内館牧子のレビュー一覧
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正直なところ私は源氏物語は全く詳しくなく、ほぼ何も知らない状態から読んだ。
しかしとても読みやすく、面白く、サクサク読むことができた。
内容的には最近流行りの異世界転生ものっぽい感じがあり、物語序盤で主人公が手にするあらすじ本が言わば未来視のチートアイテムのような感じもある。
(とか言っておきながら、実は私自身は異世界転生ものは読んだことがないのを詫びたい)
そう書くと転生先でやりたい放題かと想像するが、作者自身のあとがきで記載の通り、しっかりと弘徽殿女御を中心とした源氏物語の世界に沿って話は進んでいく。
物語の中では主人公や弘徽殿女御周辺の人物の心理描写を中心として描かれており、現代の便 -
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ネタバレ主人公の78歳忍ハナさんが何と言っても魅力的に描かれていますね。
実年齢より若く見えることを常に意識している所は見習いたいくらい。ホントおしゃれな御婦人なんです。だけど心の中ではまぁ毒を吐く。
誰から見ても仲良し夫婦の忍岩造とハナ。突然岩造が亡くなり遺言状を残していた事から40年も家族に秘密にしていたもう一つの家庭があった事が発覚。
嘘でしょ〜。そんな長い事よくぞ隠し通せたと思います。岩造が亡くなり、もう生きているのも辛くなっていたハナが、妾とその息子の存在を知り一発かましてやりたい!と元気を取り戻したのは良かった。
岩造の唯一の趣味だった折り紙で追悼折り紙展を開催しようとしていたのに -
購入済み
快活でテンポが良く楽しくて一気読みしてしまいました。突然の夫の死と書いていないはずの遺書、そしてまさかの内容。どん底に突き落とすような出来事を乗り越え菩薩を通り越し大日如来になっていくハナさんは口は悪いけど愛すべき存在です。まだ老齢ではないですが生き方を考えさせられる一冊でした。
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Posted by ブクログ
痺れる程にかっこよく、ウーマンオブザイヤーだったら大賞クラスの弘徽殿の女御がメインのストーリー。
源氏物語は、7年位講座に通っていたので元々興味がありました。
「十二単を着た悪魔」は本家とはかなり違う視点で書かれていましたが、最初から最後まで楽しく読ませていただきました。
ちなみに本家の弘徽殿の女御といえば、ヒール度100%の悪の帝王という感じです。
内館牧子さんはそのイメージを全て覆し女御の知られざる?魅力を存分に引き出す方法として、現代の感覚と発想を持つ女性として女御を登場させました。
とりわけ印象的だったのは彼女の言葉でしょうか。
とにかく何でもズバッとハッキリ言ってのけてしまうのです -
Posted by ブクログ
ネタバレ源氏物語は、授業で習った程度でいつかちゃんと読みたい。と思っていたことから、興味を持ち手に取りました。
よくできた弟を持つ自分に劣等感を持つ主人公の人物描写にどんどん引きこまれました。
物語の中にタイムスリップするという変わった設定が、とても面白かったです。
はじめは、弟が優秀すぎて引け目を感じる、そんなことがあってはいけないな!と親目線で読んでいましたが、最後まで読むと、みんな人知れずコンプレックスを持っているものなんだな、と考えさせられました。
物語の世界で生きる中でふと主人公が思い出した、化石ができると思って庭に葉っぱを埋めて、母と一緒にやった実験。母からの愛情溢れる接し方、いいなあ