内館牧子のレビュー一覧

  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る

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    食事にあまりこだわってこなかった著者が病をきっかけに食と向き合う話。「体にいい◯◯を食べましょう」「食事は◯◯しなければならない」というかたい話はなく、テンポが良くて読みやすかった。
    時々、出てくるレシピは料理初心者の自分には難しい食材があったけど、旬のものを食べることはすぐにでも取り入れられそう。
    楽しい本でした。

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    2023年03月16日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    内館さんの本はおそらく初見。
    弘徽殿女御にスポットライトを当てた珍しい小説。ところどころ、あれ?と思うところはあった(夕顔と会う時に源氏が仮面をつけていたとところ等)が、そこは小説なので都合よく解釈しているのだろう。私も女御に関心を持ったことがなかったので、自分の中に新しい観点が生まれたような気分になった。

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    2022年10月10日
  • 【無料版】『今度生まれたら』試し読み 内館牧子特別インタビュー付き

    購入済み

    人間の欲望とは

    結婚して高齢者となる現在まで安定していた日々を送りながらも、実は思い通りにいかず欲求不満で反実仮想の思いから今なおあがいているという気持ちは、まるで人間が本質的に持っている欲望に操られているような感じを受けた。結局人間がすべて満足いく内容の生き方をするというのは難しいのではないかと自分なりに思ってしまう読後感があった。

    #深い

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    2022年01月01日
  • 聞かなかった聞かなかった

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    ネタバレ

    内館さんのエッセイ集。
    横審の話題を含め、脚本家らしいウィットに富んだ内容でサクサク読み進む。
    「負けてもいいから前に出る」という言葉は大切なことだと思う。やろうと思ってもつい尻込んでしまうことが多いだけに、精神論だから〜で片付けないことは大事だなぁと。

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    2021年12月27日
  • 毒唇主義

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    ネタバレ

    内館さんのコラム?集。
    一つ一つは短いものの、日本の伝統文化を愛してやまない著者の想いは伝わってくる。
    個人的には最後の解説のやり取りが秀逸。

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    2021年10月18日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    別の視点から考えることはとても楽しい!正解することが全てじゃない!

    この物語も正解ではないし、自分だけの、自分なりの考えを持つことこそ至高だと感じた

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    2021年09月15日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    内舘牧子さんの作品。源氏物語がテーマなのですが、嫌われ役の弘徽殿女御にスポットを当てています。

    時には視点をずらすことも大事ですよね!

    源氏物語を読んでいると、桐壺更衣が可哀想と思いがちですが、人には様々な感情がありますからね。

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    2021年09月07日
  • 言わなかった言わなかった

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    2021年62冊目。
    まだ大相撲を見ていなかったあの頃。それでも朝青龍のすったもんだ引退は覚えている。あれから何年かがたち、今は白鵬の行動がいろいろと物議を醸している。
    相変わらず、お牧さんのエッセイを読むと背筋が伸びる!

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    2021年08月03日
  • 別れてよかった <新装版>

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    「暗い時こそ、前向きにひらりと飛んだらラクになるし、ラクになったらいいことが寄ってくるから」
    この言葉、素敵だな。
    悩み、もがいている時こそ肩の力を抜き、前を向いて明るい未来を望み続ける  
    そんな気持ちが幸運を連れてくる
    生きていく上で忘れてはいけないことを教えてもらった気がする!

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    2021年06月17日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    源氏物語は昔マンガで読んで、だいたいのあらすじを知っている程度で、弘徽殿女御のことは、「夫に愛されることがなかった、恐い女性」ぐらいにしか思っていませんでした。

    誰もが幸せになるために、なりふり構わず必死に生きている
    端からは恵まれているように見えても、人それぞれ悩みはある
    いつの時代も、現実世界でも物語の中でも、人の考えることは変わらない

    一人の登場人物の目線で語られると、こんなにも物語がイキイキするんだなと思いながら読みました。

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    2021年06月06日
  • 女の不作法

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    最後に内館さんが自己内省のようなあとがきをしていたので安心しました。この本に載っている全ての不作法をせずに生きてきた女性はゼロなのではないでしょうか笑

    人は定年年齢になると横一列に着地する。それまでは確かに、エリートと非エリート、美人と不美人の間には差があった。ここに至るまでの間、見る風景も違っただろうし、手にする数々にも差があった。

    この部分が非常に勉強になりました。

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    2021年05月25日
  • 女盛りは腹立ち盛り

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    2021年18冊目。
    読んでいて、背筋が伸びたりすごく腑に落ちたり自分が生まれる前の事を想像してみたり…読み終えた時にはスッキリ。
    お牧さんのエッセイは自分を高めてくれる。
    今回も名文珍文年賀状には笑った!!!

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    2021年02月19日
  • 大相撲の不思議

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    なぜ女性が土俵にあがってはいけないのか? 左手で手刀を切ってはいけないワケとは? 女性初の横綱審議委員を務めた著者が、相撲史をベースに、大相撲の面白さや不思議さを紹介する。

    女性が土俵に上がれないのは差別だ、という現代らしい主張に対し、東北大学の大学院に入って相撲史を学んだ著者の主張は明快だ。本書の結びの言葉は「国技であり続けるためには、保守すべきは断固として保守すべきである。近代的な歴史や思潮に従う必要はない」。知っていることも多かった本書だけれど、歯切れのいい主張には感心した。
    (B)

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    2019年03月16日
  • 女はなぜ土俵にあがれないのか

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    なぜ相撲の土俵が女人禁制であるか、1350年の歴史から紐解く根拠に感服。女性である筆者が女人禁制を支持することに、女性からの攻撃を多数受けてきた女性の戦いが面白い。

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    2018年08月19日
  • 終わった人

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    ぴったり

    良くも悪くも、一気に読んでしまいました。映画化の俳優が決定していましたので、顔を思い浮かべながらでしたが、良い配役をするものだと!

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    2018年06月09日
  • 養老院より大学院

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    50代に入ってからの大学院生活を語った本。仕事との両立のことだったり、若い人に媚びたくないけど力を貸して貰わないとと困ったときにポルノ写真のテレホンカードを男子院生に渡して「アンタたち私を喜ばせるのよ!」と喜び組を結成して乗り切った話だったり、凄く独自の感性で率直に書かれているのは好感が持てる。お金も払った入試の期日が本職の相撲関係の事件によって延期せざるを得なくなったエピソードなど、業界の方ならではの話も出てくる。

    この本の発行当時よりも社会人からの大学・大学院再受験は増えていると思うので、そういった分野に興味がある人は目を通して損はない。

    文章の書き方がテレビ業界の方っぽいなあとは少し

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    2018年02月18日
  • 出逢った頃の君でいて

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    前作に続きいかにも下世話な話でしたが、なぜかこの作品はワタシを引き込むところがあります。展開が大きいからかな?
    ちょっとありえない、これまた下世話な事件が次から次へと目白押しで目が離せません。ってことは面白かったということか?

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    2018年02月14日
  • エイジハラスメント

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    ネタバレ

    わたしは、主人公よりも9歳年上なのだが、今の自分の生き方もイタイだろうかと思うところがあった。
    自分のことを言われてる気がして、途中なかなか読み進められないときがあった。
    読んだあとも、見た目年齢を気にしてる自分は顕在だし、同年代と思われる人たちを見て安心してる自分がいる。
    わたしこそ、若くもないのに少しでも若く見られようとしてるのではないか?
    年相応に上手に歳を重ねていくには、どうしたらいいのか?
    物語の主人公は答えを見つけたけど、わたしは見つかるのだろうか?
    とりあえず、今を大切に生きてく。

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    2018年02月06日
  • 見なかった見なかった

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    毒吐きます。すみません。

    悪意が無い人の悪事は最悪だっていうところがよかった。悪意が無くなればその人は悪いことはしないから。
    (私の場合は、気持ちよく仕返しができるというのもある)

    悪意が無いからって許されるものじゃない。ただ、できたらそういう人とは「つきあわない」ことしかできない。

    悪いけど、そういう人は、排除。何で嫌われてるのかわからないんだろうね。だって悪意が無いから元々悪人なわけだし(私にとっては)
    一生私と遠いところで元気でいてください。

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    2017年09月23日
  • 女はなぜ土俵にあがれないのか

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    ネタバレ

    まず、冒頭の文章の
    まあ白痴(汚い言葉ごめんなさい)な
    女性方がいることに驚きです。
    女性の形をした人間外としか
    思えませんでした。
    どうか他の惑星にお帰り願いたいところです。

    なんというか、
    同じ女性として、恥ずかしい発言が
    多々見られますね。

    うちが女性云々という言葉が
    嫌いなのは一種の傾向もあるのですが
    どこかその平等という考えには
    全て平等にはできないものがあるからです。

    相撲もそうだと思いますよ。
    そこが神聖な場所で、元から女性を許さない。
    だからこそ、立ち入ってはいけないということ。
    そこまでして意固地になって
    あがりたい人の気持ちが分からない。

    それだとしたら、レディース

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    2017年04月10日