内館牧子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うーんやっぱりそうかあとタイトルに唸ってつい購入してしまった。
私が内館牧子女史について知っていることなんて
女性なのに横審で大相撲の大ファンで東北大の大学院に通っていたおばさん
くらいなものだったのだけれど、
読んでみたらまあ、素敵な中年女性です。おばさんなんていってごめんなさい。
私はおばさんという言葉を使うときこれはもはや蔑称でしかないと思って使いますので、ね。
「男女差別はなくすべきだけれど、男女の差異はあったほうが絶対楽しい。」
多くの人が感じているであろうことながら口に出せない、極端にどちらにも偏らない
それでいて明確な思想に基づいた、適度な保守が心地良いのです。
考え方が似ているから安心して読めたのかもしれません。
ところで差別と差異の違いってなんだろうと思ったのですが
差異は現実としてそこにあるもの、事実そのものであり
差別はその差異を理由に外側から本人の意志に反して押し付けられるものかなあ。
まだあいまいですね。割と気になる問題。 -
Posted by ブクログ
店でジャケ買いしたが軽く一気に読めた。ニュースで見かける内館さんが、なぜいつもあんなに怒ったような顔をしているのかがなんとなく得心できた。もちろんソレのみじゃないだろうが、人生のかなりの部分をやはり「相撲」に捧げた方だったんだなあと、若貴の頃にちょろっと相撲にハマってたにわかファンの私などは口を挟めない真摯な言葉が、笑いをまじえた軽やかな中に語られている。中年以降に突然勉強したくなる気持ちはわかるよ、私も。一人の男を永遠には愛せないが、誰しもひとつぐらいは一生愛しつづけられるものはあって、ゆく先が読めるようになった後そのためにもうヒトハナ頑張ろうという気持ちになるのはあり得る。著者にとってはもちろん「相撲」なワケだ。
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Posted by ブクログ
正直言って最初はタイトルから手に取ることができなかった。なんだか自分が疲れたOLだと認めるのがイヤだったし、なんか丁度「私ってこのままで良いのかしら」とすごく悩んでいた時期だった。
この本はシナリオライターの内館 牧子さんがOLからシナリオライターになるまでのことを書いているエッセイだ。
OLからシナリオライターへの華麗な変身…と書くと聞こえは良いが、いろいろと地道なこともやっていたり、紆余曲折などもあったことなどを、暗くならず、軽快なテンポで語っている。
この本を読み、いろいろ言い訳せずに実行することが大切と改めて感じ、新しいことへのチャレンジをする意欲がわいた。
「このままで良いのかしら」と感じながらも行動ができないでいる人たちにお勧めの一冊。 -
Posted by ブクログ
酒井順子「負け犬の遠吠え」は、あんなにメディアに取り上げられる前であったら素直に気恥ずかしくなく手に取れたのに、と思う女性は多いのではないだろうか。気恥ずかしい題名、それは本書も同じである。エロ本を買う男子が他の本に挟んでレジに持っていく気持ちにも似て、正直、あまり人に見られたくない。自分が切ないOLだと見られるのは、たとえそうであったとしてもやはり悲しい。が、しかし、そう思う感覚を持った人にこそ、その恥ずかしさを乗り越えてでもこの本を読むことをお薦めする。入社したてで大事にしてもらったこと。いじわるなのはハイミスの御局OLではなく、別の人たちであったりすること。嫁き遅れた、という事実を上司や年若い後輩に無邪気なまでの残酷さで突き付けられること。このままではいけない、何かしよう、とあせること。そんな独身OLの日々の暮らしを一年毎に綴ってありながら、読後、不思議と元気がでてくるのは、あくまでも前向きのエッセイだからである。自分が何の取りえもないというのであれば、若いというだけでちやほやされている極楽時代にとっとと結婚して子供でも産んでおくという選択もあるよ、と何気なくさりげなく文中で警告されていても、そこには筆者のやさしさがある。自分には一体何が出来るのか、よく見極めて生きよう、というのが裏主題、と見たがこれ如何に。
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NHK プレミアムドラマ老害の人
放送年度:2024年度
二〇二〇年の今年、緊急事態宣言中
自分がどれほど「老害の人」かということに、当の本人はまったく気づいていないものだ。」日本人の二〇一六年の健康寿命は「男性七十二・一四歳。女性七十四・七九歳」
戸山明代五十四歳、明代の婿夫戸山純市。父親の戸山福太郎のゲーム制作会社雀躍堂、妻八重、社長が育てた山本和美という女、現在の社長純市、新副社長の斉田徹、私設消防団「オーナー、松木達夫」老害クインテット」福太郎、春子、春子の息子の嫁里枝、「病気自慢パート」竹下勇三、「体力自慢パート」の吉田武、
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ボードゲーム製作販売会社の社長・戸山福太郎(伊東四朗)は、妻の通夜の席で娘・明代(夏川結衣)の夫・純市(勝村政信)に社長の座を譲る。しばらくは一人旅などしていたが、突然会社に顔を出し、社員を捕まえてはかつての武勇伝を繰り返す。週に二度会社に現れるようになる頃、世間はコロナ禍に。そして福太郎82歳の誕生会が開かれる。集まった同年代の4人は、病気自慢や趣味自慢、それぞれ自慢老害をまき散らすのだが…。
迷惑なの! と言われても。
昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。
そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。
双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。
彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、老害五重奏(クインテット)は絶好調。
「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。
『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く著者「高齢者小説」第4弾! -
Posted by ブクログ
ネタバレ「老い」とか「終活」とか、ともすると暗くなりがちなテーマだけど、老いることに対して前向きになれる小説。
特に一番好きだったのは、可愛らしい少女だったあかねが、長い年月を経て人間としての味わいを備えた女性になっていたというところ。
作品のなかでは「垢」「旨味」などとも表現されていたが、酸いも甘いも経験して人間として熟したといった感じか。
歳をとることってあまりポジティブなイメージがないけれど、「時間」でしか作れない味わい深さが備わることは少し楽しみに感じられそう。
他にも、「後期高齢者は目先のことが大切なのだ。」(241ページ)など人間味が描かれている部分が多く、高齢者って自分とはかけ離れた人たちのような気がしていたが、地続きの同じ人間なんだなとじんわり感じた。 -
Posted by ブクログ
アイデンティティが会社になっていて、同じ昔話ばかり繰り返すご老体が苦手だ。
聞けば聞いたで面白く合いの手を打てる小話もあるが、結構な盛り具合だと思う。
会社で求人をかけたら、定年まで勤め上げたので、あとはのんびりしながら、適度に働きたいという応募があった。
正社員の実働部隊の募集なのだから、採用するわけがない。
こうはなりたくないなというモデルはたくさんいて、本作の主人公もその一人だったが、紆余曲折悩みながら、自分に素直になっていく様子がよかった。
「思い出とたたかっても勝てない」のは本当にそうだなと。
とりあえず、1人でできる時間がかかる趣味を見つけておこう。 -
Posted by ブクログ
内館さんの、わたしを見て!
わたしは、料理が好きになりました!
覚えたお料理の作り方載せるわね!
若い時は、仕事の時は、この料理は、味付けは、と、海外旅行では、他の方がいうには、あの店は、と、慌ただしく、やってくる感じがしました。
わたしがどれだけ内館さんに興味を持つか、それ次第でのめり込むことができるか という所でしょうか。
内館さんの、日記を読んでいるような感じもあり。
おせちの話は良かった。
和食器のもつ魅力
昭和メニューの作り方は面白かった
お料理をしたことが無い方が読んだら、やってみようかなと思わせてくれるのかも?とも思う
最後のばぁばとの会話はとても参考になった。
しっかりご飯をたべること、肉を食べること、自分でつくること。
今はできていはいるが、これからもしっかり覚えておきたい。