本村凌二のレビュー一覧
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伝説上の建国から西ローマ帝国の廃位まで実に1200年の歴史を人類史に刻み、紀元二世紀前半の最大判図の時代には東はアラビア半島から西はポルトガルまで、南はサハラ砂漠から北はスコットランドまでの広大な領土であったローマ帝国。紀元二世紀頃の地球の人口の三分の一はローマ帝国の領土内に生きていたという。
ローマ人は、子供の教育に熱心で、子供の教育は家長の一番の仕事であったという。父祖の遺風、どんな風に考えるべきか、いかに振る舞い行動すべきか、その基準を父親は若者に例示し、着実に伝えていった。ここにローマ帝国の繁栄の秘密がある。日本の武士道の考え方に通ずるものがあり興味深いです。
この荒廃した現代では、ロ -
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ギリシャとローマを比較する、という両者の区別があまり厳密になされていない自分にとっては都合のよい一冊。
では実際、本書を読むことによって両者への理解が深まったかというと(どういった期待で本書を読むのかにもよるが)自分は「一般的にはこう」という歴史的事実が、それほど根拠のあるものではないという点において理解が深まったので読んでよかった。
本村氏の「まとめ力」は高い。問題はそれが紋切り型にも感じられてしまうない点で、またそのため事実に即して考えて話している訳ではなく、「多分こうだ」をつなげてストーリーとしてグイグイと「読ませる」タイプに思えた。
一方で桜井氏は、過度の一般化を避け、とくに優劣 -
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ローマ帝国の歴史といえは、塩野七海女史の書かれた「ローマ人の物語」が有名で、今から10年以上前に完成したものですが、私の場合は文庫本化されるのを待って、読破した記憶があります。全部で43冊でした。
この本の著者の本村氏の本は私にとっては初めての出会いでしたが、ビジネスマンが社会人生活を送るうえで溜めになる教訓めいたことも書かれてあって、タイトルにあるように「教養として」読むことができたと思います。
特にローマがなぜ拡大したのか、衰退したのか、衰退している間の皇帝は何をしていたのか、特に、この本は、衰退期になんとかして元の状態(領土)に戻そうとして、苦労したこと、それを引き継いだ皇帝はさらに -
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平地競馬の誕生や馬券の取り組みなどを欧米や日本様々な地域でどのように競馬が今日まで発展していったかの変遷を書いた一冊。
ヒート競走から現在の競走になる変遷、サラブレッドの誕生、競走年齢の低下や距離短縮など今からは想像もできないような競馬が行われていたことやまた馬券の面で見ると不正が横行するなかでの制度の整備に苦心したことが本書で学ぶことができました。
また本書では時代に活躍した名馬についても書かれており、名前だけしか聞いたことのない馬の当時の様子や強さも知れてそちらも勉強になりました。
日本馬のレベルの向上による活躍や海外でのレースも買えるようになり、ますます日本競馬における世界との距離 -
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古代ローマ史を専門とする歴史学者である本村凌二氏が、世界史上の古今東西の人物51人を取り上げ、その生涯と事績を紹介したもの。産経新聞に2012~2013年に連載されたコラム「世界史の遺風」をまとめたものである。
取り上げられた人物は、古代エジプトのアクエンアテンから現代日本の石原裕次郎まで、幅広い時代・地域に亘るが、世界史の表舞台で活躍した人物ばかりでなく、歴史を陰で支えたような人物にも目が向いている。
古代ローマの保守派の政治家で、ローマ人の「父祖の遺風」を体現したといわれる大カトー。
卑賤の出身ながらビザンツ帝国のユスティニアヌス帝の皇妃となり、人民の反乱で首都コンスタンチノープルを脱出し -
良いコンセプトだと思いサンプルを試し読みしてみたが、肝心の英語文が酷すぎて驚いた。
高校生が書いた英語なら納得できるが、本当に英訳の専門家やネイティブスピーカーが原稿作成に関わっているのだろうか。
タイトルを「高校レベル英語の世界史」に変えた方がよいのでは?