内館牧子のレビュー一覧

  • 終わった人

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    定年後の会社に未練がある男性のお話。
    ちょっと先の私の話かと思って、焦りました。
    別に昇進も目指してないし、そこまで仕事人間でもないけれど、定年したら何かにしがみついて成仏できないかもしれない恐怖。。。

    折り返していると思われる自分の人生、まじめに振り返りました。
    誰しもが終わった人になる、とその後のエッセイでも読んで、そうだよね、と大きく頷きました。
    考えてたつもりだけど、この本読んで、もっと焦りました。
    生き甲斐がないと生き様がつまらない…

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    2024年12月05日
  • 終わった人

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    主人公 田代はじめ登場人物すべて、それぞれの立場で懸命に生きている姿が魅力的で眩しい。全然「終わってない人」たちばかりだ。

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    2024年11月30日
  • すぐ死ぬんだから

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    面白すぎました
    ハナさん立派!素敵で希望を与えてくれるようなお年寄りって現実にはあまり居ないので。
    そのぶん、岩造、最低…
    由美さんも嫌い、むかむかする
    雪男、苺、いづみ、岩太郎は良いね◎

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    2024年09月12日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    正直なところ私は源氏物語は全く詳しくなく、ほぼ何も知らない状態から読んだ。
    しかしとても読みやすく、面白く、サクサク読むことができた。

    内容的には最近流行りの異世界転生ものっぽい感じがあり、物語序盤で主人公が手にするあらすじ本が言わば未来視のチートアイテムのような感じもある。
    (とか言っておきながら、実は私自身は異世界転生ものは読んだことがないのを詫びたい)
    そう書くと転生先でやりたい放題かと想像するが、作者自身のあとがきで記載の通り、しっかりと弘徽殿女御を中心とした源氏物語の世界に沿って話は進んでいく。

    物語の中では主人公や弘徽殿女御周辺の人物の心理描写を中心として描かれており、現代の便

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    2024年09月03日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    気付いたら源氏物語の中に入り込んでいた…と聞いただけでワクワクするような話だと思った。
    私は源氏物語を一切読んだことがなく、全く源氏物語の内容がわからないで読み始めた。

    読み進んでいるときには感じなかった、源氏物語への思いが読み終わった後に爆発した。
    もっと源氏物語を知りたい、読みたい。
    もっといろんな人達の心に触れてみたいと思った。
    近々源氏物語をちゃんと読んでみようと思う。

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    2024年08月13日
  • 女の不作法

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    共感できるものから、無意識にわたしも?と気付かされるものまで、数々の女の不作法。痛快な物言いで、頼れる友人と話しているような感じで読めました。

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    2024年06月18日
  • すぐ死ぬんだから

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    ネタバレ

    主人公の78歳忍ハナさんが何と言っても魅力的に描かれていますね。

    実年齢より若く見えることを常に意識している所は見習いたいくらい。ホントおしゃれな御婦人なんです。だけど心の中ではまぁ毒を吐く。

    誰から見ても仲良し夫婦の忍岩造とハナ。突然岩造が亡くなり遺言状を残していた事から40年も家族に秘密にしていたもう一つの家庭があった事が発覚。

    嘘でしょ〜。そんな長い事よくぞ隠し通せたと思います。岩造が亡くなり、もう生きているのも辛くなっていたハナが、妾とその息子の存在を知り一発かましてやりたい!と元気を取り戻したのは良かった。

    岩造の唯一の趣味だった折り紙で追悼折り紙展を開催しようとしていたのに

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    2024年06月02日
  • すぐ死ぬんだから

    購入済み

    快活でテンポが良く楽しくて一気読みしてしまいました。突然の夫の死と書いていないはずの遺書、そしてまさかの内容。どん底に突き落とすような出来事を乗り越え菩薩を通り越し大日如来になっていくハナさんは口は悪いけど愛すべき存在です。まだ老齢ではないですが生き方を考えさせられる一冊でした。

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    2024年05月03日
  • 今度生まれたら

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    私は、結構好きだったけどw
    40代の私が70歳になった時、夏江さんみたいに思うかしらw
    夫婦のこと子供のことはかなり共感したし、だれかに必要とされていること仕事をするということっていうのは、何歳になっても生きがいなんだなって改めて考える機会になった。
    上り坂下り坂そしてまさか
    人生何があるかわからない。今言えることは、生まれ変わってても主人と結婚したいって思うような生活をしていきたいなw

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    2024年04月09日
  • 女盛りはモヤモヤ盛り

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    この本もそうですが、いろんなことを気づかせてくれるので、好きです。
    菊池雄星のくだりで、
    人生を豊かにするのは、人、本、旅
    その中で一番にしたいのは人に出会うこと。
    亡くなった人には会うことが出来ないが、本はかなえてくれる。
    内館さんの本は深みがあります。

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    2024年01月31日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    源氏物語をほとんど読んだことがないのだが,この超大作は面白すぎる!
    浦島太郎の反対バージョンにもなってるのかな?

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    2023年11月05日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    タイトルにひかれて軽く読み進めていたら、ぐんぐん引き込まれて一気に読んでしまったお話。
    歴史ファンタジー、ではあるのだけれど、登場人物の心情がとても繊細に描かれていて、切なくて泣けます。

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    2023年10月10日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    プラダを着た悪魔 が大好きで、それに通じるものがあるのかと思って手に取りました。
    十二単を着た悪魔は、本当に悪魔のようでした。笑

    その時代の立場や役目は生まれた時から決まっているようなものだけど、現代よりもシビアな女の争い、いかにしたたかに賢く振舞うか。読んでいて本当に面白かったです。

    女性として生きた証を残せるような人になりたいと思いました!

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    2023年10月09日
  • すぐ死ぬんだから

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    終活の話かなーなんて読んでいたら全然違って面白すぎた。
    ハナの心の中のツッコミが口悪いしなんか嫌だなぁと思ってたし、同窓会でのマウントの取り合いは歳をとってもあるんだと思うと気が滅入ったところに岩造の遺書ね。
    そこからは寝る間を惜しんで読んでしまった。
    ハナが菩薩になってくのを見て自分が想像する年寄り像に近づいていった感じ。

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    2023年09月29日
  • すぐ死ぬんだから

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    かっこいいおばあちゃん!
    麻布に昔から住んでいるというのもまた素敵。
    初めて内館牧子さんの本を読んだがすぐに別の本も購入することにしました。

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    2023年07月03日
  • すぐ死ぬんだから

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    快活なかんじの麻布のおばあちゃんのはなし。負いについても考えさせられたし、夫のそんざいとは?ということも考えさせられた本だった!!

    すごく面白かったなぁ。こういう攻める系のおばあちゃん痛くも見えるけど、やっぱり胸張って生きてる法がかっこいいよね。

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    2023年06月26日
  • すぐ死ぬんだから

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    予想通りの展開なんだけどグイグイ読まされた。ハナのぼやきというか心情が歯切れ良く気持ちが良い。
    要所要所でなるほどと思う文章も多く、人生の節々で読み返したいと思った。
    年を重ねるとまた感じ方も変わりそう。
    意地悪な主人公であまり共感出来ないという声も多いけど私はめちゃくちゃ共感したので自分が意地悪な人なのだと実感(笑)
    家族や周りの人物のキャラもしっかりしてて、登場人物は多いのに混乱せず楽しめた。人の日常を覗かせてもらっているような気持ちになる作品でした。

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    2023年06月14日
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る

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    つい食べることが疎かになりがちだけど、美味しくて健康的な食事を作ってみようと、とても励まされました。

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    2023年06月14日
  • すぐ死ぬんだから

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    面白い。冒頭から痛快。
    大台前の同期会での女性同士の妬み混じりの皮肉炸裂。
    高齢者の「ナチュラル」嫌い
    「人間は中身」と言う人に限って
    中身がない。等
    毒気がある言葉が刺さる。

    老化を感じ始めた女性が元気が出る本。

    外見を磨くことは心身の健康も必要であり
    理にも叶ってる。

    草笛光子さんや岸惠子さん等
    美しい高齢者を想像しながら読んだ。

    安物の帽子にリュック姿になりつつ
    あった自分に喝を入れられた。

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    2023年05月16日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    ネタバレ

    源氏物語の時代へタイムスリップする話。
    歴史は詳しくもなく好きでもなかったが、どんどん読み進めていた。
    生活様式がリアルに描かれていたと思う。
    源氏物語の悪役?である弘徽殿女御をただの悪役に書かないところに作者の愛が
    詰まっているのではないかと感じた。
    もし平安時代へタイムスリップしたら、どうやって生きてこうかなーと考えてみるもの楽しかった。

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    2023年05月02日