汐見夏衛のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
温かい話だった。
私は、もともと食が細い。子どもの頃は本当に食事が苦痛だった。
年頃になると過度なダイエットと勘違いされて面倒なので必死に食べた。中高生の頃はそれなりに食べれるようになったが、それは努力の上にあった。
痩せてるけどちゃんと食べる…は好感度高い。が、痩せてて食が細い…はみんな必死に食べさせようとする。食が細い悩みは、ほとんどの人に羨ましい悩み、贅沢な悩みに変換されてしまう。
食べることは生きること。
でも、食べれないことも受け入れてくれる、そんな温かい本だった。
いつも給食を半分以上残していた私にとって、今この瞬間も餓死しているアフリカの子どもたち…と学校での授業やテレビ番組は私を苦しめた。食べられない罪悪感。恵まれているのに罰当たり。完食することの美学に反するマナー違反。わがまま。
第5回公認心理師の国家試験で出た、「痩せたい」から食べないわけではない摂食障害に関する出題。専門家の中でも摂食障害は痩せたい人のもの…と思われがちだが、そこに一石を投じる良問だった。
食に対する意識が少しずつ変わってきているように感じる。それとも生きやすくなったのは大人になったからだろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレJKが今まで一番感動しました!と勧めてくれた本。
汐見さん人気だよね~。
汐見さんの本は、若すぎる、、、って思っていたけれど読んでみよっと♪
そして、ちょこっとウルッとしながら読み終わって(10代だったら号泣!だったな)あとがきを読んでビックリ!!
勝手に男性の作者だと思っていたけれど、産後に初めて書きました、って呼んで女性だったのか!!と。主人公の女子の感じが男性から見た描写の様に思っていたけれど、違ったんですねー。と一人で納得。
いつか子どもが成長して、何か悩んだり、つらい思いをしたり、壁にぶつかったりした時に読んで欲しいと思って書いた作品らしい。
“そんな時、何とか悩みを乗り越え泣きわめきながらでも苦しみを吞み込んで生き抜く強さを、人は身に付けていかなきゃいけないんだと、この頃よく思います。”
親の想いだなぁ~。
なんだかんだで汐見さん4冊目。
純粋な彼女のような本デシタ。 -
無料版購入済み
人魚姫伝説
原作のラノベとそれのコミカライズ版をセットにした作品である。このように並べてみるとコミカライズする際にどこをどのように省略しているかがわかって面白い。風景や背景や登場人物の表情などは、「絵」のほうが端的に表現できるので文字としては当然省略されている。
ストーリーは人魚姫伝説を下敷きとして構成されている。ところどころに人魚姫伝説を思わせるセリフが出てくる所が良い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレコロナ禍になり、日本では誰もがマスクを
はめるようになった。
それ以前に書かれた小説だが、
心理的なマスク依存症。
17歳と言う多感な頃の女子にはある事だろう。
マスクは確かに顔半分、顔の輪郭、歯並び、表情も隠せる。
中高年になると化粧を怠けて紫外線対策にも使えて便利だ。
今となれば、マスクを外さなくなった人も
多いので、、依存症と揶揄される事も
ない。
多感な頃に他人に嫌われないようにと
協調性を重んじる事も悪い事ではない。
しかし、、出来れば誰だって正直に生きても他人に嫌われたりしないで自由に発言出来た方が良い。
優等生で自分を隠す少女「茜」
自由奔放に発言行動する少年「青磁」
この色のついた名前は、中盤から
美術の色彩になぞられる。
心模様と空模様、
心の変化を色で表現される描写は
読者の想像力を掻き立てる。
この本に感動する人は色について
多少の知識が必要だし、心の若さも
必要だと感じた。
それにしても、青春は何故こうも
眩しいのだろう。
夜明けの朝日を一緒に見たい人を
イメージしながら読むのも良いかも
しれない。 -
Posted by ブクログ
~あらすじ~
夏休みも終わり新学期を迎えた高1の光夏。六月の”ある日”以来ずっとクラス中に無視され、息を
殺しながら学校生活を送っていた。誰からも存在
を認められない日々に耐えていたある日、幼馴染
の千秋と再開する。失望されたくないと最初は辛い
思いを隠そうとするが、彼の優しさに触れるうち、葛藤を打ち明ける光夏。思い切って前に進もうと
決心するが、光夏は衝撃のある真実に気づき…。
全ての真実を知ったとき、彼女に優しい光が
降り注ぐ___。
✎︎______________
展開の振り幅(?)が大きすぎて頭が追いつかなく
なります。そんなファンタジーを含めた感動作品
です。