本村凌二のレビュー一覧

  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史

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    Youtubeの歴史解説動画や、おもしろく興味の惹かれる本、、自分が学生の時に出会いたかった本の1冊です。
    動画解説を見ていたからか、知っている偉人が出てきたときは思い出しながら楽しく読めました。

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    2022年07月24日
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国

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    講談社学術文庫

    本村凌二 「 地中海世界とローマ帝国 」

    ローマ帝国史の本。共和制ファシズム と ハンニバルとの戦いにより、ローマが地中海世界の覇権をとり、平和、政治不安、東西分裂、異民族侵入、一神教へ転換を経て、文明が変貌し 帝国が終焉したという流れ


    皇帝を中心に多くの人物を取り上げているが、カエサルとアウグストゥスは別格なページ数の多さ。「あとがき」で取り上げた三人(マルクスアントニウス、ドミティアヌス帝、アンブロシウス)も興味深い



    ローマ帝国の始まりと終わりについては、著者の特徴が出ているように思う。ローマ帝国の始まりであるカルタゴ壊滅を ローマ人の「父祖の遺風」の精神か

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    2022年07月25日
  • はじめて読む人のローマ史1200年

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    ローマ帝国の起源から終焉までが、分かりやすくまとめられた良書。
    やはりローマの歴史からは、学ぶべき事が多いと改めて感じる。

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    2022年04月22日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    木村先生の本はどれも分かりやすく、勉強になります。「かつて人間は神々の声が聞こえていた」という見方、これは当時の感覚で歴史を捉える、ということなのでしょうが、そう考えれば腑に落ちる点もありますよね。他方、常に「いま」のフィルターがかかって歴史を見ている、という指摘も納得。歴史の見方を教えて頂きました。先生に現在のウクライナを解説して頂きたいくらいです。

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    2022年04月04日
  • 独裁の世界史

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    独裁自体は決して悪いものではないというのが、目鱗だった。共和制、民主制、独裁制、結局、国家や人心が落ち着くのであれば、それが正しい。しかし、1人の人間が強い権力を持ちながら、長い期間正気を保ち続けるのは難しいのだとも思う。

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    2022年03月07日
  • 20の古典で読み解く世界史

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    これまで、「古典」と言われると尻込みしていましたが、ハードルを下げて頂くとともに、素晴らしいガイド。かつ背景の歴史。これがセットだと内容もとっつき易くなるのでしょう。もっと自分の読書の楽しみが増すのはこの方向かも、と感じた一冊でした。

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    2022年02月26日
  • 20の古典で読み解く世界史

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    どうにも古典が苦手。原文翻訳は。じっさい面白くないし、嫌々する勉強になってします。かいつまんで解説してくれる、しかも20冊はありがたい。しかし、やはりダイジェストでもだいたいツマラナイ。イリアス、オデュッセイアくらいは、まだエンタメとして楽しめるが、近代西洋以降は、まったく原典を読みたいと思わない。やはり私は愚鈍で教養とは縁のない人間なのだろうかと、ちょっと悲しい。

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    2022年02月19日
  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史

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    なかなか「やばい」本。
    偉人も変態だったり、変なものにハマったり、煩悩だらけだったり、自分のことは棚に上げてたり…人間らしいなぁと親近感を持てた。(引いた人もいるけど笑)

    インパクトの大きいエピソードを通して歴史の重要人物を印象づけられるので良いと思う。

    あ〜あれ、歯抜いちゃった人ね…みたく(笑)

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    2022年01月03日
  • 馬の世界史

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     馬にフォーカスして世界史を捉え直す本。馬の家畜化から始まり、アケメネス朝ペルシアやらフン族やら中国北部の騎馬民族やら、世界史には馬を巧みに操った人々の影響が常に存在したことを書いている。これを読むと馬を見るだけで歴史に思いを馳せることができるようになるのでおすすめ。カウボーイが乗ってる馬を見て「アメリカ大陸では紀元前1万年頃に馬が絶滅してるから、あれはヨーロッパから移住してきた人が一緒に連れてきた馬の末裔なんだな」とか。
     著者は競馬好きらしく、そのせいか産業革命以後の話がかなり競馬に偏っていたのがもったいない。第一次世界大戦の頃にも軍馬が用いられていたが、そのことについては一切触れていなか

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    2021年09月24日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    全体を通して理路整然とされていていとても読みやすい。世界史には非常に苦手意識が植え付けられていたがもう一度勉強し直そうという気にさしてくれる書籍です。

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    2021年08月25日
  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史

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    偉人と言われる人たちの功績と意外な一面が知れて、楽しめました。
    世界史に興味がない方や小学生が、世界史に興味を持つきっかけとして、おすすめ。

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    2021年08月19日
  • 一冊でまるごとわかるローマ帝国

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    ネタバレ

     突然ですが、人はなぜ歴史学ぶのでしょうか。
     私は、歴史の流れに人間の典型を見ることができるから、だと考えます。

     現代に生きる我々ですが、対人関係に悩んだり、いがみ合ったり、恋したり、諸々のことに思い悩むのは今も昔も変わりません。先が見えない未来への対処に悩んだとき、過去にも類似のことがあったと推測するのが自然だと思います。つまり、歴史の中に「模範解答」を見出そうとするのではないでしょうか。

     そう考えるならば、本作で描かれるローマ帝国の歴史は、人間とは何かを学ぶ上ではうってつけの教材であると思います。「正解」「不正解」かは別として、それはもう多くの解答例を得られるはずです(大部分、微

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    2021年06月17日
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国

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    塩野七生氏の「ローマ人の物語」で、ローマ史に詳しく触れた。
    本書でその復習になる。
    膨大な時間と領域をコンパクトにまとめてあるが、
    一冊では少し物足りない感じ。
    ただし、要所はしっかりとおさえてある。

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    2021年05月06日
  • 教養としての「世界史」の読み方

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    世界史はとても気になるけれど、学生の頃苦手だったので読み切ることができるか心配だったけれど、audiobookで聞いて正解。本で読んだら、知らない単語がたくさんあって読み進めることができなかったと思う。
    内容はとても興味深かった。宗教のことも、文明のことも、正しく分かっていなかったので勉強になった。ローマ史についてもっと知りたい。

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    2021年05月05日
  • 競馬の世界史 サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで

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    競馬の歴史が面白く学べた。
    しかし分かりにくい。時代がとんだり戻ったりする上に年代も「~から何年後」という表記でメモを取らないとついていけない。年表があれば全然理解のしやすさが違うんだが。

    さらに表現に重複が見られ校閲不足を感じる。
    あとがきを読むと100日で書かれたとあるが著者が一気にかきあげた勢いが感じられる。

    内容は素晴らしいがまとめ方が荒削りで読みながら自分で年代をまとめないとついていけない点がマイナス。
    あとこれは競馬と関係ないが在来馬保護の視点が全くない。

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    2021年04月28日
  • 独裁の世界史

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    独裁制、民主制、共和制などの政治体制に
    ピックアップして世界史を断片的に解説され、
    とても楽しく読める本です

    それぞれの政治体制の共通点や相違点などが
    はっきりと分かり、今日の各国の政治体制と
    比較しながら読むとなお理解が深まると思います

    特に、独裁制に興味がある人、独裁者になりたいと思っている人、「進撃の巨人」のマガト隊長が好きな人にオススメです!

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    2021年04月22日
  • ローマ帝国 人物列伝

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    共和制ローマからローマ帝国まで、時代の変遷にあわせて代表的な人物を説明した本。奇をてらう内容ではなく、教科書に出てくるような人を丁寧に解説してくれている印象で、とても読みやすい。逆にマニアには物足りないかも?

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    2021年03月22日
  • 独裁の世界史

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    独裁は絶対悪なのかを歴史を紐解き考察している一冊。
    これまでの独裁政、民主政、共和政について詳細に解説され、それぞれの可能性を検討しています。
    得手不得手や安全危険は各々にあり、独裁について感情で否定せず理性で理解することが重要に思えました。
    古代ローマの期限付き権力者の独裁官のような仕組みは、非常・緊急事態ではとても有効と考えます。
    負の歴史の印象が強すぎるものですが、常に平和ではない今はまさに再認識と再検討の時期ではないでしょうか。
    皆でよく話し合うべき課題です。

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    2021年02月16日
  • はじめて読む人のローマ史1200年

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    世界史の知識が皆無だった私が、カエサルや剣闘士やコンスタンティノープルの陥落など部分的に興味を持った中で、歴史あるローマの全体像を知りたいと思い手に取った一冊。

    現代使われている英単語の語源などの解説も途中に入っており、あれもこれもローマから来ているのかと思うと一層興味が増した。

    これを足掛かりに、各時代のドラマを深掘りしていきたいと思う。

    解説が本当にわかりやすい。筆者の私見も当時の時代背景を想像するのに役立った。

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    2021年01月09日
  • 独裁の世界史

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    民主主義の走りがアテネから、というくらいにしか知らなかったが、古代ギリシャでも政治の形が色々模索されていたのは興味深かった。
    そして、民主主義とはもとからポピュリズムで問題を抱えているものなので、共和制や独裁制から学ぶべきこともあるというのが面白かった。最後はハラリの言うデジタル独裁にも言及されていたが、たしかに歴史から学んでおかないとこれからくる未知の時代に愚かな選択をしてしまいそうだと改めて感じた。

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    2021年01月04日