あらすじ
★★★★★講談社文庫、2021年最初の勝負作★★★★★
突然、事故死した両親に代わって、神楽坂の割烹「つきみ茶屋」を継ごうと決意する剣士。
幼馴染の翔太とワインバーへ改装しようと夢見るが、ある晩、翔太が代々伝わる“禁断の盃”で酒を飲んでしまう。
すると、豹変。
「おいおい、鮪の脂身なんざぁ、生で食ったら死ぬぜ!」
食べかけの大トロを窓から投げ捨て、見たこともない料理を作り出す。
これはまさか…江戸時代の料理!?
なんと、翔太に江戸時代の料理人・玄の魂が憑いてしまったらしい!
果たして翔太は元に戻れるのか?そして「つきみ茶屋」の行方は――。
面白さ、天下一品!笑って泣ける絶品グルメ小説第1弾!
※シリーズ第2巻は2021年5月発売予定
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Posted by ブクログ
老舗割烹料理屋の息子、剣士は、幼なじみで同じく老舗の料亭の息子、翔太と一緒にワインバーの店を出そうとしていたが、ある日禁断の盃で酒を飲んだ翔太が170年くらい前に毒味と称して殺されたという玄に憑依されてしまう。
その後、眠る度に、翔太と玄が入れ代わって現れるが、剣士は次第に玄の作る江戸料理に惹かれるようになり、結局、翔太と一緒に出す筈だった店は江戸料理の店としてを始めることになった。
ストーリー展開が奇抜で面白く、料理の描写がなんともいえず美味しそう。
続編も読んでみたい。