黒星紅白のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“「さあて、ここからがホントの部活の始まりよ」
茶子先生のそんな言葉。
「確かに」
「そうですね」
静と犬山が言って、
「…………」
木乃は今すぐ全力ダッシュで逃げ出したい衝動に駆られましたが――、
「むう……」
さすがに目の前に、飲み終えた美味しいお茶のカップと、食べに食べた十個分のケーキの包み紙が山になっているのを見て、自重しました。食べ物の恩義だけは忘れない。
三人の部員が、茶子先生の次の言葉を待ちます。
「みんなには、これから気合を入れてやってもらいたいことがあります」
先生、いつになく真剣な顔です。
ひょっとして、十年ほど前にベストセラーになった小説みたいに、お互いに、最後の一人にな -
Posted by ブクログ
とりあえず挿絵感想ー!(笑)
「嫌いな国」と「凄い国」の口絵が、ぷちアールヌーヴォー風(植物の感じが)よかった!
キノがずっと伸びて伸びていっていて、ムネも当初の挿絵よりふくらんでおりちょっとナンだ!
相棒さんの背っていつ見ても低く見えないぜ!
以上!
内容感想!
とりあえず百年後に(以下略)はよかった。
確かにアレがユーモアでなく普通に読まれる日がきてもおかしくないんだな~と思ったら、なんだか感慨深かった。
ipadも出来て、電子書籍化とかアリアリですものね~。
あと十巻よりは面白かった!
ちゃんと短編だし。長編じゃないから好きってのもあるので(合間時間に読める)前回みたいに長編入れられる -
Posted by ブクログ
“ステラが段を展開する。最初の段には、色々な具を挟んだサンドイッチが、二段目にはグリルで焼いた鶏肉と茹で野菜が、三段目には、サクランボや葡萄など、フルーツがたっぷりと入っていた。
「おお!美味そう」
ラリーが、一瞬だけ周りの目を忘れて素直な感想を漏らす。料理はすべて、まるでプロが作ったようかのような出来映えだった。
「作ったの?ステラが?」
「はい……。料理は……、得意です……」
「美味しそうだ!食べよう!」
「はい……」
快活なラリーの大声がさらに大勢の注目を集める中、二人はステラが用意していたお絞りで手を拭いて、
「では、サンドイッチから――」
ラリーが手を伸ばそうとして、先にステラの小さ