内館牧子のレビュー一覧

  • 見なかった見なかった

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     変わったタイトルですが、脚本家・作家である内館牧子さんのエッセイ集です。
     内館さんには、今はなき赤坂プリンスホテルで20年ほど前にお目にかかったことがあります。ちょうどNHKの大河ドラマ「毛利元就」が放送されたころで、会社のイベントでの講演をお願いしたのですが、その折にご挨拶方々いろいろとお話を伺ったことが思い出されます。その後は、特に横綱審議委員としての言動が注目されるようになりましたね。
     このエッセイ集でも、歯切れのいい舌鋒鋭い切り込みが随所に見られます。

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    2016年09月19日
  • 出逢った頃の君でいて

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    ネタバレ

    人の世なんて一瞬。人の命なんて一瞬。
    そんな中で出逢った人を愛し、出逢った人に優しくし、出逢ったことを喜ぶのがきっとすてきな人生なんだと思う。
    本文より引用。
    主人公の周りの人、他人の狡さ、親心、が交錯する作品。

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    2016年08月14日
  • エイジハラスメント

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    テンポよくすぐ読めます。女性の年齢ってここまで気になるものなのかなーと思いましたが…気にする人もいるかもしれないので気をつけようと思いました。ドラマとは全然内容は異なりましたが
    おもしろかったです。

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    2016年06月06日
  • エイジハラスメント

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    面白かったー!

    加齢に対してかなり執拗に厳しく描かれている。

    蜜がしっかり自分の年齢、自分の人生に向き合い。答えを出したところにすごく共感した。

    年をとることは当たり前。
    頭ではわかっているのに。。
    若い時とのギャップに苦しむ。
    若さへの執着…

    蜜の年齢に近いので
    共感できる部分も多かった。

    ただ、直哉みたいな夫はいやだなー。
    子育てしてる妻に対して外に目を向けてほしかったって。子育てしてたら時間ないし、、、妹と同じ年齢の女性と不倫って。

    玲子の生き方はすごいなっと思いました。

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    2016年05月16日
  • 週末婚

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    ネタバレ

    夫婦って難しいなー
    でも一緒にいてすべてをさらけ出すからこそ
    より深みにいけるのかな。
    それでもやっぱり私は同居婚が良い

    純さんがとても素敵。

    月子が傷ついたときに、陽子に会いに行くシーン。
    「おんな」ですよね~
    そんな月子に共感できちゃう自分も、
    どろどろの「おんな」。

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    2015年05月13日
  • 週末婚

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    再読。
    美人で翻訳家である姉と地味なOLの妹、姉妹間の確執、嫉妬、松下由樹、永作博美のドラマが印象的だった。
    週末婚という形態、収納をアドバイスするハドルコーディネーターという肩書きなど、男女雇用機会均等法後の女性の社会進出をことさら取り上げていた当時の世相を反映していて懐かしい。
    ラストはちょっと驚いた。

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    2014年12月17日
  • 小粋な失恋

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    ネタバレ

    小粋な都都逸に乗せて苦しい恋もさら~と謳う
    内館さんならではのスパイスが効いてて面白い
    こんな粋な女になりたいね~

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    2017年02月07日
  • 切ない30代に捧ぐ

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    ネタバレ

    内舘さんのエッセイを読んで面白かったので、2冊目も読んでみる。脚本家になってからもがむしゃらに頑張る姿が印象的。夢を叶えるまでも、叶えてからもガムシャラ。ガムシャラになれるには、やはり好きなこと、やりたいことを仕事にすることが第一なんだなーと思った。脚本も何本か載っていて、どれもこれも非常に共感できる内容。ドラマを見ているようで面白かった。
    やはり、いくつになっても、夢を持って、目標を持って、生きていきたいなぁと思った。進んでいるという実感を持って生きたい。
    勇気と元気が出る一冊!

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    2013年05月12日
  • 女はなぜ土俵にあがれないのか

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    ネタバレ

    チェック項目14箇所。実生活の差別、不平等、人権侵害には断固反対するが、芸能、祭事、文化、儀礼等においては、守ってきた形態を今の時代に合わせて変える必要はないと考える。「土俵は俵で決壊された異空間である。結界内においては、結界内のルールがある。それは結界外の一般社会の法律やルールや風潮とは一致しない場合も多々あるが、差別とは別次元の話であろうと私自身は考えている」。相撲が「国技」になったのは1909年のことである、まだ100年もたっていない。「大相撲」は料金を取って客に見せるものであり、近年に生まれた興行である、一方の「相撲」は『日本書紀』などの文献にも出ている通り、起源とされる頃からのもので

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    2013年01月26日
  • 週末婚

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    平日は仕事に趣味にと自分ひとりの時間を大いに楽しんで、週末だけ夫婦一緒に暮らしましょう。
    独身生活と婚姻生活のいいとこ取りのような生活スタイルだが、果たしてそううまくいくのか。

    冴えない妹である主人公が、才色兼備の姉の結婚を機に「姉より幸せになってやる!」と決意したことから始まる、姉妹の愛憎劇を絡めながら進む恋愛小説。

    「面白い」の一言に尽きる。

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    2011年08月13日
  • 「横審の魔女」と呼ばれて

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    週刊朝日に連載されていたコラムのなかから相撲関係をまとめた作品。連載当時から時折読んでいたので懐かしい感じがしました。それにしても横綱審議委員を10年も務めていたとは!せいぜい数年だと思っていましたが長かったんですねえ。大相撲を世間に広めた功績は大きいと思います。ご苦労様でした。

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    2010年11月12日
  • 必要のない人

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    内館さんの本は初めてでしたが、1冊目がこれでよかったな~と思いました。
    彼女のキライなタイプの女が、私と似ていたから(笑)
    次はどれにしよう。

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    2010年06月11日
  • 養老院より大学院

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    内館の文章は、しっかりしている。エッジが立っていてかつ論理的だ。社会人大学院の生活が楽しいものであったことがストレートに伝わってくる。

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    2018年10月14日
  • 愛し続けるのは無理である。

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    うーんやっぱりそうかあとタイトルに唸ってつい購入してしまった。

    私が内館牧子女史について知っていることなんて
    女性なのに横審で大相撲の大ファンで東北大の大学院に通っていたおばさん
    くらいなものだったのだけれど、
    読んでみたらまあ、素敵な中年女性です。おばさんなんていってごめんなさい。
    私はおばさんという言葉を使うときこれはもはや蔑称でしかないと思って使いますので、ね。

    「男女差別はなくすべきだけれど、男女の差異はあったほうが絶対楽しい。」

    多くの人が感じているであろうことながら口に出せない、極端にどちらにも偏らない
    それでいて明確な思想に基づいた、適度な保守が心地良いのです。
    考え方が似

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    2009年10月04日
  • 愛し続けるのは無理である。

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    店でジャケ買いしたが軽く一気に読めた。ニュースで見かける内館さんが、なぜいつもあんなに怒ったような顔をしているのかがなんとなく得心できた。もちろんソレのみじゃないだろうが、人生のかなりの部分をやはり「相撲」に捧げた方だったんだなあと、若貴の頃にちょろっと相撲にハマってたにわかファンの私などは口を挟めない真摯な言葉が、笑いをまじえた軽やかな中に語られている。中年以降に突然勉強したくなる気持ちはわかるよ、私も。一人の男を永遠には愛せないが、誰しもひとつぐらいは一生愛しつづけられるものはあって、ゆく先が読めるようになった後そのためにもうヒトハナ頑張ろうという気持ちになるのはあり得る。著者にとってはも

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    2009年10月04日
  • 切ないOLに捧ぐ

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    正直言って最初はタイトルから手に取ることができなかった。なんだか自分が疲れたOLだと認めるのがイヤだったし、なんか丁度「私ってこのままで良いのかしら」とすごく悩んでいた時期だった。

    この本はシナリオライターの内館 牧子さんがOLからシナリオライターになるまでのことを書いているエッセイだ。

    OLからシナリオライターへの華麗な変身…と書くと聞こえは良いが、いろいろと地道なこともやっていたり、紆余曲折などもあったことなどを、暗くならず、軽快なテンポで語っている。

    この本を読み、いろいろ言い訳せずに実行することが大切と改めて感じ、新しいことへのチャレンジをする意欲がわいた。

    「このままで良いの

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    2009年10月04日
  • 切ないOLに捧ぐ

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    酒井順子「負け犬の遠吠え」は、あんなにメディアに取り上げられる前であったら素直に気恥ずかしくなく手に取れたのに、と思う女性は多いのではないだろうか。気恥ずかしい題名、それは本書も同じである。エロ本を買う男子が他の本に挟んでレジに持っていく気持ちにも似て、正直、あまり人に見られたくない。自分が切ないOLだと見られるのは、たとえそうであったとしてもやはり悲しい。が、しかし、そう思う感覚を持った人にこそ、その恥ずかしさを乗り越えてでもこの本を読むことをお薦めする。入社したてで大事にしてもらったこと。いじわるなのはハイミスの御局OLではなく、別の人たちであったりすること。嫁き遅れた、という事実を上司や

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    2009年10月04日
  • 切ないOLに捧ぐ

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     この本は、22歳の就職した年から始まって、13年間に渡るOL生活についてのエッセイ。
      年齢を追うごとに書かれている内容に共感度が高まっていくのはナゼだろう(笑)

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    2011年09月23日
  • 終わった人

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    一気に読破
    会社への未練
    もっと自分は評価されるべき
    老人扱いされたくはない
    思いがけない会社勤め
    最後には負債をかかえて夫婦仲も亀裂ができる
    どうすればよかったのか
    自分らしく生きるには
    みじめでも精一杯いきるのか
    着飾って誤魔化していきるのか
    選択するのは自分です

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    2025年12月03日
  • 今度生まれたら

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    可愛い表紙とは裏腹に、ちょつとドロっとしていて、女性の嫌な部分が見え隠れする小説。でも、つい先が気になって読み進めてしまった。なんとなく自分の祖母や母を思い出しながら読んだ本。

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    2025年11月10日