本村凌二のレビュー一覧

  • 地中海世界の歴史3 白熱する人間たちの都市 エーゲ海とギリシアの文明

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    地中海の歴史を追う全8冊の3冊目。

    神は沈黙し、
    人間が謳歌する。

    欧州に強くあり、
    日本にはもともと希薄だった
    “自由”という概念の裏面について。

    固有名詞が増えるにあたって、
    記述がちょっと散漫になってしまっている気がして、
    このシリーズの中では今のところいちばん読みにくい巻だった。
    政治史もいいけれど、もうちょっと市民生活の様子が知りたい。
    服装とか、家とか。

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    2026年04月07日
  • 教養としての「ローマ史」の読み方

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    本邦の戦国時代のごとく、権益を血縁者に渡そうとするあまり国が乱れ一族は滅ぶ。古今東西、ローマ帝国においても人のすること考えることはみな同じということか。
    ただ、江戸時代は260年余り、一方で西ローマ帝国の滅亡まで約1200年、東ローマ帝国滅亡までだと約2200年と全くの別ものである。

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    2026年02月23日
  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史

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    積読を一旦読み切ったため、子供から拝借して読みました。おもしろいし、勉強になります。漫画感覚で読めます。

    ぼくは中学までしか歴史を習っていない、歴史弱者系、理系人間なので、歴史的にはどれくらい重要なのか分からないところがちょっと気になりました。

    見開きで1人のエピソードが書かれているので、ちょこちょこと読んでも成立する書籍ではありますが、古代から現代と時系列に書かれているので、一気に読む方が僕的にはおすすめです。

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    2026年02月11日
  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史

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    読みやすかった
    世界史を学べた感じはあまりなかったけど、偉人さんのことが何した人かとかがざっくり分かってよかった(名前しか知らなかったりするので)。やばい面がやばいなあ、と思っておもしろかった

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    2026年01月28日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    ネタバレ

    愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(ビスマルク)
    少し違った切り口で世界史を語っている本

    1.文明はなぜ大河の畔から発祥したのか
     乾燥化による人々の水辺への集中
     めぐまれた環境に文明は生じない
    2.ローマとの比較で見えてくる世界
     ローマの歴史の中には人類の経験のすべてが詰まっている
    3.世界では同時に同じことが起こる
     アルファベット、一神教、貨幣が同時代に誕生した
     産業革命だけはイギリスのみで起こる
     →近郊で石炭などのエネルギーが手に入った
      植民地の拡大で巨大市場が手に入った
    4.なぜ人は大移動するのか
     新大陸発見、戦争難民、奴隷貿易
     気候変動による食糧不足→ゲルマン民族による大移動
     →民族移動にがもたらす価値観の対立
    5.宗教を抜きに歴史は語れない
     かつては神々の声に従って行動
     占いは神々の声の代用→デルフォイの信託
     二分法→昔は右脳と左脳が別々に動いていた→
     文字の誕生により右脳が退化→意識を持つようになり神々の声が聞こえなくなった
     →一神教が必要になった
     一神教は他の神の存在を許容できない→宗教対立は一神教の宿命
    6.共和政から日本と西洋の違いがわかる
     ローマを元とした欧米→為政者と民衆が近い
     東洋→為政者はお上、民衆と距離がある→共和政が根付かない
    7.すべての歴史は現代史である
     6の理由により欧米は民主主義が根付きやすい
     中国は世界初の国内植民地政策
     民族のつながりを無視した国境は悲劇を招く
     平和と反映が続くと人は退廃する

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    2025年12月04日
  • 教養としての「ローマ史」の読み方

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    ローマ史は遠い昔の物語ではない。市民の営みや権力の欲望は現代にも通じる。
    帝国を支えた制度や軍事、思想の変遷をたどれば人間社会の普遍が浮かび上がる。
    しかし繁栄の陰には格差と分断が積み重なり、やがて内部から崩れ始める。歴史は必ずしも外敵によって終わるのではない。
    教養としてのローマ史とは過去を知るだけでなく、私たちがどのように社会と向き合うべきかを問う材料となる。

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    2025年12月01日
  • 地中海世界の歴史7 平和と繁栄の宿命 パクス・ローマーナ

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    ネタバレ

    ガルバ、オト、ウィテッリウス、ウェスパシアヌスの内乱。ウェスパシアヌス、ティトゥス、ドミティアヌスの王朝。「人類が最も幸福だった時代」五賢帝時代。市民は剣闘士や戦車競技に熱狂しながら漠然とした不安にとらわれイシス信仰、ミトラス教、キリスト教に救済を求める。

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    2025年11月22日
  • 教養としての「ローマ史」の読み方

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     ローマ史の第一人者の本村凌二氏の著書をオーディブルで聴きました。内容がいいので、デジタルボイスでも最後まで聴けました。私の場合デジタルボイスだとどうしても集中力が続かず、途中で辞めてしまうことが多いのです。

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    2025年11月19日
  • 胸アツ戦略図鑑 逆転の戦いから学ぶビジネス教養

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    国内外の戦いの歴史の裏話をまとめた短編集というべきか。
    現代を生きる我々を未来人とすれば、数々の戦争は、すべて過去の話である。
    過去ゆえに、未来人の我々からすれば、数々の戦いの歴史を単純化して見てしまいがちだ。
    何らかの理由があってどちらかが戦火を切り、お互いに死力を尽くして戦い、そしてどちらかが勝利した。
    まるでボクシングの試合のように、1対1で丸腰の条件が同じで、さらにルールが明確にあり、衆人環視の中で公平に戦っていたかのように錯覚してしまう。
    特に、私を含めて現代に生きる我々のほとんどが、戦争を経験したことが一度もない。
    前線での悲惨な惨状を見ることもなければ、戦争全体の戦略を考えなければいけない立場の指揮官でもない。
    ここで一呼吸置いて考えてみる。
    もしこれら過去の戦争の時代に、未来人の我々が生きていたら、どうだろうか。
    つまり、未来人でも、過去の人でもなく、数々の戦争が自分たちにとって「今」だったとしたら。
    おそらくすべての戦争において単純な話は一つもなく、様々な要因が複雑に絡み合う中で、何らかの理由によって戦うことになったのだろうと思う。
    本来は避けたかったのに、戦わざるを得ない状況に追い込まれることもあったかもしれない。
    逆に、収奪のチャンスと見て、奇襲作戦を仕掛けることもあっただろう。
    兵力が足りなかったり、軍備が足りなかったり、地理的な不利に追い込まれたり、様々な不確定要素があったはずだ。
    圧倒的な武器を開発したことで、近隣を制圧する機会を得たこともあったかもしれない。
    数限りない変数がある中で、どうやって戦ったのか。
    そして、どうやって勝とうとしていたのか。
    過去の戦争はほとんどが局地戦。(第一次大戦以後の戦争は、総力戦と言われている)
    一度戦争が始まったら、戦地ではまさに生きるか死ぬかの戦いが繰り広げられる。
    当時は、戦争が終了した後の、政治的な外交を考える余力はなかったと思われる。
    つまり、戦う以上は勝つことが前提で、負けることは死ぬことと同義であったと思われる。
    孫子の兵法は、数々の指揮官が参考にしたとされているが、現代のビジネスにも通じる考え方だ。
    そういう意味では、今のビジネス環境は、戦争の状況と似ているとも言える。
    国際規模の大規模な戦争ではなく、局所的な「戦(いくさ)」と捉えてみると、確かに現代のビジネス環境は共通点が多い気がしてくる。
    「ラーメン激戦区」などは普通に使われている言葉だが、まさにその場所で激しい戦いが繰り広げられていることは間違いない。
    限られたリソースの中で、競合他社に対して、我々はどういう勝ち筋を見つけ出していくか。
    その計画に対して、変動要素を上手くコントロールしながら、どうやって作戦を実行していくか。
    歴史を学ぶのは、それだけで意味がある。
    究極的には「戦わずして勝つ」ことが「戦略」である。
    自らもビジネス環境も含めて、想像を膨らませてみるのも、面白いものだ。
    (2025/7/21月)

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    2025年11月13日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    偏りがあるものの、現代と比べて見る歴史というものを学べて面白かった。
    すべての歴史は現代史であるという言葉はその通りだと感じた。
    歴史を学ぶときは現代の社会問題を思い浮かべる。現代が抱えている問題と同じだと。過去を知り今を知ることができる。

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    2025年09月08日
  • はじめて読む人のローマ史1200年

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    歴史に強くないが、旅行でローマを訪れたことがあるので、ローマ史を理解しようと購読。一読では、ぼやっとしか理解は出来なかったが、ローマの歴史が今日の経済や政治に大きく影響をしていると感じた。
    奴隷制度や戦争をしている時代なので、今では考えられない行動もあるが、歴史と思って知っていきたい。
    まずは、五賢帝やカエサル等の印象に残りやすい話から、理解を深めたいと思った。

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    2025年07月22日
  • 地中海世界の歴史5 勝利を愛する人々 共和政ローマ

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    ネタバレ

    共和制ローマの政治史と領土拡張史を追う。ローマ史としては平板。心性史はどこへいったのだろうか。
    ・息子の父親による教育が規律を重んじる父祖の遺風を身に着けさせローマの軍事・政治の強さに。

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    2025年07月03日
  • 地中海世界の歴史1 神々のささやく世界 オリエントの文明

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    本村凌二先生の地中海世界の歴史シリーズの第1巻(講談社メチエ選書)。
    少し前に高野秀行「イラク水滸伝」を読んでメソポタミア文明は「ハムラビ法典」以外のことを知らないんだなと思ったので勉強になった。
    第一章愛の女神イナンナに始まる、は文字と都市の始まりのメソポタミア、
    第二神々の河は地中海にそそぐ、は古王国・中王国・新王国時代のエジプト、
    第三章両翼の狭間で、はシリア・小アジアでヘブライ人・フェニキア人の登場、
    について書かれている。
    「ウルのスタンダード」は大英博物館、「ハムラビ法典」はルーブル博物館の所蔵、いつか実物を見てみたい。「ハムラビ法典」は判例集みたいな作りだったのですね。
    第一・二章に比して第三章はボリューム小。

    平易な文章で読みやすい。
    好きなローマ時代までたどりつけるかは....わからない。

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    2025年06月29日
  • 地中海世界の歴史4 辺境の王朝と英雄 ヘレニズム文明

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    ネタバレ

    地中海生家の歴史4
    ・「若き英雄 アレクサンダー大王の一生」河津千代を小学校6年生の頃何度も読み返したのを思い出した。アレクサンドロスの遠征譚は戦闘の奇術も少なく平板。
    ・アレクサンドロスの遠征によりヘレニズム文明が誕生。
    共通語コイネー、ムセイオン、建築・彫刻様式、自然科学
    神々との関係においては、エピクロス派は人間界は神界と隔絶しているから人間界のことを思索するうえでは神々は無関係、ストア派は神々の力は人間と自然のあらゆるところに及ぶ故にロゴスにより生きるべき。
    ・共同体から離れたデラシネとなったコスモポリタンが求めた心性は、共同体の救済ではなく個人の救済であり、ディオニュソス信仰の狂騒と酩酊を通じた救済、宗教融合により生まれた救済を約束する密儀宗教(ミトラ教、イシス女神信仰など)。

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    2025年06月22日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    世界史を面白く読ませてくれる本ではないなと感じた。ある程度世界史の流れが頭に入っている人向きだと思った。

    【印象に残った言葉】
    ・愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(ビスマルク)
    ・明日死ぬと思って行きなさい、永遠に生きると思って学びなさい(ガンジー)

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    2025年06月06日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    以前に「教養としての「ローマ史」の読み方」を読んで面白かったので同じ先生の話を読んでみようと手に取りました。表紙もそっくり。

    でも、すみません。前作の方が圧倒的に面白かったです。。前作は先生の専門のローマの話でしたが今作は世界史全体を論じてます。ありきたりに歴史を古代から述べ単に書くことはせず、文明がなぜ大河のほとりで発生したのか…など歴史の持つ共通点や差異に注目しているのは流石の面白さなのですが、先生の持論的な話が別のテーマのところでも、あれ?この話さっきも聞いたな…みたいな感じで再掲されてて少しもたつきのようなものを感じました。

    前作がめちゃくちゃ読んでて楽しかったので、今度はまたご専門のローマの著作を読みたいと思います。

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    2025年05月21日
  • 地中海世界の歴史3 白熱する人間たちの都市 エーゲ海とギリシアの文明

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     都市は人間の情熱が形となった舞台である。エーゲ海とギリシアの都市に生きた人々の熱気を描き出す。石と汗で築かれた都市国家ポリスは単なる居住地ではなく、議論し、戦い、祭りを楽しむ空間だった。
     だが、繁栄の裏には対立や崩壊もつきまとう。ポリスの興亡は現代の都市に通じる人間模様を映しだす。都市が白熱するのはそこに夢と欲望、理想と現実が交錯するからだろう。古代の都市を歩くとき私たちは今の自分たちの姿をも見つめ直しているのかもしれない。それが歴史を訪ねて歩くときの楽しみのひとつだろう。

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    2025年05月08日
  • 胸アツ戦略図鑑 逆転の戦いから学ぶビジネス教養

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    ビジネス書としては普通。
    歴史の振り返りとして、へーそうなんだ。と思うことが多かった。
    そちらを軸に書いた方が良かったのかも。

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    2025年04月14日
  • 地中海世界の歴史5 勝利を愛する人々 共和政ローマ

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    「地中海世界の歴史」シリーズは初めて読むのだが、この巻はローマの建国伝承から始まり、共和政ローマのカルタゴとの戦いを中心に書かれている。武将のエピソードなどが多く、サクッと読めて良かった。著者は「父祖の遺風」と教育を重んじるローマ人に共感を寄せており、それはいいのだが、冒頭から「今どきの親は、若者は」という手垢のつきすぎた文句を並べているので、ちょっとそこに鼻白んでしまった。

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    2025年03月01日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    前提知識が乏しかったのもあり読むのに時間がかかった。古代からローマ使がメイン。
    最後の文章、モラルが低下してる時は厳しさが欠如し自分にも他人にも優しくなる
    現代だけではなく個人にも刺さった一文
    他の著書も紹介していて読みたい本が増えました
    勉強しなおしてもう一度読みたい

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    2025年01月04日