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「古代ローマ史」第一人者が、世界史の読み方をわかりやすく解説。東京大学教養学部で28年間、早稲田大学国際教養学部で4年間、教壇に立って語ってきた著者のエッセンスを凝縮。人間社会の普遍的な真理を教えてくれる「古典」と、人類の経験の集大成である「世界史」、この2つをきちんと学び、身につけることで「教養」の基礎が築かれる。現代を読み解くヒントは、世界史の中にある。過去を知ることで今がわかる。 〈目次〉●序章:「歴史に学ぶ」とは何か? ●第1章:文明はなぜ大河の畔から発祥したのか ●第2章:ローマとの比較で見えてくる世界 ●第3章:世界では同じことが「同時」に起こる ●第4章:なぜ人は大移動するのか ●第5章:宗教を抜きに歴史は語れない ●第6章:共和政から日本と西洋の違いがわかる ●第7章:すべての歴史は「現代史」である 本書は、2017年1月にPHPエディターズ・グループから刊行された『教養としての「世界史」の読み方』を加筆・修正したものです。
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Posted by ブクログ
▼本村凌二さんは「ローマ史の大家」として知っていて、1~2冊読んだことがありました。それらは大変にオモシロかった。先日、「名作映画で読み解く世界史」という本を書店で発見衝動買い。読みやすく興味深く大満足。近年、木村さんはこういう一般向け柔らか世界史本も手掛けてらっしゃるんだなあ、ならそれは読みたいなあ、と。何しろPHPさんですからね。というわけで探したらこれがあったので。
▼講演の速記本みたいな感じです。意識的に専門語やディティールを避けて分かりやすく語られています。個人的にはル・ゴフさんの「子どもたちに語るヨーロッパ史」と同等の分かりやすさと納得さで、大満足。
▼個人的には、「なぜ」を徹底する、「なぜ」を納得する考え方がとても好感。そして、歴史という人間臭い物語は結局、地理と気候と地勢、あとは経済に導かれているという合理的思考。
▼民族大移動もそうですが、「産業革命はなぜ英国でだけ起ったのか?」がオモシロかった。実は、蒸気機関や、商品出荷先の植民地、都市生活者、などなどの条件は他にもあった、と。ではなぜイギリスでだけ?
これ、本村さん曰く、「新たな燃料となる「石炭」がイギリスでたまたま、都心近くで大量に採れたからではないだろうか」。なるほど。
このシリーズ?、まだ数冊あるようなので、ゆっくり楽しみたいです。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
著者の本村さんの古代ローマ史に対する深さと、幅広い世界史への知見をベースに書かれていて、すごく面白く読めるものだった。
比較対象も、ヨーロッパ世界に限ることはなく、中国との比較であったり、古代、現代の比較であったりすることも興味を掻き立てる一因であったとおもう。
「民族移動」「共和政とは何か」などのテーマの立て方も面白かった。
目から鱗のように思えた話は、宗教に絡み、昔(といってもラスコー洞窟などの先史時代)、人々はそれぞれが神の声とでもいうべきものが聞こえていてそういったものに従って生活していたが、文字などができるにつれ、その能力も衰えていき、一部の巫女的存在のみが神の声を聞くようになっていったという話(私のかい摘み方がかなりざっくりで違っていたら申し訳ない)
実際にどうだったのかは証明が難しいが、神話や伝承などもそう理解すると腑に落ちるものもある。本書の中では、そこから一神教への歩みに論が進むのだが、日本人の私にはなかなか理解しづらい宗教についても、理解の進むことが多かった。
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