山口つばさのレビュー一覧
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──季節は春のはじめで その日は雨だった
ブルーピリオドの人だ。
こんなの描いてたのか。オリジナル部分、なかなか好き。
ラストシーンが笑顔なところとか。
「長い長い電話」が恋人じゃなくて母親との電話だったところとか。
どれくらい山口つばさの書いたシナリオなのか知りたいな。
原作ありきではあるけど、原作の空気感と作者らしさがいい感じにミックスされてて素晴らしい。
原作は短いのもあって何十回もリピートしたから、声がそのまま聞こえてくる。
天門の音楽も聞こえてくる。
天門(作曲家)、新海誠の会社に所属したみたいだけど次の作品で曲を担当するのかなーと楽しみにしている。 -
Posted by ブクログ
いよいよ藝大受験スタートの新刊。
感激できる見開きが多くカッコイイ一冊。
主人公が自分と向き合い、葛藤する様子を描いている本作。
自分と向き合うなんて大人になるとなかなか無い気もする(少なくとも私は嫌だ、疲れるし)。
青年たちの、向き合い、階段をかけあがる、殻をやぶっていく物語。読むだけでエネルギー消費する。
さて感激できる見開きの件、
・一位を表現する一ページ
・主人公に足りないものを告げるシーン
・あの人さえいなければの悲しみと自己嫌悪
・知ってるよ、
・立てなくなりそうで
・俺が描く絵、
・鏡のハプニング
他にもたくさんある。省くけど。
読者をひきこむコマ割りページ構成は、作者の拘 -
Posted by ブクログ
ネタバレ叙情的な雰囲気は結構好き。女性を色っぽく描くのがうまい。
猫(チョビ)のモノローグで話が進んで、重要な役の割には猫がうまくない。チョビのガールフレンド、ミミとの擬人化っぽい描写(人間の彼女の甘え下手を表現するのに、ミミは甘え上手、と対比させて、ミミに「ケッコンして」って言わせるところ)、チョビが完全に人間の男性目線ぽいところが私の地雷で、気持ち悪くてマイナスだった。
最後の描き下ろし、彼女のセリフやほのめかされてる決断が共感出来てとても良かった。
好きなところと苦手なところの振り幅が大きいせいか、全体的になんだかアンバランスに感じたけれど、とても雰囲気のある漫画でした。 -
購入済み
コンプレックス
成績優秀な天才キャラがウジウジ悩んでても贅沢な悩みだなとしか思えません。
しかも、明るい陽キャは愚かな人種で、
絵を描くことはこの上なく素晴らしいことのように描写してます。
漫画家が絵を描く人間を持ち上げてるのって自画自賛ですよね。
作者さんの、いわゆるリア充に対する嫉妬とコンプレックスをすごく感じました。 -
ネタバレ 購入済み
個人的な感想
この漫画を読んでたら、どこかで似たような漫画を読んだことあるような既視感を感じました。
それが何かと言うと、『進研ゼミ』の付録についていたあの漫画です。展開がなんか似ているなと思いました。だからなんなんだ?と言われると、類似的に感じて、突出した作品ではないと思いました。具体的に言うと、勉強が出来て友達もいて、順風満帆な主人公がある日突然、目を奪われるような美しい絵を見て、絵が描くのが好きなり、描き方を学ぶために大学を目指すストーリーなんですが、こういう動機や展開の仕方がちょっと、ありきたりに見えて、○○しとけば○○になるというビジネス書を彷彿させます。主人公の突拍子な行動や動機、それを誘導さ -
ネタバレ 購入済み
好みの問題ですが
全体的に夢見る男性のエロ目線、て感じで、正直気持ち悪い…なんだかな~という感想。
ふつうの女性はあんなに薄着でクネクネしながら料理もしないし化粧もしない、夜でもカーテン開けっ放しになんかしませんわ。
マンガといわれればそりゃそうですけど、リアリティなさ過ぎる。
だから表現しようとしてるらしき「がんばってる女性」とやらにまったく見えないので共感もしないし。
言の葉の庭もアニメで観ただけですが、新海誠作品が好きじゃないんですね、たぶん。
なんか湿っぽいし…
世間では叙情的と評価が高いようで好みの違いなのかもしれませんが、多くを語らないのと言葉が足らないのとは大きく違うとおもうので(