山口つばさのレビュー一覧

  • ブルーピリオド(6)

    Posted by ブクログ

    今までのいろいろな場面が連鎖的につながって自分にとっての「ありのまま」が八虎の脳裏に降りてきた、その瞬間。次の一手が一気に浮かび上がって気付いたらスケッチブックに油をぶちまけていた、あの瞬間が、気持ち良くてたまらなかった。

    八虎と一緒に、ひらめきと連想の脳の発火を疑似体験したあの感じ。まるで自分自身が暗闇から何かを手繰り寄せたような快感に襲われて、鳥肌が立った。


    絵を描くことで、見ている世界を、自分自身を再定義する。描きたい衝動を掻き立てる、そんな巻でした。どうか八虎が競争の螺旋に飲み込まれず、見つけた楽しさを忘れずに絵を描き続けられますように

    0
    2020年01月02日
  • ブルーピリオド(2)

    Posted by ブクログ

    同じ方向を向いている多くの「同志」と出会い、
    「親」としっかりと向き合って、歩を進める八虎。
    それぞれに思惑がありそれぞれに足掻いて進もうとしてる。
    でも何も明確な基準がない「美術」の世界は
    深くて遠くて得体が知れなくて怖くて、
    時に悩んだり人に八つ当たりをしてみたり。
    それでも突き動かされて前を向く若者たちの熱さよ…。
    佐伯先生といい、予備校講師の大葉さんといい、
    この作品は指導側にいる人のキャラクターがいいなぁ。
    認め、教え、きっちり泳がせてくれる感じ。
    こういう人が指導側にいると、人は伸びるのかも。
    勉強する側の若いキャラクターとの対比が面白いです。

    0
    2019年12月07日
  • ブルーピリオド(6)

    Posted by ブクログ

    東京藝大の二次試験とその合否が語られる巻。3日間掛けて油絵を1枚仕上げる中のストレス、葛藤、そして成長が描かれている。

    今巻では主人公のライバルであり友人(?)である“天才”世田介くんの「自信なんかないよ。事実だから、俺が絵が上手いのは。(中略)矢口さんはご飯食べたりうんこしたりするの。褒められたらソレに自信持てるの?俺は無理なんだけど。」が響く。

    そう、上手い人にとって“上手いこと”は当たり前なのだ。その先の世界を覗けるか、表現できるかが、すごい人になれるかの分水嶺だ。そして主人公の成長に真っ先に気付くのも、その天才なのがグッとくる。

    1
    2019年11月25日
  • ブルーピリオド(5)

    Posted by ブクログ

    作品を作る時であっても、人と向き合う時であっても、裸でそれにぶつかることが出来るだろうか。

    もちろん着衣の問題ではなく心の問題だが、この巻ではその「向き合う姿勢」が描かれ、今回も強い感銘を受けた。素晴らしい作品は大概作者の裸を感じるが、そこまで見せてくれたことに感動するのだ。

    芸大の一次試験が終わり、結果が出て、次のステージへ。わずか十日間くらいの出来事だが、非常に濃密。創作とは、自己と向き合い曝け出すことというのを再認する。

    なお余談だが、ワシは曝け出すことがとても苦手だ。

    0
    2019年11月25日
  • ブルーピリオド(5)

    Posted by ブクログ

    今熱い漫画の一つ。熱量が多くて、美術に目覚めてからはずっと微熱で生きている。八虎のメンタル不調が体にでてて悲しい。

    0
    2019年09月23日
  • ブルーピリオド(4)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋ちゃんがラーメン屋で「震えたよ」っていう台詞に震えた。八虎が自分を見つめる姿に、個性とは何かを考えるし、それを表現する為に必要な技術の大切さに気付かされる。描いてる人に読んで欲しいし、描いてない人も描いてみたくなる良い漫画だ。

    0
    2019年05月22日
  • ブルーピリオド(4)

    Posted by ブクログ

    作品内の絵画をちゃんと描写しきってる所がすごい。あんまりない。作品内でキャラが思う天才とか凡人が描いた絵を必ずしも読者がキャラと同じように思えるかどうかわからない。個人的には、それなりに重なるので、すごいと思う。

    0
    2019年03月07日
  • ブルーピリオド(4)

    Posted by ブクログ

    藝大受験スポ根マンガは、今回もザクザク刺さりまくる内容だった。

    中でも今回は、主人公の友人が、絵の道を選んだ主人公を見て、自分の好きなものを認めて、その道に進もうとする姿にグッときた。

    思春期に自分の好きを認めること。それは自分に対しても周りに対してもだけど、すごい勇気のいることだったと思い出す。

    また、ついに始まった藝大の一次試験で、課題に対して自分の解釈が拓けていく感覚も懐かしい。

    マンガとしての強烈に印象的なコマ割り、カットが増えて、おこがましい言い方だけど作者の進化も伺える。

    0
    2019年02月24日
  • ブルーピリオド(3)

    Posted by ブクログ

    藝大受験スポ根マンガは、今回もものつくりをしたことある人や芸術系の学校に纏わったことのある人にぶっ刺さりまくる内容だった。

    1.自分の頭の中にあるものは最高にカッコいいのに、絵や文でアウトプットする度にそれが劣化していく感覚が分かりすぎてつらい。

    2.芸術に失敗はない。まずそれを忘れがちだし、分かってからも作り始めるのは怖くて、作り終えても怖い。

    3.凡人が天才に意識される、ある種の倒錯的な喜び。

    ピックアップするだけでも濃い要素が1冊に凝縮されててお腹いっぱい。あと、作中の作品としての絵の力がすごい。

    0
    2018年09月04日
  • ブルーピリオド(3)

    Posted by ブクログ

    最近のイチオシ。
    森先輩、表現、存在ともに仏かよ。
    胸が目立つ服を着て、あざとい。太眉、あざとい。
    素晴らしい。

    0
    2018年08月23日
  • 彼女と彼女の猫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公のOLと彼女に拾われ、チョビと名付けられた猫の日常は、一見するとどこにでもあるような極ありふれたものです。

    彼女のことが大好きなチョビは、彼女との暮らしに満足しつつも、母親の再婚や仕事上のミスなどで寂しさや焦りを感じ、少しずつ傷ついていく彼女の心の変化を敏感に感じ取り、その身を案じますが、猫である故にどうすることもできないもどかしさを感じます。

    ある日、いよいよ煮詰まった彼女が家を出て行ったときには、その所在を探し当てるという奇跡を起こします。まぁ、この奇跡にはタネがあったのだけれども(笑)

    あまり多くを語らず、静かに綴られる彼女と猫の物語に好感を覚え、さすが新海誠の作品だと感じま

    0
    2016年10月10日
  • ブルーピリオド(19)

    Posted by ブクログ

    八虎たちも3年生となり1週間の古美術研究旅行へ行くことに。

    私も、若い頃にはいまいちその良さに気づけなかった古美術。大人になってやっとその価値を認識できるようになったくちです。

    あぁ、京都奈良…大人の修学旅行?行きたいなぁ。

    次巻はなんと八虎くん、初の海外遠征!

    0
    2026年06月07日
  • ブルーピリオド(19)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    残っているものは昔生きてただれかと今生きてる誰かが守っているだけなの?
    誰かが残そうとして残ったものだけが残っているのか?
    人の手で作ったものが人の理解を超えている
    恋愛の話はなんかすごくわかるよなー
    好きになったら、好きにさせてしまったみたいな感じで、それを断るのって何故か悪いやつってことになる感じがある。
    そこから人の思いが芸術にも反映されていて、誰かの心にはずっと残っている。それが人間で、世の中、誰かの割に合わない努力で成り立っているというのは確かになと思った。
    好きなことを極めていくその先には、絶望ばかり、それなら初めから好きにならないほうがよかったのか?
    いや、そんなことはない。意味

    0
    2026年06月06日
  • ブルーピリオド(15)

    Posted by ブクログ

    悩み考えることが人を成長させていくのか。芸術作品は誰のものでどう扱われるべきなのか、いろいろな考えがあって然るべきものと思う。

    0
    2026年05月31日
  • ブルーピリオド(19)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋愛を絡めてくるのは、ちょっと違和感あった
    八虎が成長してくには必要だと思うが。

    恋愛は 個 の喪失でもあるからね
    それが たまらなく 気持ち良くも あるんだけど

    次は海外へ

    キアラとの出会いはどうなるのか?

    0
    2026年05月27日
  • ブルーピリオド(18)

    Posted by ブクログ

    この国では将来の夢を聞かれたら職業を答えなきゃいけない_”なにか“をやるなら”ナニか“を成さなきゃいけない_その圧力に抗うのは簡単じゃない 恋ってのは本人の認識次第で変わる感情_それを外野が判断するのは野暮だろ?

    0
    2026年04月29日
  • ブルーピリオド(14)

    Posted by ブクログ

    以前から名前だけ出てきた「真田」に関することが描かれた巻。
    それもいいところで…次巻に続く。
    「いい」ところではないか。

    0
    2026年04月22日
  • ブルーピリオド(7)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    祝漫画大賞受賞! 祝新章スタート! 合格してそれで終わりじゃないんだねえ。八虎君、以前にましてしんどそうです。自分が心動くものだけが導いてくれる。チェック柄。フレンチブルー。水色ストライプのシャツ。黒にゴールド。内田善美の世界。ロイヤルクラウンダービーの紺に金。バックシームのストッキング。書斎。緑いっぱいのテラス。水色ストライプのシャツに黒のタイトスカート。痩せよう!

    0
    2026年03月08日
  • 山口つばさ短編集 ヌードモデル

    Posted by ブクログ

    稀薄な実在感
     思春期の性とかフェチズムを描いてるんだが、人間にたいする違和感が底を流れる。吸血のモチーフは性行為のメタファーであり、ほんのりエロいが、気がつけばこの山口つばさのタッチ自体がフェチズムだ。
     横溢する色気といふか、テーマ自体が色気であり、それに惑わされる人間、といふ嫌な側面も描いてゐる。実際、吸血鬼の話はバッドエンドだった。

    0
    2026年05月23日
  • ブルーピリオド(18)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    君は戦場に立つと怖いと同時にわくわくしてしまうでしょ


    古美術研究旅行で 三木きみね どうなるのか?

    0
    2025年11月26日