山口つばさのレビュー一覧
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ネタバレ金を出して貰うからといっても、自分の人生なのに
一番応援して欲しい親が障害になるのがきつい。
先輩の言葉が後押しになるのがありがたいし、
この母親は一応納得はしてくれたので良かった。
自分の絵を描く、というが
個性をアピールし過ぎて訳のわからないものになると
現代アートって煙たいものになってしまうので
なんだかなぁという気持ちになってしまった。
自分は個性を無理に押し出したものより、
事実に”誠実”な絵の方が好きだ。
橋田くんは好きなキャラかもしれない。
絵はどうしても感性のもので評価基準が曖昧だから
良いとか悪いとか言われても
それは飽く迄あなたの好みですよね、と思ってしまう。
受験絵画で奇を衒い過ぎるのはどうなのだろう。
絵だけでなく受験用の勉強が進学校のメインになりがちだが
本来の勉強からどんどんかけ離れていく気がする。
芸大に実際見学に行ってみて、「大した事ない」と感じてしまうのが
良いのか悪いのか。
八虎は得るものもあったようだが。
世田介くんの正直な気持ちが聞けたのは前進だったかもしれないが
嬉しくない内容ではある。
それを聞いて落涙しつつも
「俺の絵にもっと説得力があったらあんなこと言われなかった」
と思うのは強い。
武器が少ない分身軽というのは面白い言い方だ。 -
Posted by ブクログ
15巻で一旦追うのを辞めようと思う.前巻から話の内容(夏休み・まち子)に全くハマっておらず、作中で登場する作品に驚きがなかったことが理由.話のプロットが長く置かれていないように感じた、困難の大きさと頻度が少ない.話の内容と著者がブルーピリオドに突入したように感じる.
2021年12月から読み始めてたので、約2年間楽しめた.2022年は絵画にハマって、絵画教室に行くまでだった.絵の面白さを知れるいい機会になった.原画展は、魅せ方が今までで見たことがない斬新さで、グッズも良くて最高だった.
やはり、漫画は10巻が一旦の壁になってくると感じた.10巻を過ぎても面白い漫画は、本当にすごいと言える.主人公が未経験分野やいきなりの成長系は周囲の凄さの中で成り上がる過程が面白い.ある程度進むと、フェーズが変わって責任もやることも変わってくるため、見方が変わるのだろう.その点で、今の八虎は1人の学生でなく1人の画家だ -
Posted by ブクログ
この巻は八虎はほとんどサブで、主軸は八雲の過去。特には影響を大きく与えた人物について。
話は前作から続いて夏休み、全年齢版ってなんだろ?
絵の天才が影響してること、みんなの心にいる友であることはわかったが、それ以上でもそれ以下でもないところがよくわからなかった。八雲の絵の書き方や表現方法にはあまり関係なさそうに見えるし、死に方は突然かつ理由や犯人もいないのかなと思う。紙面が割かれてた割に現実への影響がほとんどなさそうに見えた。
1番気になったのは絵自体。
真田の絵がすごいのかあまり感じなかったこと、食卓を囲むシーンを筆頭に作画が崩れてないかが気になった。
描く内容無くなってきたのかな、、? -
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藝大合格を目指す、「矢口八虎(やとら)」は、予備校において、これまで好成績だったが、冬休みを間近に控える時期になり、一つの壁にぶつかることになる。
それは、イメージ課題という、対応力を必要とするものであり、これまでは目に見えるモチーフを基に、構図を考えて技術を磨いてきた、八虎にとって、見ないと描けないという事実が、ここに来て、明るみに出たのである。
しかし、最初から読んでいる人にとっては、「なぜ?」と思うかもしれない。そう、最初に描いた、渋谷の街の青い絵を、思い出せばいいじゃないかと。ただ彼の場合、見た目に反して不器用な一面があるせいか、自分の伝えたいこと(言いたいこと)を素直に引き出すというより、課題という文字を意識し過ぎて、身に付けた技術だけで何とかしようとしており、まるで試験対策だけをやっているようにも見えてくるが、彼は彼なりの努力をして、なんとか光を見出そうとしており、こうしたシーンを見ていると、いかにも青春という言葉が頭を過り、爽やかな印象を抱かせるが、それだけで解決出来るほど、藝大は甘くないらしい。
そんな悩みに苦しむ八虎だったが、そこは、高校の美術部の佐伯先生の言葉や、森先輩の作品によって、自ら考えて、そして、ついに答えを見つけ出した!
更に、その過程は読んでいて、彼という人間が、作品中にはっきりと表れたように思われて、とても納得させられる感動があり、これでもう大丈夫かと思いきや、実はこの後、また新たな壁が立ちはだかることに。でも、こういう一筋縄でいかない展開、いいですね。
この作品における、藝大の入学試験は、毎年違う課題が出される為、必要とされるのは運だそうだが、上記したイメージ課題にしろ、それにどう反応し、どう対応するかというのは、画家特有の、自分の描きたいものだけを描くというより、その人自身が、その課題に対して、いかにその人の顔を見せられるのか、ということではないかと感じ、そうして、人それぞれの顔が違うように、人それぞれで作品も違ってくるけれど、見れば、ああ、この人の作品だというのが分かるかもしれない点に、私は、より人間性が問われているように感じられて、それであるのならば、強ち、試験の主旨は間違っていないのではと思うとともに、過去問の傾向を知るだけではない、藝大の試験は大変だなということも痛感させられて、そんな状況における、彼らの葛藤だからこそ、物語が面白く感じるのだろうなと思いました。
そうした思いで、改めて表紙を見ると、これまでで一番の素顔を見せてくれた、世田介くんの鬼気迫る表情も納得です。 -
Posted by ブクログ
2巻に入って、更に面白いね。
主人公「矢口八虎(やぐちやとら)」は、最初あれだけ
ノルマ的感覚で、そつなくこなしていた人生が、藝大進学を頼むにあたって、お母さんの苦労に気付いたり、森先輩の卒業式での彼の行動とか・・好きなものができることで、人ってこんなに変わるんだね。森先輩といえば、絵の起源の一つである「祈り」を込めて描いた、「ニケ」の絵も印象的だった。
その後も八虎は、周りの人を見ることで、自分のことを客観的に見つめ直せる成長に対して、受験への不安に、悔しい怒り涙と、まさに青春真っ直中に飛び込んで、年相応な一面を覗かせていて、あんたが「逆にピュアかッ」って思ったよ。でも、最初よりすごく好感持てる。
また、絵画の知識を分かりやすく知ることができるのも変わらず、全ての名画は構図がいいことや、ざっくりと5つの幾何学形態に分けられることは、絵を描こうと思わなくても、鑑賞するときに参考になるし、絵画を身近に感じさせる興味の持たせ方は、上手いなあと思いましたし、美術部の佐伯先生に、予備校の大葉講師と、忘れられない個性を持った、素晴らしい教え方にも注目です。
あと、世田介君の反応も年相応で分かりやすく、今後どうなるのか楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ八虎が2年生へ進級、桑名さんが彫刻科に入学。
犬飼先生の課題に対峙。八雲のドローイングの解説わかりやすい。電車内でドローイングする描写、八虎の目に映るもので何を見ているか表現するとか、あの辺りいいなぁ。
反権威主義の芸術集団「ノーマークス」代表、フジさん登場。やや胡散臭さも感じるけど、博識で他者へのチューニングも的確なため、八虎も心酔していく。確かにカリスマ的だけど、私ならちょっと警戒する……たぶん。
犬飼先生はぶっきらぼうだけど学生をちゃんと見ているようだし、伸ばすこともできるような気がする。犬飼先生とフジさんが八虎のメンターになるような、そんな予想をした。あと、鷹田さんはなんか好き。
「ノーマークス」のような芸術集団とかアーティスト集団ってあるよなぁ。と思いながら読んでいた。現実の芸術集団については、正直押し並べてあんまり好きじゃないなぁ、という感想を持っているので、私のノーマークスへの警戒もそこからだろう。