内館牧子のレビュー一覧
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ「終わった人」、この言葉は負債を抱えすぎて首が回らなくなった人、妻子共に逃げられて自分自身の立場がわからなくなった人…とかではありません。
自分の仕事を全うし、やり切ったサラリーマンが定年で退職したところから、主人公は社会より「終わった人」となるのです。
私はまだまだ社会に投げ出されたばっかりのこの作中で言うのならば、桃の子なのですが、
この作品を読んで私はどう定年を迎えたいのかなあ。としみじみ将来を考えるきっかけとなる1冊となりました。
もしかしたら定年まで頑張らず途中でリタイアして、のんきに低空飛行している人生かもしれないし、その時は自分の両足で立てるように生きていける方法を身につけて -
Posted by ブクログ
ネタバレ30代になってようやく「この人生はおばあちゃんの歳まで地続きなんだ」と実感をした。それまでは自分のおばあちゃんを見てもどこか他人事のようで、自分がおばあちゃんの歳になるとは信じられなかった。
老後の夫婦生活や生き方に関する本作。夫が亡くなり生きる希望を無くし意気消沈していた主人公が、夫の知らなかった一面を知り、そこから生きる活力を見出していく姿がとても興味深く、一気に読んだ。同窓会や同級生や近所の奥さんとの会話など、自分の将来を考えると他人事ではないので身につまされる。
主人公の素直な本音や語尾の「ッ」や「ァ」といったくだけた感じが日常会話のリアルさを感じるのか、とてもテンポよく読める。
岩太 -
Posted by ブクログ
この手の本はたぶん自分から読むことはないけれど、知り合いから紹介されて手に取った。
定年後の紆余曲折や、その中で変化する夫婦の関係が生々しい。これは定年後に起きる危機の話ではなく、人生に訪れる(超主観的な)困難や変化への向き合い方の1ケースの話と思いながら読み進めた。目指す先を考えながら今をどう対処するのか。どんな判断をする自分でいたいのか。主人公は虚栄心をもっているがメタ認知もしている。それは自身を変化させていくために必要なことで、だから最後はアイロンがけもできたのだと思う。
また、本当に悪いのは不払い起こしたミャンマー企業だけど、人は目に見える誰かのせいにしないと気が済まないのでしょう。そ -
Posted by ブクログ
一気読みした本
ドラマから小説に書き起こした本は初めて読んだ
内館牧子の小説も初めてだ
すごく読みやすくて読後感もいい
たくさん泣いた
読んでよかった
作者があとがきの冒頭で書いている
「東日本大震災で亡くなった方々は、実はどこかで生きているのではないか」という想いがこの小説の内容に繋がっている
ネタバレになるので詳しくは書かないけど
震災で辛い経験をした主人公がそういった体験を経て心が救われ、再生への道を進み始めることができた
心温まるお話でした
登場人物の女性がレストランで言った言葉が
胸に響いたし、かっこいいと思った
「こちらのお客様、3.11で死んだ人は死に損というような言い方を