本村凌二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
平地競馬の誕生や馬券の取り組みなどを欧米や日本様々な地域でどのように競馬が今日まで発展していったかの変遷を書いた一冊。
ヒート競走から現在の競走になる変遷、サラブレッドの誕生、競走年齢の低下や距離短縮など今からは想像もできないような競馬が行われていたことやまた馬券の面で見ると不正が横行するなかでの制度の整備に苦心したことが本書で学ぶことができました。
また本書では時代に活躍した名馬についても書かれており、名前だけしか聞いたことのない馬の当時の様子や強さも知れてそちらも勉強になりました。
日本馬のレベルの向上による活躍や海外でのレースも買えるようになり、ますます日本競馬における世界との距離 -
Posted by ブクログ
古代ローマ史を専門とする歴史学者である本村凌二氏が、世界史上の古今東西の人物51人を取り上げ、その生涯と事績を紹介したもの。産経新聞に2012~2013年に連載されたコラム「世界史の遺風」をまとめたものである。
取り上げられた人物は、古代エジプトのアクエンアテンから現代日本の石原裕次郎まで、幅広い時代・地域に亘るが、世界史の表舞台で活躍した人物ばかりでなく、歴史を陰で支えたような人物にも目が向いている。
古代ローマの保守派の政治家で、ローマ人の「父祖の遺風」を体現したといわれる大カトー。
卑賤の出身ながらビザンツ帝国のユスティニアヌス帝の皇妃となり、人民の反乱で首都コンスタンチノープルを脱出し -
良いコンセプトだと思いサンプルを試し読みしてみたが、肝心の英語文が酷すぎて驚いた。
高校生が書いた英語なら納得できるが、本当に英訳の専門家やネイティブスピーカーが原稿作成に関わっているのだろうか。
タイトルを「高校レベル英語の世界史」に変えた方がよいのでは?