内館牧子のレビュー一覧

  • 今度生まれたら

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    まず読み終わってすぐ、自分はこの先どう生きたいのか考えた。どう生きても「あのとき違う選択をしていれば…」と思うのかもしれないが、後悔が少ない人生を送りたいと思った。

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    2024年06月07日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    弘徽殿の女御!
    源氏の身近にいても愛人にならなかった強い女というか敵として捕らえられがちな
    彼女目線の源氏世界は現代感覚アレンジも違和感なくておもしろかった。
    源氏は誰目線で読み解くかでほんと印象変わるし、なんとなく流されて自分がなさげだったり刹那的で八方美人だったりみたいな印象が強い人たちでさえ実はみたいな強かさや苦しさがあったりするのがおもしろいな、だからこう1000年も読み継がれ研究されありとあらゆる二次創作が生まれてくるんだなあ

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    2024年06月06日
  • 聞かなかった聞かなかった

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    確かに幼い頃にあった正義感や純粋な心が失われていくケースは多い。しかし、私のような発達障害者は、それがそのまま残る為、見たまま感じたままを素直に褒めもし、また、おかしい事は、おかしいと言ってしまうのである。無論、立場の違いや、言ってはいけない場所等というのも理解できない為、社会から爪弾きに、されるのである。

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    2024年06月01日
  • 今度生まれたら

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    外面は理解ある良き妻、良き母だが、内面はひねくれ気取り婆さん。実際に作者が70代だからこそ面白おかしくセカンドライフについて綴れたのだと思う。

    物語が進むに連れて、ケチじじいと寄り添うような雰囲気からの締めくくりの一言が最高に笑えた。

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    2024年05月09日
  • 【無料版】『今度生まれたら』試し読み 内館牧子特別インタビュー付き

    購入済み

    小説なんだけど途中からエッセイなのかと誤解するほど現実感があった。作者の文章はキッパリしている印象があって力強いと感じた。

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    2024年03月23日
  • すぐ死ぬんだから

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    80歳間近のばぁさんの生き様がカッコよくキラキラと書かれていて、いつまでも若くいたいと思わずにはいられない私だけど、歳をとるのも悪くないなと思わせてくれる1冊でした。

    すでに外見などで手を抜きがちな毎日ですが、主人公ハナのように偽善かもしれないけど、お洒落をして自分を鼓舞しながら堂々とした生き方で年齢を重ねていけたら素敵だなと思いました。

    イライラする日や落ち込む日も沢山あって、心がすり減ったりもする。
    全てを許すまではいかずとも、昔よりは確かに許容範囲が広くなったような気がします。年齢を重ねれば感じ方も違ってくるだろうし、仏にはなれないけれど相手のことをもう少し今より思いやれるよう、私自

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    2024年03月14日
  • すぐ死ぬんだから

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    意外に明るく面白く、一気に読み切りました。
    痛快さとせつなさの絶妙なミックス。
    諦めてはいけない、人生最後にまで突っ走ろうと思わされるお話でした。あちら側でない高齢者を目指そう。

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    2024年03月03日
  • 今度生まれたら

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    すぐ死ぬんだからを読んで内館さんの作品が好きになり
    今回で2冊目。

    70歳の主人公ということで
    自分にとってはまだ先の話だけど

    女性の生き方、女性の立場、自分の人生、人生の岐路、子育てのために自分のやりたいことを我慢するのか、旦那の駐在などなど
    自分がこれまで考えてきたこと、直面してきたことが詰まっていて
    楽しく読み進めながらも
    考えさせられるポイントがたくさん。

    今、中国に暮らしていて
    周りの女性の多くが
    男性に頼らずに生きていくことの大切さや
    男性がいなくても食べていけるだけの安定した仕事を持つことの大切さをよく話していて。
    そういう部分も感じながら読んだ一冊。

    内館さんの作品、

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    2024年02月17日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    源氏物語にワープしてしまった若者といえば、光源氏の関係者の頭中将か、源氏付き人の惟光の近辺にいる人にするのか、と想像するのは平凡。陰陽師を持ってきた作者の発想は、ヒロインが弘徽殿女御であるからなるほどと思う。

    なにしろ弘徽殿女御は超オカルトチックに、政的の恋人に憑りついて殺人までするのだから、陰陽師という現代から見るといかがわしくも怪しい職業なのでさもありなんと、一応は源氏物語を知っているのでわくわくする。

    その若者「雷」君はトリップする前に現代社会では、大学卒業したけれど受けた全社落ち、フリーターになってしまい、行き場を探している青年というわけで、古文の文芸の世界で何を得るのかが興深い。

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    2023年12月19日
  • すぐ死ぬんだから

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    ネタバレ

    夫が急死して妾と隠し子の存在が分かり、掛け軸が遺言に出てきたところでこの話知ってると思ったら…何年か前にNHKのドラマで見たことを思い出した。ハナさんは三田佳子で。他のキャストもネットで見て納得。小説が先だったのかドラマの書き下ろしだったのかは分からないけど殆ど小説内容をドラマ化されていたと思う。ハナさんの心の中は小説を読んだ方がよく分かり、笑える。年代的には自分より先のハナさんだけれど『品格のある衰退』のことを考えるきっかけになった。

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    2023年11月29日
  • すぐ死ぬんだから

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    ネタバレ

    そこそこ、それなりに仲良し夫婦の日々のお話なのかと読んでいましたが、ん?んん??と展開があり、なかなか楽しく読ませてもらえました。
    私自身、もう人生の半分にさしかかっており、悩み多き日々を過ごしてますが、読後、私は元気をもらえました!

    あと、普通に家族仲が良く、支えあえる環境に羨ましさも感じました。

    追記
    現実に、父親の隠し子騒動があり、この本を思い出しました。(母は既に他界しています)
    隠し子に罪はない、それは分かっているけれど、母の気持ちを思うと、我が家の過去の日々を思うと到底許される気にはならない。
    いろんな立場の気持ちに共感できました、ほんとにこんなふうに思うんですね、リアルでした

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    2023年11月05日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    源氏物語はとても昔に漫画で読んだことがある程度で、前知識が零に近い状態で読みました。
    タイムスリップという実際にはお目にかかれないフィクションを交えて書いてあるこの本はとても読みやすく、それぞれのシーンが想像しやすい表現でした。

    私が源氏物語の世界に行けたら、一目でいいので光の源氏を見たいです。

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    2023年10月19日
  • すぐ死ぬんだから

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    ポルカドット、パラッツオパンツなど、知らないファッション用語ググりながら読みました。ハナの服装を詳しく表記しているので頭の中でハナが生き生きと動いていました。
    主人公の強烈な内面がかかれており、この本は年寄りくさい人間を嗤いながら読むのだろうか、いやいや逆にそんな人間をバカにして若作りする人(ハナ)を痛い人だとわらいたいのか、初めはわかりませんでした。
    ただのエッセイのような本だと思っていたら途中からの急展開で人生をじっくり考えさせられました。
     私の母は嫁いできた田舎で、お洒落を楽しめずにつまらないと言っています。スカートを履いているだけで何処かにお出かけ?と聞かれてしまう。年をとると尚更周

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    2023年09月30日
  • すぐ死ぬんだから

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    途中からまさかの展開となり、どんどん読み進められました。

    主人公が夫の不倫相手の息子から相談を持ちかけられる展開となり、「そんなことあるっ!?」と思いましたが、徐々に主人公の心が柔らかくなっていく様子に、なくもない、なかなか粋な展開だなと思いました。

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    2023年07月20日
  • すぐ死ぬんだから

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    終わった人、を読んですぐこっちも読みました。
    こちらもまさかの展開が続いて、すぐに読んじゃいました。
    年相応とか、若く見えたいとか、言葉にするのは難しいけど
    自分らしくいれば輝いているんだなと思った。
    背中を押してくれるような本です。

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    2023年07月08日
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る

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    著者の本は、本音で書かれているので、面白く、読みやすくて、とても好きです。
    本著は、「料理」をテーマに書かれていましたが、とても面白く、料理がしたくなりました!
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

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    2023年06月19日
  • 女盛りは不満盛り

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    ネタバレ

     60代の多くは心と体のギャップに気づかない。60代は間違いなく「転倒注意年齢」 内館牧子「女盛りは不満盛り」、2020.2発行。①著者と愛猫カミラの日々がとてもいい話でした。秋田には忠犬だけでなく村人を救った忠猫もいたそうです。猫はやるときにはやるそうです(^-^) ②北の湖理事長に「どうしたら人気回復が」と聞くと、間髪を入れずに「いい相撲を取ることです」。座布団投げは観客からの「懸賞」。③今回、将棋熱がここまで高まったのは、天才棋士の強さだけにではなく、全棋士に漂う抑制の美、言葉の美に心打たれたこともあるのではないだろうか。

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    2023年06月08日
  • すぐ死ぬんだから

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    はじめは主人公、皮肉ばかりの押し付けがましい小姑だなと感じた。読み進めるうちに感情移入していき終盤菩薩に化してるのが面白かった。

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    2023年05月29日
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る

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    医食同源。食事も薬も源は同じ。健康を維持するには食事が大切。食べることは生きること生きることは食べることを意識しながら食に向き合いたいと思う。

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    2023年05月19日
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る

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     若い頃の豪快な食生活から大病体験、料理への遅い目覚めなどさらけ出し笑い話にしながらも、同じような道を歩みつつある予備軍の我々に警鐘を鳴らし、大切なことをたくさん書いてくださっている。良いと分かっているようでなかなか取り組めないことの多い食生活を振り返り、反省し納得すること多数。
     料理研究家の先生方との対談からも難しく考えなくて良いということが分かり、何か出来そう!と思わせてくれる、目の覚める一冊でした。

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    2023年03月22日