黒星紅白のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“オークションが終わってしばらくして、フォトの銀行口座に、税金と手数料をさっ引いた金額が一気に振り込まれた。
オレはこの国の物価をいろいろ調べておいたから分かったが、なかなかに笑える額だった。
ぶっちゃけると、フォトはこの先十年は余裕で遊んで暮らせる。慎ましく生きれば、三十年だな。
「そんなのはイヤ!遊んでばかりいて、いいことなんて何もない!」
フォトは本気で怒っていた。
「使わなければいいだけだろ?」
「じゃあ——、寄付する!どこに連絡すればいいの?」
「バカヤメロ!まあ、落ち着け。使い道なんてのはこれから考えればいい。いいな、勝手に使うなよ!えっと……、ほらあれだ、これはオレとお前とで稼いだ金だろ?自分一人で使い道を決めるな。オレも、勝手には使わないから。必ず話し合って相談して決める。それでどうよ」
この言葉で、フォトはやっと納得してくれた。
ああ、疲れた。”[P.159]
あとがきが見つからない。おしながきだけなのかな。しかしなんて美味そうなんだ。
奴隷ちゃんが元気そうで何より。
簪で髪上げてるのも可愛いけど髪下ろしてるところが見たいなぁって思ったけど、もしかして学園キノ5の最後のカメラの女の子、フォトちゃんかな。
ソウの面倒見の良さが良いなぁ。
裏のネガは今までの表紙っぽいね。
「見つけてしまった国」
温泉。
「白い国」
繁殖し続ける貝。
「戦って死ぬということ・a,b」
シズと陸とティー。洗脳薬。
「ケダモノの国」
師匠と弟子。巡業一家とその熊。
「マニアの国」
パースエイダーマニア。
「過去のある国」
敷き詰まった嘘の過去。
「フォトの日々」
フォトとソウ。
「ジャーナリストの国」
キノ(初代)のことだよなぁ。
「犯人のいる国」
双子三つ子。
“音が止むのと、
「はっ!無茶苦茶やるね!ポリの野郎じゃないよね!やっぱり旅人さんだよね!とうとうこんな所まで来るとはね!」
興奮した、そしてどこか楽しそうな男の声が聞こえるのは同時だった。
「招待した覚えはないよっ!」
男の声は近い所から聞こえるが、角に隠れているらしく、少しだけ響いて聞こえた。キノは『カノン』を撃たずに、蹴り飛ばしたドアの脇にしゃがんだ。
そして、暗闇に向けて返事をする。
「はい、今日は。上にいた人に無理を言って、入れてもらいましたよ」
「またまた。どうせ脅したんだろ?非道い奴ですね君は!」
「よく似たお兄さんでしたよ?それとも弟さん?」
「ははっ!君はさすがに旅人だね!この国のバカ共とは違う!」
「やっぱりね。——そのパースエイダー、返してもらいます」
「ダメだね。これからもっともっと人を殺すのに使うんだから」
「もう、弾がないでしょうに」
「…………。なんで分かるんだよ!」
「自分のですから」
「…………」
金属音がして、何かがレンガの上をガタガタと滑ってきた。その音はキノの脇を通り越して、地下室通路の壁に当たって止まった。
「ほら、返したよ!」
「ご返却どうも。しかし、もう少し大切に扱ってもらえませんか?」
「うるさい!人殺しの道具なんだからそれでいいだろう!この人殺しっ!」
「えっと、笑えばいいんですか?それとも、怒れば?」”[P.255] -
Posted by ブクログ
本当に5分も掛からず読み終えてしまった。
「ばけもの」 経験は一番の味方
「らぶれたー」 あなたがいればそこは楽園
「くすりはひとつ」
薬をちょうど半分にして、二人に飲ませる。誰にでもチャンスはあるべきだと思うから。でも、この村長さんの立場に立たされたくはない。
「しんしのはなし」 コンプレックスのはなし
「はな」 花をつぶして作った場所に花を植える
「やりたいこと」 思い立ったが吉日。なんでもやっちゃいなよ。
「ぶき」 持つ人も持たない人もそれぞれの理由がある
「あなたのいるばしょ」 ここにいるの?ホントにいるの?
「りゆう」 もう少しだけここにいるね
「かべ」 不合理な思いこみを崩すのは案外簡単
「べっど」
この女の子超クール
「さくせす」 みんな特別でありありふれている
「たびびと」 今いる場所で感じることを感じ尽くして
「けいけん」 全ては自分で決めること。言い訳無用
「みため」 だけじゃわからないこと
「きょうのできごと」 人は基本的に無関心
「しんあいなるあなたへ」 天国のあなた宛に
「まほうつかい」
別の誰かになろうとしなくても、あなたはあなただ。 -
Posted by ブクログ
“「なんだか分からないけどチャンスだよ!木乃!変身だ!」
エルメスがすかざす叫びました。
木乃もすかさず叫びます。
「うわああああ!私のドーナツが埃まみれっ!どおうしてくれるんだこのボケ!こらあ!そこのヘリ!降りてこい!ドーナツ弁償しろっ!今すぐ!」
「木乃っ!いいから変身!今すぐ!なう!」
エルメスだって、怒るときは怒ります。
「しょうがないなあ......。ごめんね、ちゃんと食べてあげられなくて......、ごめんね」
土埃の中でドーナツを諦めた木乃、それをドーナツ箱の前に静かに、まるで亡骸を横たえるように置いて(洗えばまだ食べられるかもしれないし)、右手を腰のホルスターに。
しゅばっ!と抜いたのは、そこに入っていた、一丁のリボルバーのモデルガン。親指でハンマーをカチリと上げて、右手を高々と突き上げて、左手は腰に、右足は少し曲げて、
「”フローム・マーイ・コールド!——デーッド・ハーンズ!ドー・ナツノウ・ラミー!ワス・レルカーッ!」
木乃が変身の叫び。なんかちょっといつもと違うけど。
同時に右手の人差し指に力が入り、ぱぽん、とモデルガンのキャップ火薬が小さな火花を散らしました。
光が、木乃を包みます。
来ていたジャージがはじけ飛んで、まるでベルトとホルスターだけ見に纏った全裸のような怪しいシルエット。詳しくは描かないから、何度一時停止しても無駄だよ。”
今回も面白かったー。
そして料理がおいしそう。
エリアス君格好いい。
“「遠慮しないでー!」
自身も二つめを食べている茶子先生に手渡されたのは、実に五つめの重箱。木乃の八つには負けてますが、それにしてもすごい量を食べきっています。まだ食べます。
「あ、ありがとうございます......」
受け取ったエリアス、食べる食べる。
沙羅はもうエリアスの大食いには慣れたので、何も言いません。朝もガッツリ食べてますしね。
夢中で食べていたエリアスが、
「......ん?」
ふと、自分の横顔を見つめる歌姫の笑顔に気づいて、
「.........」
その頬を赤くして、
「うふふ」
沙羅も、楽しそうに微笑みました。
イチャイチャカップルのその後ろで、
「せんせー!もういっちょお代わりー!」
主役が楽しそうに叫んでました。
この主人公に、春はまだ遠い。”