島本和彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1巻で完結した前作と違い、この作品は13巻まで続いた。漫画業界の内実を描くという基本の部分は抑えてあり、炎尾燃=島本和彦という部分においては「そう思いたければ思いやがれ」と開き直っている感がある。また、同業者の漫画家も描いてあり、「うしおととら」「からくりサーカス」の藤田和日朗をモデルにしたキャラを炎尾燃のライバルとして何度も登場させる。藤田自身、情感のこもった熱さのある作風なので似通ったところがありライバルに設定するのは分からないではないんだが・・・。因みにそのキャラだけは藤田自身の画風をそっくりに真似て描いてあって、無意味に彼の作品の名場面を再現したりと遊びまくっていて笑える
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Posted by ブクログ
島本和彦さんの作品は
『アオイホノヲ』しか読んだことがありません。
自伝的な漫画だと思うのですが、
独特な熱さ…暑苦しさとダメさ加減がハマって、
すごく印象に残る漫画。
あの作品で、庵野秀明さんや岡田斗司夫さん、
ガイナックスやらダイコンフィルムやら、
あの辺りの時代や世界のことを、
知るきっかけになった作品でした。
さて、この『締切とたたかえ』
新刊コーナーで著者名だけ見て即買い。
還暦過ぎの漫画家が、
若い世代に送る持論の炸裂です。
『締切』とは、漫画の原稿の締切だけでなく、
人生の中での様々な締め切りのこと。
例えば私だと、
「子どもを抱っこできた最後の日」や、
「彼女と寝た最後の夜」 -
Posted by ブクログ
何気に島本和彦作品を読むのは初めてだったりする。それが藤田和日郎と共演というか競作のような形で連載始まった「ヴァンパイドル滾」というのは、奇縁なのかしら。
読んだことはないけど、周囲からこんな作風ということは伝わってくるので、いつの間にか知ったような気になっていた作家さんです。
1話のオーディションに落ちた際の滾を見た翼が思わず感じたもの。
「悔しい!悔しいけど確かに自分の負けだ!」
「だが勝ったと思うなよ!次を観てろフハハハ」
そのままこれが、島本和彦自身がこれまでの人生で壁にぶち当たった挫折の感情と、そこから立ち上がり奮起するための心意気なんだろうな。
作者の経験したものがどんな表現