矢野徹のレビュー一覧

  • 月は無慈悲な夜の女王

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    どこかしこにおすすめされているSF小説
    とにかく難しい。思ったより読むのに時間がかかった。
    でも、60年も前に、今の時代や近い未来に本当に存在するような世界の細かい設定やユーモアのある登場人物達を組み立てるハインラインさん、単純に凄げえと思った。

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    2024年08月21日
  • 月は無慈悲な夜の女王

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    犯罪者を月に追放するようになった未来
    刑期を終えた犯罪者は、地球の1/6の重力で体が弱るため、月に留まり地球との不平等な貿易をするしかなかった。
    そんな月の人々が、月の社会全体を管制するAIを味方につけて、地球に反旗を翻す的な物語。
    AIがユーモラスなキャラクターで魅力的で、ChatGPTもこのくらい気の利いた受け答えが出来ればと思わずにはいられなかった

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    2024年04月03日
  • The Vagabond 流浪者たちの肖像#1 カムイの剣

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    ネタバレ

    冒険小説、そしてびビルドゥングスロマンの秀作。

    時は幕末から明治にかけて、題名からも分かるように蝦夷地を主要舞台にアメリカでも忍者同士の死闘が繰り広げられる。復讐劇、宝探し、国際謀略にラヴロマンスと、これでもかのてんこ盛り。

    歴史上名高い偉人も複数登場して楽しめます。

    宿敵天海との対決は、"おいおいホントかい"と思うところもあるが、敵としての強さが半端でない分次郎への肩入れの気持ちも強くなります。

    天海を倒してのちの展開がかなり弱いのが、本書の弱点であるように感じる。むしろ天海を倒すまでを少し端折って、その後の本書では描かれていない次郎の活躍を読みたかった。分量は2

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    2023年07月08日
  • 月は無慈悲な夜の女王

    ネタバレ 購入済み

    表紙とタイトルに惹かれて読み始めたものの、訳に馴染めなくて再挑戦。
    教授やマヌエルが繰り広げる政治的な駆け引き、宇宙船も水爆も持たない月世界が如何にして地球と戦うか、最後までドキドキしながら楽しめた。
    特にマイクが何でもこなしちゃうのに驚き、それにもまして根っこは子どものままのマイクであるのが頗る魅力的。ラストがあまりあっさりしてるのが拍子抜けだけど、このゆるい感じがマヌエルらしい。タンスターフル。

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    2021年01月16日
  • 動乱2100 未来史3

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    未来史3巻のなかでのこの巻は正直あまりものという感じでフォローし難い
    のちの作品につながる習作の印象

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    2019年01月08日
  • ウィザードリィ日記

    購入済み

    矢野徹の『ウィザードリィ日記』が電子書籍で読める日がくるとはなあ。他の人がレビューで酷評してるのが気になるけど・・・小説の方は意外に古さを感じないものですが、エッセイとかだと違うんでしょうか。いやいや、著者は晩年で、僕は青年期に同じ時代を共有した(というか同じゲームにはまってた)わけだから、きっと今読んでも楽しめるはず。僕の場合は、この本がきっかけでウィザードリィをプレイしたわけだし。

    と信じて読み始めましたが、結果として後悔はしてません。そしてきっと、この本を読んだ後で『ダンジョン飯』を読めば、さらに面白さがアップします。なにより、今や王道になった迷宮探索型ゲームにハマった人なら誰もが

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    2018年12月16日
  • 動乱2100 未来史3

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    久しぶりに見かけたので拾い読みしだしたらはまってしまって、結局読み終わってしまった。出たときに買って読んだ本だから、27年前!? すっかり内容は忘れていました。でも1930年代に書かれた物語なのに、古臭くないのはおどろき。

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    2018年10月10日
  • メトセラの子ら

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    ハインラインらしい前向きというか、能天気というか、でも、結構好きだったりする。でも、この話が1941年に発表されたというのは、驚き。コンピュータじゃなくて、計算尺がでてくるところがご愛嬌。

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    2018年10月10日
  • ロボット

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    少し古めかしいか

    短編ということで、話はハイペースで進むし、回りくどい展開もないのですんなり読めたが、後半は少しあっさりしすぎに感じた。フライデーが完成してからもう一波乱あれば盛り上がったかも。ハインラインの訳をやられていただけあってその時代の作者なので、それなりに文章は古めかしい感じはしたが、読みづらくはなかった。なかなか楽しく読めた。他の作品も読んでみたい。

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    2017年12月13日
  • メトセラの子ら

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    ハイライン ラザロス・ロング物のオープニング   
    表紙(旧)6点岩淵 慶造
    展開   7点1958年著作
    文章   6点
    内容 651点
    合計 670点

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    2014年11月12日
  • 愛に時間を 1

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    SFの巨匠、ロバート・A・ハインラインの哲学・価値観が詰まった作品。
    4000年を生きる長命種の長老「ラザルス・ロング」の送った、幾つもの人生を通じて、作者の考えや想いを描いている。

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    2014年11月03日
  • メトセラの子ら

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    だいぶ間を空けながら読んでたから前半部分は正直印象に残ってないかな。
    中盤あたりまではダラダラとあんまり話が進まずに動きがなかったから、ちょっと読んでて辛かった。
    後半の宇宙に出てからようやく面白くなってきた感じだったので、辛抱強く読んでいく必要あり。
    違う惑星を見つけてからが本番。でも前半もしっかりと読んでないと、ただ宇宙を冒険しただけの話で終わってしまうから、前半も大事ではある。

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    2014年03月10日
  • 宇宙の戦士

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    実はこれはハインラインにはまって読みあさってた頃より、少しあとになって読んだものです。
    でもって、メカニカルな部分がいまいちついていけずに、一度は投げ出した本。

    あとで読み直してみればメカニカルというほどのことはなく、人間がきっちりと描かれていたりの、好物SFだったので、最初に読んだときはなぜそんな印象になっちゃったのか思い返しても不思議です。

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    2013年11月02日
  • デリラと宇宙野郎たち 未来史1

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    未来史と呼ばれるシリーズには属していますが
    シリーズというよりは独立したひとつの作品かな。

    ハインラインの作品は
    なんとなく日本人にはユーモアの観点で
    ?となるタイプかもしれません。
    でも、人をメインとして書いているその作品は
    時に宇宙ロマンを抱いた男の壮大な記録なんかも
    描ききります。「月を売った男」がまさにそう。

    ちなみに表題作は
    ユーモアSFです。
    タイトルにだまされちゃうと思います。

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    2013年08月28日
  • 宇宙の戦士

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    [作品]
    1959年発表。

    アメリカSF界の大御所 ロバート・A・ハインライン 著

    1960年ヒューゴ賞受賞。

    1967年出版。 早川書房。

    矢野 徹 訳

    [内容・あらすじ]
    人類が惑星を行き来できるほどの技術を持つようになった少し遠い未来。人類は昆虫型の異星人と戦争状態にあった。本作は、その中で軍人であり機動歩兵と呼ばれる陸戦兵器の乗り手である主人公の活躍を描いた物語である。


    本作で物語の中核の一つである機動歩兵は、国民的な人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する兵器モビルスーツの元ネタといわれている。また、ガンダムとは別に本作を原作にバンダイが製作したアニメが存在する。

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    2013年06月22日
  • 宇宙の戦士

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    発表当時帝国主義、教条主義云々で物議をかもした作品ですが、40年たった今では、暴力が平和維持には不可欠であるという世界観の中のビルドゥングスロマンとして、肩の力をぬいて読むことができるでしょう。映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の原作であり、機動戦士ガンダムの元ネタでもあります。

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    2013年05月05日
  • 宇宙の戦士

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    ハインラインを代表する本書は、ヒューゴー賞受賞の問題作。
    問題作でも面白いんだ。

    物語は、蜘蛛に似た宇宙生物との戦争下、地球連邦軍に入隊した主人公が徹底的な訓練と実戦を経て、一人前の機動歩兵に成長するというもの。
    一見すると、異星人との熱いバトル小説なのかと思いきや、戦闘の描写はほんの一握りで、訓練や軍務を通じての主人公のモノローグが残りの中心です。
    このモノローグによって、主人公がいかに一人前の軍人に成長していくかが解ります。そして、主人公の成長に一役買うのが、歴史哲学教師であるデュボア退役中佐。この教師自体は著者の代弁者とみるのが適当であって、その代弁者が軍国主義、戦争や暴力を肯定しまく

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    2013年01月02日
  • 宇宙の戦士

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    映画スターシップ・トルーパーズの原作。知り合いの人からこの作品ができた背景を聞いて、熱血漢溢れるこのストーリーに納得。そこから映画ができた話を聞いて、さらになるほど。時代背景を含めて読むとそれはそれは面白い。

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    2012年12月30日
  • 宇宙の戦士

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    「月は無慈悲な夜の女王」とともにガンダムの元ネタということで遅ればせながら読んでみた。

    タイトルからもっと戦闘シーンの多い内容なのだろうと予想していたが、そうではなかった。

    メインはむしろ主人公の青年が軍隊経験を通じて大人に成長していくその道のりであって、戦争は厳しい社会の暗喩として描かれていたように思う。

    戦争シーンの生々しく過酷な描写が意図的に避けられているので肩透かしを食らった感のある読者もいるだろうが、僕はエンターテイメントとして高いレベルで完成された、熱い青春物語としてとても楽しく読んだ。

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    2012年10月18日
  • 宇宙の戦士

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    ネタバレ

    1人の志願兵時代から引退までの物語。
    まあ軍隊ってこういうものだよねとは思うし、色々考えさせられる。
    物語は、つまらなくは無いけど、盛り上がりはあまりなく淡々と進む。

    あと、1966年にパワードスーツを想像していたことは凄い。

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    2012年05月25日