本村凌二のレビュー一覧
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ネタバレローマ史専門の先生が世界史を語る。
ギリシャ・ローマ中心だけど同時代を平行に見るとか、わかりやすくて面白い。昔勉強したことが今では違う解釈になってたり、知らなかった情報も入ってきました。
宗教の辺が特に興味深かった。
~宗教を抜きに歴史は語れない
かつて人々は神々の言葉にしたがって行動していた。ジュリアン・ジェインズ「二分心」の時代。
二分心は左右の脳が生み出したものらしい。すなわち、神々の声は右脳の声。
言葉が発達するにつれ、左脳が発達し、次第に神々の言葉が聞こえなくなった。
そこで人間が生きる指針として造り出したのが全知全能の唯一神なのではないか
という説が面白かった。 -
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audiobookにて。
「今を理解するために歴史が役に立つ」ということの意味を始めて理解できた。
さすが専門家の丁寧な解釈はもちろん、それを一般の教養としてのどう読み解けば良いのかを丁寧に教えてくれる良書。
学校で教わる歴史は、それぞれの時代、地域をぶつ切りにして覚えるだけの受験のための勉強。そうではなく、歴史を知り、今の問題はどの歴史と同じ流れになっているかという観点で比較することの方がずっと面白く役に立つ。
締めに今のアジアの状況、中国の立ち位置まで踏み込まれている。今現在の国家間の問題が、歴史や地政学的観点から見てどう理解したらよいのかが分かって目からうろこ!
こういう見方で世 -
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人類の経験のすべてが詰まっていると言われる古代ローマ史について。
以下、本書より。
【ローマ人の特異性】
なぜローマ人だけがあの巨大な帝国を築く事ができたのだろうか。
異邦人であるポリュビオスだけではなく、古代でも現代でも誰もが興味をそそられる問題である。
ローマ人とはどういう人々であるのか、という問いかけは避けようもない。
住民の数ではヒスパニア人より少なく、活力ならばガリア人より弱く、多才さではカルタゴ人に譲り、学芸ではギリシャ人に及ばない。
そう指摘したのはキケロ。
しかし、神々への敬虔さと慎みではいかなる人々にも引けを取らない、と述べたのもキケロ。
万物は神々の力によって支配され -
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ローマ史を概括 塩野七生氏の衰亡史へ行く前に全体像を理解することは大事
偉大なローマ史も前半から5賢帝ぐらいで終わり 以降は蓄えを食いつぶしていた
今の日本と同じようにも思えた 歴史は繰り返す
歴史を学ぶ意義 必然のプロセスがある
exローマは帝国になり、ギリシアは都市国家で終わった 知識レベルはギリシア高い
1.国家の度量
敗戦将軍を受け入れた ギリシアはダメ 日本も戦陣訓でダメ ここは大事 明治は?
リーダーの品格・矜持 スピキオは捕虜女性を婚約者へ返した 身代金は祝儀!
2.カルタゴの抹殺
巨額の賠償金は軍事放棄が経済成長を高め、前倒しで実現
カルタゴに対する潜在的恐怖心があった
3. -
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塩野七生「ローマ人の物語」シリーズ読破を挫折した身として、1200年のローマ史を新書本1冊でまとめてくれるのは非常にありがたい。
ローマはオオカミに育てられたロムルスによって、紀元前753年に建国される。東西に分裂し、紀元後476年に西ローマ帝国が滅亡。本書では、その期間をローマ史として取り扱い、起承転結の4期に分けて解説している。
総括すると、ローマ史は変革の歴史だ。1200年続いたというより、続かせたといえる。君主制の時代もあれば、共和政もあるし、皇帝独裁もあるし、その皇帝が金銭で売買された時代もあった。それでもローマは滅ばない。全く異なる政治形態になってもローマは続いたのだ。その理由 -
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人は不条理に出会って宗教を求める。そう考えていた。だが、順序は逆なのかもしれない。人は間違った世界観の中に生まれる可能性を、自分では選べない。
親が信じる神を知り、共同体の善悪を教えられ、何を尊び、何を恐れるべきかを覚えてゆく。それが正しいかどうかを選んでから生き始める者はいない。
やがて「私たちは正しい」が「彼らは間違っている」に変わる。しかも本人には、暴走しているという自覚さえない。生まれたときから、それが世界だったからである。
ならば宗教の暴走を止めるものは、信仰を捨てることではあるまい。
自分が立っている場所もまた、絶対ではないと知ること。
「私は間違っているかもしれない」。その小さな -
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読書録「教養としての世界史の読み方」4
著者 本村凌二
出版 PHP
p264より引用
“ 戦後日本の西洋経済史の大家である
大塚久雄氏(一九〇七〜一九九六)は、「正確
に書くのとわかりやすく書くのと、どちら
が大切か」と聞かれたとき、「わかりやす
く書きなさい」と、はっきり答えています。
どれほど正確なものであったとしても、
それが人々に読んだり聞いたりしてもらえ
なければ何の意味もないからです。”
目次より抜粋引用
“「歴史に学ぶ」とは何か?
文明はなぜ大河の畔から発祥したのか
ローマとの比較で見えてくる世界
世界では同じことが「同時」に起こる
なぜ人は大移動するのか”
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ローマ皇帝が次から次へと交代して、次の皇帝へと繋がっていく様子は何かに導かれているみたいだった。
そして、どんなに帝国が繁栄したとしても最後にはローマ帝国の滅亡という悲劇が待っている。
しかしどんな結末になろうとその時代の中で民衆や皇帝たちは理想を抱いて生きていたことがわかる。
その結果、ローマ史は約二千年もの長きにわたって続き、印象に残るような皇帝を何人も生み出してきた。
彼らは人間味に溢れ、何かしらの魅力があり、面白かった。
またローマ史の全体像を知ることで現代の難民問題を知ることに繋がり、歴史を学ぶことの重要さを感じることもできた。 -
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本村先生著作の4作目です。
元々、ネットでの10分講義番組だった内容を本にまとめたというのを最後の後書きのところで知り、いかにも!という感じだったなーと感じました。かれこれ何作も読んでいるので、知っている内容も出てきますが、そこは分かるようになった自分が嬉しかったり。
タイトルの通りですが、古代ローマと江戸時代との類似性に関する内容です。人間、平和を満喫出来るようになるとやることは似通ってくるものなのか、では何故200年も平和を続かせることが出来たのか。その辺が分かるようになると現代の我々にも役立たせられると思います。今の日本では生まれてから戦争を経験したことがない人の方が圧倒的大多数になっ -
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歴史の概要と、キーマンとなる偉人の面白エピソード
以下、公式の説明と目次
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すごいとやばいで
世界史の流れが深わかり!
なにか「すごい」ことを成しとげた人は、歴史に名前が残ります。
でも「すごい」だけの人なんて、この世にはひとりもいません。
生まれた場所や時代によって、人の評価はガラリと変わる。
たとえば、ある国から見れば「すごい」人も、べつの国から見るととたんに「やばい」人になることもあります。
けれど、歴史に名を残した人に共通しているのはそれぞれみんな、一生懸命生きていること。
ときに失敗し、そこから学び、たまに成功する。
カッコいい一面もあれば、ダサ -
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面白かったです。
さすがのローマ史の先生です。
以前に同じ著者先生のローマの本を読んだので被っててつまらなかったらどうしようかと思ってましたが杞憂でした。
今作はローマの社会構造や文化や宗教に比重が拠っているように思えました。ローマでカエサルだ、五賢帝だ…と皇帝や周辺国家との争乱を描いた本はたくさんあると思いますが、こちらは他にはない感じの立ち位置からの本だったので読んでて面白かったです。読み終わるのが勿体無いくらいでした。
本筋とは逸れますが、読んでて一番びっくりしたのが、ローマの建国神話というと狼に育てられてる姿を描いたブロンズ像が有名でよく出てくるかと思いますが、あれ別モノなんですね