になる終わり方…。早く3巻読もう!
Posted by ブクログ
今回は、剣士の父が残した借金400万円の貸主に、料理を振る舞い、借金の返済期限を延ばしてもらう。
紆余曲折あって、解決。
しかし、玄が翔太を眠らせて、出てくるようになり、翔太が怖くなる。剣士は、玄を盃に閉じ込めたくなったら、翔太の判断で、決めてと。
2人の気持ちを察して、盃に閉じこもる玄。
その直後、剣士の従姉妹の桃が、やってくるが…なんと、玄の恋人、雪か憑依していた!
次の巻へ…