(2012/5/18)本田健さんのメルマガで薦めていたので手に取った本。
中学生むけに、どう考えてどう生きるかを提案している良書。
ひとことでいっちゃえば、
「悪いことがあった時に他人のせいにしても何も始まらないよ、そこから何か自分にとってよかったことを見つけて、
元気に生きていこう」ってなところでしょうか。
大人にはこれを「陽転思考」と言ってベストセラーになったそうですが、子供向けには「よかった探し」。
本のタイトルも「よかった探し」でいいと思うんだけどなぁ。
受験に失敗したけど、「滑り止めの学校のほうが制服がかわいくてよかった、通学が楽でよかった、学費が安くてお父さんが
よかった」と子供に考えさせる、、厳しいけど大事なこと。この話落ちがついてて、最後は補欠合格したということで。
「よかった探し」に比べると「陽転思考」ってなんだかおどろおどろしい。
「ポジティブシンキング」とは違う、と書いてあるけど、その違いは時間軸程度のもの。
常に前向きに考えるポジティブシンキングはそうできないとかえって落ち込むけど、
よかった探しは見つからない時はそのままでいい、っていう程度。
根っこは一緒だと思った。
著者も就職後すぐやめたりリストラされたりする中でこの考えを見出し、いまは教育会社を起こしているとか?
前を向いて生きていきましょう。
目次です。これだけ読んでもある程度分かる。
15歳向けにかんで含めるように、繰り返し、手を変え品を変え教えている。
でも我々大人にも、いや大人にこそ大事なことが詰まってる。
第1章「よかった探し」ってなんだ?
「わかったつもり」にならないで
「よかった探し」と「ポジティブシンキング」は違う
幸せになるためのカギをもつ
それでも「よかった」はある
道に迷ったらスタートに戻ればいい
ひとつの事実から、ふたつの人生
泥の入ったバケツに手を入れるとにかく「よかった」と口に出してみる
「過去のものさし」を捨てる勇気をもつ
「よかったフィルター」でいいことだけを取り入れる
悩んだときは大空を飛ぶ鳥になる
二者択一をする
二者択一で1週間後には128通りの人生が開かれる
失敗は「新たなスタート」のチャンス
「よかった探し」で踏ん張り力がつく
第2章「よかった探し」を身につける
まずは30日間を目標にスタート!
「よかった」を書き出す
「よかった探し」を誰かに伝える
一緒に「よかった」を探す
「よかった探し」ができないときは
第3章「よかった探し」で、こんな君になる!
大人になればなるほど重要なもの
「嫌いな人」がいなくなる
「嫌われない人」になる
「一緒にいたい人」になれる
自分に自信がもてるようになる
人を幸せにできる
「悔しさ」をバネにできる
「一生懸命な人」になれる
第4章「よかった探し」の思考パターンをつくっておこう
「負けてよかった」という思考パターン
「ライバルがいてよかった」という思考パターン
「価値観の違う人がいてよかった」という思考パターン
「悪口を言われたけどよかった」という思考パターン
「苦手なことがあってよかった」という思考パターン
「この外見でよかった」という思考パターン
「コンプレックスがあってよかった」という思考パターン
「失恋してよかった」という思考パターン
「親にうるさく言われてよかった」という思考パターン
「この家族に生まれてきてよかった」という思考パターン
「この時代に生きていてよかった」という思考パターン
「やりたいことがまだ決まってなくてよかった」という思考パターン