【感想・ネタバレ】愛欲のローマ史 変貌する社会の底流のレビュー

あらすじ

平和と繁栄を極めた古代ローマ。そこに溢れる過剰な欲望と、淫靡な乱行の裏には、どんな意識が潜んでいたのだろうか。そして、そうしたいとなみを「頽廃」や「堕落」と断罪する感性は、どのように生まれてきたのだろうか。「性愛」と「結婚」、そして「家族」をめぐる意識の変化は、人々の規範をどのように規定し、社会を変容させたのだろうか。社会の変貌の底にある「愛」と「性」のかたちを描き、歴史の深層をとらえる。(講談社学術文庫)

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Posted by ブクログ

そういえば、もうすぐ映画「ポンペイ」が公開されますね。
パニックムービーにして 3D映画、これは楽しみです。

ポンペイには当時の市民の生活がそのまま埋もれています。
本著の表紙のご夫妻も、ポンペイから出土したものです。
裕福な市民の家には多種多様なモザイク絵画が描かれいました。
町じゅうの落書きなども残っていて、当時の生活が伝わってきます。

本著はポンペイだけでなく、ローマ市民の生活を風俗生活の観点から述べています。

ローマ市民と言ってもやや1,000年近くに渡る時間軸なので、どの時代のどの階級によって生活は違います。本著は皇帝や皇后から一般市民、そして時代も取りあわせています。

書かれている内容はほぼほぼ、塩野七生さんのローマ人の物語に出てくるエピソードを越えず、期待が大きかった分少し残念でした。

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2014年05月24日

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