本村凌二のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
著者の本村さんの古代ローマ史に対する深さと、幅広い世界史への知見をベースに書かれていて、すごく面白く読めるものだった。
比較対象も、ヨーロッパ世界に限ることはなく、中国との比較であったり、古代、現代の比較であったりすることも興味を掻き立てる一因であったとおもう。
「民族移動」「共和政とは何か」などのテーマの立て方も面白かった。
目から鱗のように思えた話は、宗教に絡み、昔(といってもラスコー洞窟などの先史時代)、人々はそれぞれが神の声とでもいうべきものが聞こえていてそういったものに従って生活していたが、文字などができるにつれ、その能力も衰えていき、一部の巫女的存在のみが神の -
Posted by ブクログ
いよいよ塩野七生先生のローマ人の物語を読んでみようと思い、その前におさらい(予習?)したくてこちらを手に取りました。物語調ではないですが一冊でローマの歴史が分かり著者の先生の見解も書いてありとても分かりやすかったです。
歴史は好きでローマも結構好きな方ですが、これまでの認知が点と点(有名な出来事や人物を切れ切れに知ってるレベル)だったので、この本でひとつの流れとして理解できました。
学校の世界史の授業は点と点でこっちの歴史やったと思ったら今度はあっちに行って…的な感じなカリキュラムで年号と地名人名を覚えて終わりがちですが、歴史は過去に学ぶものなので、こうやって流れで教わりたいものです。 -
Posted by ブクログ
古代ローマ史が専門の歴史学者の語る映画。
取り上げられた映画は21本。
作品の歴史的背景の解説がわかりやすく、観たことのある作品は観直したくなるし、観たことない作品は観たくなる。
日本映画からは『七人の侍』『幕末太陽傳』が取り上げられてます。『七人の侍』は当然取り上げられるよな、という感じだが『幕末太陽傳』を取り上げるところが、粋だねえ。
文章からはこの先生、本当に映画が好きなんだなあと好感が持てました。
【観返したくなった映画】
ベン・ハー
グラディエーター
ブレイブハート
アマデウス
アラビアのロレンス
七人の侍
幕末太陽傳
薔薇の名前
スティング
カサブランカ
【観たくなった映画】
レ -
Posted by ブクログ
ウクライナ戦争について、一般的に民主主義対権威主義の戦いだと言われているが、実は西欧世俗キリスト教対ロシア正教という宗教戦争だという視点。
西側の民主主義における“人権”は“神権”が変異したもの。つまり“人権”は実は西側の世俗化キリスト教の価値観。それを押し付けられたプーチンが西欧の同性愛やLGBTQをサタニズム(悪魔崇拝)だと言っているのがその表れの一つ。
もともとはウクライナ東部にすむロシア系住民をネオナチから救うのが目的の戦争が、アメリカ、西欧が価値観戦争と位置付けたため宗教戦争になってきている。
単に領土の取り合いなら妥協点も見出しやすいが、価値観戦争は双方が譲るのが難しい。
この戦争