西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界シリーズ4作目。てっきり今作で完結だと思ってたら
まだ続くのですね。
2作目で登場する恐怖の中学生「串中弔士」くんの14年後。
しかも教師になってるしw。この時点でダメでしょw。
学園における連続殺人事件を追う事になるその最凶教師、
串中くんとバックアップである病院坂迷路。そもそもこの
病院坂迷路の存在が読むものを相当混乱させてくれます。
その問題を放置しつつ読んでいくと...もうほとんど反則手に
近い結果が我々を迎えてくれます。叙述トリックの名を
借りたド反則w。反則って意味ではこのシリーズ自体が
そんな感じだから...気にならないですね。
いやー、メチャクチャだなぁ。面白いからいいけ -
Posted by ブクログ
想像力をフルに生かした夢の中のような話。
まあぶっちゃけ訳が分からないのですが、訳の分からなさが好きです。
自分でも暇つぶしにこういう連想ゲームみたいな事をやるのですが、まさかこの手の話が出版されるとは。
昔あった「一時間手を止めないで、何でもいいから文書を打ち続ける」という企画を思い出しました。
思考なんて断続的で不規則でまとまりがなくて、それを文章化しようとするととんでもない事になるという…。
正直発狂しそうになるよ!内面が垣間見れて面白いが。
ある意味純文学。ケース入で紙質にも拘っていて、装丁を含めて一つの作品。
西尾維新の中でも異色作です。
評価が分かれそうですね。 -
Posted by ブクログ
“「お前 反射神経が ないんだ
腕をつかまれても 腕を引っ張られても 腕を折られても!
てめえは それに逆らうことなく データを狙った
それこそ俺のキックにも まったく反応しなかったよ なあ!
そんなことは 普通の人間には 普通に不可能だぜ!
訓練の成果なのか 生まれつきなのか お前には あるべき反射神経が 一切ない
肉体を完全に 手動で操作してる
道理で 俺の異常性を あっさり見抜いてくれる わけだぜ
ベクトルは逆でも 俺とお前は 絶対値が同じなんだ
俺が自動操縦<オートパイロットなら お前は自由操縦<マニュアルって ことだ!!」
反射神経がない…? ああ! でもわかる!!
だから 黒神さん -
Posted by ブクログ
この人を食ったような飛騨鷹比等の性格が私にとってはツボだったのでかなり面白かったです。
そして七花の今までに顕著なシーンがなかった短気というか何と言うか、まぁそんな場面が見れたのでよかったです。
そしてとがめと飛騨鷹比等(というか輪廻)の攻撃に10を〜という部分には理屈的には納得できても既に「型」がある虚刀流を使う七花が攻撃に10を持ってくのは難しいんじゃないかなとも思ったり。
そして2人が本当に自分の苦手意識と向き合えたのか私としては疑問です。
あと、関係ないですが輪廻と会ってみたいです。
自分の本当に苦手だと思うことを本当は分かっているのだとしてもはっきりと知りたいし、向き合いたいな、なん