本村凌二のレビュー一覧
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タイトル通り競馬の歴史について俯瞰する本。古代の競馬から最近の競馬までザックリと解説する。
競馬の楽しみはいろいろあるが、おそらく大半は馬よりもお金が好きな人達だ。この本には金儲けのノウハウが全く書いていないので、ギャンブル好きには読む価値は無いと思うが、文化としての競馬が好きな人には大変面白い内容で、この本を通読すれば、競馬が
どのように発展してきたかがよく判る。
著者は東大の名誉教授。歴史が専攻で他にも馬の文化についての著書がある。世界中の競馬場を巡り、歴史的なレースにも立ち会ってきた経験があり、所々に自
身の体験が紹介されている。
競馬は多くの人が関わる催し物であり、1頭の馬を巡って様々 -
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世界史において馬が果たした役割と、その中で人が馬を如何に活用し変えていったかに着眼した「馬」切り口の世界史。
著者は言わずと知れた古代地中海史の大家だが、無類の競馬好きでもあるらしい。(冒頭からネアルコ、リボーという競馬ファンなら誰しも知っている名前がちらほら)
そこから想を得ての著作らしいが、大変に興味深い。
まず、馬が家畜化されたのはいつからか、そして初期に飼いならされた馬はどのように活用されたのかを説くところから始まる。
次第に騎乗の技術や戦車を発明した騎馬遊牧民が活躍する時代になり、人々の歴史に「速度」が持ち込まれる。
情報や文物は今までにない速度で伝播し、人々の活動領域も広がる。 -
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そういえば、もうすぐ映画「ポンペイ」が公開されますね。
パニックムービーにして 3D映画、これは楽しみです。
ポンペイには当時の市民の生活がそのまま埋もれています。
本著の表紙のご夫妻も、ポンペイから出土したものです。
裕福な市民の家には多種多様なモザイク絵画が描かれいました。
町じゅうの落書きなども残っていて、当時の生活が伝わってきます。
本著はポンペイだけでなく、ローマ市民の生活を風俗生活の観点から述べています。
ローマ市民と言ってもやや1,000年近くに渡る時間軸なので、どの時代のどの階級によって生活は違います。本著は皇帝や皇后から一般市民、そして時代も取りあわせています。
書か -
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馬を切り口にすると、世界史の流れがより鮮明に見えてくることに驚いた。アメリカ大陸はウマ科の化石の宝庫だったが、1万年前に氷期が終了すると絶滅した。旧大陸でも、家畜化される前の馬は狩猟の対象でしかなく、絶滅しかけていた。
ウクライナのドニエプル川西岸にあるデレイフカで52頭の馬の骨が発見されており、BC4000年頃には馬が飼育され、騎乗されていた可能性もある。その西にあるトリポリエでも、BC3000〜BC1700年頃まで家畜馬の骨が発見されている。BC2000年以降は南ロシアや西アジアが乾燥化して草原が広がったため、家畜の中で馬の占める割合が増えた。
メソポタミアでは、BC3000年紀からロ -
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ネタバレ古代ギリシア、ローマ帝国、ナポレオンやビスマルク、ロシア、ムッソリーニとヒトラー、最後にヴェネツィア共和国を取り上げ、それぞれに見られる、「独裁政」、「共和政」、「民主政」の姿や歴史を明らかにし、今の時代にどういった政治がふさわしいのか、「デジタル独裁」の到来する時代にどんな教訓が得られるか、歴史、とりわけ古代史あるいは前近代史を学ぶことの意義について議論したもの。
全体としては、「独裁」と聞くと色々な権利が制限されたり弾圧されたり、「民主主義」に対置するものとして悪く捉えられがちであるが、
「独裁政であろうと民主政であろうと、優秀な指導者がいなくなったあとなのです。次期有力者は、必ず民衆 -
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面白そうだったので、知り合いに貸してもらって読んだ本。
21本の名作と言われる映画をベースに、何が史実でどこがフィクションなのか、どんなところに着目すると歴史の背景や当時の様子がわかるのか、などが書かれており、映画好きにも歴史好きにも刺さる内容だと思う。
私自身はどちらも造詣が深くないタイプだが、本の中のグラディエーター、ブレイブハート、ライフイズビューティフルは観たことあった。本村さんの本を読みながら「え、実は闘技場では毎回人が死ぬまで戦うわけじゃなかったの?」「スコットランド独立運動をしたウィリアム・ウォレスは本当にいたの?メル・ギブソンの服装そんなにリアルだったの?しかも何か国語も話せ -
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ネタバレ愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(ビスマルク)
少し違った切り口で世界史を語っている本
1.文明はなぜ大河の畔から発祥したのか
乾燥化による人々の水辺への集中
めぐまれた環境に文明は生じない
2.ローマとの比較で見えてくる世界
ローマの歴史の中には人類の経験のすべてが詰まっている
3.世界では同時に同じことが起こる
アルファベット、一神教、貨幣が同時代に誕生した
産業革命だけはイギリスのみで起こる
→近郊で石炭などのエネルギーが手に入った
植民地の拡大で巨大市場が手に入った
4.なぜ人は大移動するのか
新大陸発見、戦争難民、奴隷貿易
気候変動による食糧不足→ゲルマン民族