黒星紅白のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「育てる国」、「飲酒運転の国」、「血液型の国」は、社会問題や文化への風刺・皮肉がきいていて面白かった。
現実の飲酒運転の規制が緩いのも、この国と同じくらい馬鹿げたことなんだけどなぁ。
「死人達の国」は、相変わらずの発想のおもしろさ。
ゾンビで溢れた国の殲滅作戦に参加するキノ。
掃討が完了し、歓声に沸く人々の中で、ゾンビに襲われかけた兵士が一言。
「人類の敗北だ。」
果たしてそれはどういう意味か?というお話。
実際、ゾンビの真実がああだったら、私はどうするだろうか。
「恋文の国」は、喜びと悲しみを綯い交ぜにた感じが「キノの旅」っぽい。
しかし、前巻に始まった「フォト」のシリーズは、おもしろいことはおもしろいのだが、「キノ旅」らしさはない。
別作品にするべきというほどではないが、なんとなく違和感を感じる。 -
Posted by ブクログ
「ゲームデザイナー、性悪だな」
「同意します。面目次第もありません」
フルダイブバーチャルリアリティでサバイバルゲームをする、ソードアートオンライン派生ライトノベル、第10巻。
今まではだいたいチーム戦で人間同士ドンパチしてましたが、今回はイベントバトルで大量のモンスターと戦ったりロボット兵と戦ったりメカドラゴンと戦ったり。
ステージごとの謎解きが見どころです。
このシリーズの面白ポイントといえば、キャラクターたちがみんな、終始本気で遊んでいる、というところです。
所詮はゲームの中のお話。デスゲームでもなんでもない、勝っても負けても特に何があるわけでもない、でもだからこそ全力で遊んでいるところを見ているだけで楽しい。
そういう小説です。TRPGリプレイみたいですね。
いろんな銃が出てきて、書いてる作者が楽しそうです。 -
Posted by ブクログ
「まあ、いきなり4巻から買う人は……、それ以外の人よりは少ないだろう」
思いっきり「少ない」人になってしまいました、学園キノ4巻。
1~3には手も触れずに読んでしまいましたがまったく支障ありませんでした!
言わずと知れた
フローム・マイ・コールド!――デーッド、ハーンズ!」
と言いながら変身する魔女っ子モノのような何かです!
いや懐かしい感じす。15年くらい前のライトノベルにはこんなのが溢れていました。
内容も教訓もなく、ただノリが良いというだけの本が。
携帯小説に文句を言えないようなのが沢山ありました。
この作品は確信犯(誤用のほう)でやりたい放題やっているわけですが。
これはこれでありだよなあと思う三十路です。 -
Posted by ブクログ
「知らなければ、それまでですよ」
グロ系風刺寓話的旅モノ連作短編シリーズ、キノの旅。
衝撃的だった第1巻から年月重ねて14冊目。
変わらず旅を続けるキノとエルメスとは違って、読者のほうはいつの間にか遠くへやってきたものです。
収録作は、
朝日の中で・b the Dawn・b
情操教育の国 Do What We say!
呟きの国 My Daily Life
規制の国 Unreal Young Man
開運の国 The Fifth "C", Cozenage
遺作の国 Write or Die
亡国の国 Self-destruction
結婚の国 Testament
寄生虫の国 Cure
差別をする国 We Are NOT Like Us.
正しい国 WAR=We Are Right!
卑怯者の国 Toss-up
朝日の中で・a the Dawn・a
どこから読んでも大丈夫。
人の世の情と無常を感じたい年頃のあたなへ。
「諦めません。親にばれても大騒ぎされても絶対。あたしこの仕事好きだし」 -
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「セロン君は、私を好きだと思いますか?」
という、メグとセロンⅦ、最終巻。概ね大団円?
大変楽しめました。
メグの混乱ぶりが可愛いです。
部員たちの信頼してる感と、見守り様が好きです。
予測を外れるような展開にはならない安心感がこのシリーズのいいところです。
そしていい人ばっかり出てくるようでいて、スパイスの様に悪人が登場します。
結局、後のシリーズほど巻数が多いという事になってしまってますね。
こうなるならアリソンももうちょっとやってくれても良かったのに…と思ってしまうのはファン故か。
ちょっとあっさり終わってしまったような感があって物足りないけれど、
来年には「アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロン(仮題)」があるのでそちらを期待して待つことにしましょう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「今の香蓮さんと……、GGOの中でのレンと……、どっちが本当のあなた?」
上中下巻の下巻、VS西山田炎チーム戦の決着。
どうもいつまで経っても読み終わらないなと思ったら550ページもあった。
電子書籍ってその辺り物理量で分からないから面白い。
今回も撃ったり撃ったり蹴ったり殴ったり噛みついたり大変バイオレンスで、ようございました。馬にも乗ったし汽車にも乗ったし、ラストバトルがショッピングモールの屋内戦で、毎回趣向が違うのも楽しい。延々9冊、似たような武器と似たようなキャラクターたちで同じようなバトルしてても飽きないのは偉いな~。
このへん、ワールドトリガーのランク戦と通じる所もちょっとあるかもしれない。
でも1点、ファイアとのオチはもうちょっとnotあっさりでも良かったな~。
てっきり今後もまとわりつくライバル的なキャラになるかと思っていたのに。
次は全日本マシンガンラバーズの連中がもっともっと撃ちまくって大活躍してくれるといいな。 -
Posted by ブクログ
衝撃の首絞めシーンから始まり、そこから平行して、「僕」が作家になった過程を語るという、一風変わった語り口の物語である。「なぜ首を絞められているのか」という大きな謎を中核に据えたまま、上巻は特にその辺りに触れずに進むため、物語としてはあまり面白くはない。ただし、主人公の作家になるまでの話は面白く、電撃文庫の内情も垣間見えてメタフィクションのような体裁になっている。キャラクターも極端に少なく、作家である主人公と、声優のヒロイン似鳥しか現れない。上巻の時点では書き割りめいた印象ではあるが、ヒロインはやや謎めいていて、安易に全てを出さないのは良かった。上巻では判断はできず、感想は下巻に持ち越しとなるだろう。
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Posted by ブクログ
「アリソン」の続編シリーズで、アリソンとヴィルの娘のリリアと、ベネディクトとフィオナの息子のトレイズが主人公の物語です。
リリアに恋心を寄せるトレイズは、親ゆずりの一途さを持つ健気な男の子です。個人的には、朴念仁のヴィルよりもトレイズの方が魅力的な少年に感じます。一方リリアは、アリソンに似た勝気な男の子ですが、どこか抜けたところのあるアリソンとはちがい、ヴィルを思わせるようなしっかりしたところがあります。朝が弱いアリソンを起こすのも彼女の役目です。
ストーリーは、トルカシア国のラーチカへ旅行に出かけた二人が遊覧飛行を楽しんでいる最中に、ある事件に巻き込まれるというものです。まだ事件の全貌は明らかではないのですが、観光客の現象にあえぐラーチカの人びとや、貧困から犯罪に手を染める子どもたちを保護し、「導師様」と人びとから称えられるモルソーという男との出会いがえがかれています。この辺の叙述は、ちょっと「キノの冒険」に似ているようにも感じました。