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Posted by ブクログ 2023年02月04日
馬の観点から世界史を捉えた作品。著者は競馬好きの古代史研究者。
ユーラシア北方の森林・草原地帯を原住地としたインド=ヨーロッパ語族の諸民族は、同じく草原地帯に住む馬を飼い慣らし戦車を引かせ、やがて周辺地域へ移動するにつれ、馬の家畜化・軍事利用が世界に広まっていったという流れ。
中世以降は弓や火器が戦...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月24日
馬にフォーカスして世界史を捉え直す本。馬の家畜化から始まり、アケメネス朝ペルシアやらフン族やら中国北部の騎馬民族やら、世界史には馬を巧みに操った人々の影響が常に存在したことを書いている。これを読むと馬を見るだけで歴史に思いを馳せることができるようになるのでおすすめ。カウボーイが乗ってる馬を見て「ア...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月14日
「馬の世界史」本村凌二さん。2001年の本。中公文庫。
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題名の通り、「馬」という断面で眺める世界史のお話です。前々から気になっていて、なんとなく読んでみました。
●どうやら、「馬」というのは、色んな似た生き物の突然変異のようで。人間と共生しやすく出来たので、繁殖して増えたそうです。従って、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月27日
世界史において馬が果たした役割と、その中で人が馬を如何に活用し変えていったかに着眼した「馬」切り口の世界史。
著者は言わずと知れた古代地中海史の大家だが、無類の競馬好きでもあるらしい。(冒頭からネアルコ、リボーという競馬ファンなら誰しも知っている名前がちらほら)
そこから想を得ての著作らしいが、大...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月31日
馬を切り口にすると、世界史の流れがより鮮明に見えてくることに驚いた。アメリカ大陸はウマ科の化石の宝庫だったが、1万年前に氷期が終了すると絶滅した。旧大陸でも、家畜化される前の馬は狩猟の対象でしかなく、絶滅しかけていた。
ウクライナのドニエプル川西岸にあるデレイフカで52頭の馬の骨が発見されており、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月20日
なるほど科学と統計抜きで世界史を語るとこうなるのか。第1章の書き出しからして「この一万年間に、地球には4000種ほどの哺乳類が棲息していたという。」なんだから程度が知れる。
馬の進化の系譜や他の哺乳類との比較もないが、いかに戦争で用いられ、いかに騎馬民族が世界を席巻したのかが物語として語られる。
...続きを読む
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