本村凌二のレビュー一覧

  • 独裁の世界史

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    共和政、独裁政その2つを軸に論理が展開されていく。

    その相反する2つの政治形態が、実は相互に絡み合っていることに、驚きを隠せない。

    最終章ではデジタル独裁について、記載されていた。

    このパンデミックの中で、人と人とのコミュニティが薄れていくことで、実はデジタル独裁に近づいているのか?と考えてしまった。

    歴史を学び、教える立場として、社会の変化に対応し、道を示すこの歴史学を大切にしていきたい。

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    2021年01月31日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    もっとアカデミックな内容かと思って読み進めましたが、歴史を通じて人間の生きざまそのものに対する示唆が随所に書かれていました!

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    2020年11月30日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    ネタバレ

    ローマ史専門の先生が世界史を語る。
    ギリシャ・ローマ中心だけど同時代を平行に見るとか、わかりやすくて面白い。昔勉強したことが今では違う解釈になってたり、知らなかった情報も入ってきました。
    宗教の辺が特に興味深かった。

    ~宗教を抜きに歴史は語れない
    かつて人々は神々の言葉にしたがって行動していた。ジュリアン・ジェインズ「二分心」の時代。
    二分心は左右の脳が生み出したものらしい。すなわち、神々の声は右脳の声。
    言葉が発達するにつれ、左脳が発達し、次第に神々の言葉が聞こえなくなった。
    そこで人間が生きる指針として造り出したのが全知全能の唯一神なのではないか

    という説が面白かった。

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    2020年07月11日
  • はじめて読む人のローマ史1200年

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    ローマにまつわる7つの「なぜ」を解説しながらローマの歴史を概観している。扱われるのはローマ建国から西ローマ帝国の滅亡までの1200年。文章が非常に読みやすく明快なので、ローマ史の入門書として非常に適した一冊になっていると思う。参考文献が記されていないのが玉に瑕。参考文献欄は内容の根拠を示すだけでなく、初学者が次に読む本の手がかりともなるもの。この点は入門書としては残念。

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    2020年01月18日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    audiobookにて。

    「今を理解するために歴史が役に立つ」ということの意味を始めて理解できた。
    さすが専門家の丁寧な解釈はもちろん、それを一般の教養としてのどう読み解けば良いのかを丁寧に教えてくれる良書。

    学校で教わる歴史は、それぞれの時代、地域をぶつ切りにして覚えるだけの受験のための勉強。そうではなく、歴史を知り、今の問題はどの歴史と同じ流れになっているかという観点で比較することの方がずっと面白く役に立つ。

    締めに今のアジアの状況、中国の立ち位置まで踏み込まれている。今現在の国家間の問題が、歴史や地政学的観点から見てどう理解したらよいのかが分かって目からうろこ!

    こういう見方で世

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    2019年11月09日
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国

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    人類の経験のすべてが詰まっていると言われる古代ローマ史について。
    以下、本書より。

    【ローマ人の特異性】
    なぜローマ人だけがあの巨大な帝国を築く事ができたのだろうか。
    異邦人であるポリュビオスだけではなく、古代でも現代でも誰もが興味をそそられる問題である。
    ローマ人とはどういう人々であるのか、という問いかけは避けようもない。

    住民の数ではヒスパニア人より少なく、活力ならばガリア人より弱く、多才さではカルタゴ人に譲り、学芸ではギリシャ人に及ばない。
    そう指摘したのはキケロ。
    しかし、神々への敬虔さと慎みではいかなる人々にも引けを取らない、と述べたのもキケロ。

    万物は神々の力によって支配され

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    2019年02月09日
  • 教養としての「ローマ史」の読み方

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    ローマ史を概括 塩野七生氏の衰亡史へ行く前に全体像を理解することは大事
    偉大なローマ史も前半から5賢帝ぐらいで終わり 以降は蓄えを食いつぶしていた
    今の日本と同じようにも思えた 歴史は繰り返す
    歴史を学ぶ意義 必然のプロセスがある
    exローマは帝国になり、ギリシアは都市国家で終わった 知識レベルはギリシア高い

    1.国家の度量
    敗戦将軍を受け入れた ギリシアはダメ 日本も戦陣訓でダメ ここは大事 明治は?
    リーダーの品格・矜持 スピキオは捕虜女性を婚約者へ返した 身代金は祝儀!
    2.カルタゴの抹殺
    巨額の賠償金は軍事放棄が経済成長を高め、前倒しで実現
    カルタゴに対する潜在的恐怖心があった
    3.

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    2018年11月10日
  • 教養としての「ローマ史」の読み方

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    ローマ史に特化した本を読んだのが初めてだったせいもあるが、初学者にもわかりやすく、興味をそそる。頁数もやや多いが、読み始めると、あっという間。

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    2018年09月28日
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国

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    ローマ帝国史をコンパクトにまとめた一冊。

    単行本の時に読んだが、文庫化したのを機に再読。やはり非常に面白い。

    たぶん、単行本時代に本書を読んだのが一番最初のローマ帝国本だと思うのだが、それから何冊か類書を読んだためか、初読時よりさらに面白く読めた。

    そのうち再々読する予定。

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    2017年12月29日
  • はじめて読む人のローマ史1200年

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    塩野七生「ローマ人の物語」シリーズ読破を挫折した身として、1200年のローマ史を新書本1冊でまとめてくれるのは非常にありがたい。

    ローマはオオカミに育てられたロムルスによって、紀元前753年に建国される。東西に分裂し、紀元後476年に西ローマ帝国が滅亡。本書では、その期間をローマ史として取り扱い、起承転結の4期に分けて解説している。

    総括すると、ローマ史は変革の歴史だ。1200年続いたというより、続かせたといえる。君主制の時代もあれば、共和政もあるし、皇帝独裁もあるし、その皇帝が金銭で売買された時代もあった。それでもローマは滅ばない。全く異なる政治形態になってもローマは続いたのだ。その理由

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    2015年08月28日
  • 地中海世界の歴史2 沈黙する神々の帝国 アッシリアとペルシア

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    シリーズ二冊目。
    大変興味深い内容。特にペルシアは面白かった!

    そのなかで、違和感があった点をメモしておく。
    第一章
    ・多様・複雑な文明の一様化・単純化
     「古代オリエントのなかでのグローバル化により文明が複雑極まりないものにし、人々はそれをせめて単純化した形で理解しようとした。具体的には「少ない文字数で表現できるアルファベットの流通」「一神教の成立」「貨幣の出現」。それは人間の認識能力につきまとう宿命」という主旨。大枠では賛同するが以下の点は疑問。
     ①アルファベットの流通と貨幣の出現は、異なる文化圏とコミュニケーションや交易を可能としたイノベーションであり認識能力という言葉に集約するに

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    2026年02月26日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    読書録「教養としての世界史の読み方」4

    著者 本村凌二
    出版 PHP

    p264より引用
    “ 戦後日本の西洋経済史の大家である
    大塚久雄氏(一九〇七〜一九九六)は、「正確
    に書くのとわかりやすく書くのと、どちら
    が大切か」と聞かれたとき、「わかりやす
    く書きなさい」と、はっきり答えています。
     どれほど正確なものであったとしても、
    それが人々に読んだり聞いたりしてもらえ
    なければ何の意味もないからです。”

    目次より抜粋引用
    “「歴史に学ぶ」とは何か?
     文明はなぜ大河の畔から発祥したのか
     ローマとの比較で見えてくる世界
     世界では同じことが「同時」に起こる
     なぜ人は大移動するのか”

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    2026年02月20日
  • 地中海世界の歴史8 人類と文明の変容 「古代末期」という時代

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    ネタバレ

    ローマ帝国の混乱期、西ローマ帝国の滅亡期に多神教からキリスト教へと移行した心性を記述。
    ・①地中海世界の宗教観で、十字架上で生身の主が犠牲になるという物語、②社会の階層化が一層進む中で、抑圧された人々の怨念、③社会が混乱する中で、心の豊かさを求める禁欲意識がキリスト教が広く受け入れられた理由としている。
    ・ローマ帝国の衰退は、古代地中海文明の変容。神々が常に人間と共にあり生き方を示してくれる存在だったのが、一神教では、人間は個人として突き放され、「自分で考える」ことを求められる。

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    2026年01月15日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    歴史を点では無く、物語としての線と横とのつながりでも学べる。

    時代背景を知ることで政治体型なども、理論立てて教養として学べる

    ローマについてが中心なのでタイトルは変更する必要は感じました。

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    2025年12月31日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    ローマ史を専門とする著者が、現代社会の教養として世界史を読み解く。歴史とは過去を知るだけではなく、現代を生きるための普遍的な真理や世界観を身につけるための指針だ。?

    なぜ、文明は大河のほとりから起きたのか。なぜ、産業革命はアジアで起きなかったのか。なぜ、民族は移動するのか。そうした理由を追求することで、人類はより良い環境や関係を築くことができ、未来につなげることができる。

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    2025年10月29日
  • 地中海世界の歴史6 「われらが海」の覇権 地中海世界帝国の成立

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    ネタバレ

    グラックス兄弟の改革、民衆派マリウスと貴族派スッラの対立と内戦、カエサルの登場と暗殺、共和政から帝政へ。
    アウグストゥス、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ。

    このあたりの歴史は好き。流れも分かりやすくて良い。
    女性たちの動きとかも絡んで面白い。

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    2025年10月01日
  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史

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    古代から現代までの歴史の流れを踏襲し、時代後をの偉人を取り上げていたので偉人のエピソードではなく歴史の流れもざっくり把握できた。

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    2025年09月30日
  • 地中海世界の歴史2 沈黙する神々の帝国 アッシリアとペルシア

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    ネタバレ

    人類最大の発明、アルファベット、一神教、貨幣は神々の沈黙とともにもたらされた。
    騎馬遊牧民や「海の民」の影響を受け「強圧の帝国」とし周辺国を軍事的に圧倒したアッシリア。
    征服した諸民族の信仰や習俗を尊重した「寛容の帝国」を築いたアケメネス朝ペルシア。

    この辺りの歴史の話は好き。3つの発明の話はちょっと読むのがしんどい感じはあったけど、とても面白い。

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    2025年09月21日
  • 地中海世界の歴史3 白熱する人間たちの都市 エーゲ海とギリシアの文明

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    ネタバレ

    「海の民」の襲撃で崩壊したミュケナイ文明。その後の「暗黒時代」「前8世紀ルネサンス」で生まれた(新しい人間)とポリス。

    この辺りの歴史も大好き。奴隷が支えたポリスの自由やペルシア戦争、ペロポネソス戦争など読んでいて飽きない。

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    2025年09月21日
  • 地中海世界の歴史4 辺境の王朝と英雄 ヘレニズム文明

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    ネタバレ

    ギリシア北方「声なき高地の民」マケドニア。フィリッポス2世がギリシアの覇者になり、その子アレクサンドロスが東征を開始する。そこで生まれた学芸と思想。人類最初のグローバル化。宗教融合。

    この辺りの歴史は好き。フィリッポスのギリシア制覇からアレクサンドロス東征、後継者戦争と流れが分かりすくて良い。

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    2025年09月21日