あらすじ
猛烈な嵐の中、太平洋上で乗っていた船が突然まっぷたつに裂け、少年ジョウは数人のクルーとともに近くの無人島に緊急上陸した。だが、上陸した仲間は、ひとり死に、ふたり死に、ジョウは最後にひとりぼっちで残されてしまったのだった。そんなときジョウが、船の残骸から発見したのは、「完全自動式思考・作業ロボット」の精巧な組み立てキットだった。ジョウは、ロボットの組み立てに夢中になったのだが……。無人島に少年とロボット――。孤独に耐えて生き抜く、ロマンチックで勇敢な冒険物語。『孤島ひとりぼっち』収録の同名短編を長編化した作品。
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Posted by ブクログ
無人島。
漂流した子供。
たまたま詰み荷にあった、ありとあらゆることを知っていて人間に尽くしてくれる高性能ロボットの部品。
設定がいいよね。すごくよかった。文体も読みやすくて。
中高生くらいで読むといいかもしれない。もしくは子どもと接する大人が読むといいかもしれない。
子どもは孤独だもの。それは一生懸命ロボット作りますよ。
一生懸命作られたロボット、そりゃあもう尽くしますよ。
でもって最後はぼろぼろ泣きました。
いい話だから読んで。
少し古めかしいか
短編ということで、話はハイペースで進むし、回りくどい展開もないのですんなり読めたが、後半は少しあっさりしすぎに感じた。フライデーが完成してからもう一波乱あれば盛り上がったかも。ハインラインの訳をやられていただけあってその時代の作者なので、それなりに文章は古めかしい感じはしたが、読みづらくはなかった。なかなか楽しく読めた。他の作品も読んでみたい。