【感想・ネタバレ】すぐ死ぬんだからのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年09月29日

終活の話かなーなんて読んでいたら全然違って面白すぎた。
ハナの心の中のツッコミが口悪いしなんか嫌だなぁと思ってたし、同窓会でのマウントの取り合いは歳をとってもあるんだと思うと気が滅入ったところに岩造の遺書ね。
そこからは寝る間を惜しんで読んでしまった。
ハナが菩薩になってくのを見て自分が想像する年寄...続きを読むり像に近づいていった感じ。

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Posted by ブクログ 2023年07月03日

かっこいいおばあちゃん!
麻布に昔から住んでいるというのもまた素敵。
初めて内館牧子さんの本を読んだがすぐに別の本も購入することにしました。

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Posted by ブクログ 2023年06月26日

快活なかんじの麻布のおばあちゃんのはなし。負いについても考えさせられたし、夫のそんざいとは?ということも考えさせられた本だった!!

すごく面白かったなぁ。こういう攻める系のおばあちゃん痛くも見えるけど、やっぱり胸張って生きてる法がかっこいいよね。

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Posted by ブクログ 2023年06月14日

予想通りの展開なんだけどグイグイ読まされた。ハナのぼやきというか心情が歯切れ良く気持ちが良い。
要所要所でなるほどと思う文章も多く、人生の節々で読み返したいと思った。
年を重ねるとまた感じ方も変わりそう。
意地悪な主人公であまり共感出来ないという声も多いけど私はめちゃくちゃ共感したので自分が意地悪な...続きを読む人なのだと実感(笑)
家族や周りの人物のキャラもしっかりしてて、登場人物は多いのに混乱せず楽しめた。人の日常を覗かせてもらっているような気持ちになる作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年05月16日

面白い。冒頭から痛快。
大台前の同期会での女性同士の妬み混じりの皮肉炸裂。
高齢者の「ナチュラル」嫌い
「人間は中身」と言う人に限って
中身がない。等
毒気がある言葉が刺さる。

老化を感じ始めた女性が元気が出る本。

外見を磨くことは心身の健康も必要であり
理にも叶ってる。

草笛光子さんや岸惠子...続きを読むさん等
美しい高齢者を想像しながら読んだ。

安物の帽子にリュック姿になりつつ
あった自分に喝を入れられた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月24日

 どうせこの親父の善行が後から顕らかになって、家族みんなで泣くんだろうな…という期待をしっかりと裏切る面白い作品でした。
 随分前に朝日ジャーナルだったかポストだったか現代だったかで内館さんのエッセイを楽しみにしていた時期があって、そういえば大相撲の関係の記事だったかななどと考えながらの読書でした。...続きを読むその頃もずいぶんと男前な内容でしたがこの作品もさもありなん。このくらいの気持ちを持って老いを迎えないと面白くないななどと感じました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月23日

人生100年時代の痛快終活小説との紹介通り、パワフルでファッション大好きの78歳忍ハナが夫の死後、どうせ死ぬ日々を過ごしていく痛快な物語。実母とダブることも多く、見た目に手を抜かないハナの姿に身につまされることも多い。周囲の登場人物もドラマを見ているように生き生きと、それぞれの性格が立っていて、夢中...続きを読むで読み進めた。夫の死後、転機を迎えるが、読後感もよく、明るい気持ちになれる。

もう年だとか、どうせ死ぬとか言っている方に読んでもらいたい。

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Posted by ブクログ 2024年03月14日

80歳間近のばぁさんの生き様がカッコよくキラキラと書かれていて、いつまでも若くいたいと思わずにはいられない私だけど、歳をとるのも悪くないなと思わせてくれる1冊でした。

すでに外見などで手を抜きがちな毎日ですが、主人公ハナのように偽善かもしれないけど、お洒落をして自分を鼓舞しながら堂々とした生き方で...続きを読む年齢を重ねていけたら素敵だなと思いました。

イライラする日や落ち込む日も沢山あって、心がすり減ったりもする。
全てを許すまではいかずとも、昔よりは確かに許容範囲が広くなったような気がします。年齢を重ねれば感じ方も違ってくるだろうし、仏にはなれないけれど相手のことをもう少し今より思いやれるよう、私自身余裕を持って生きていきたいです。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

意外に明るく面白く、一気に読み切りました。
痛快さとせつなさの絶妙なミックス。
諦めてはいけない、人生最後にまで突っ走ろうと思わされるお話でした。あちら側でない高齢者を目指そう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月29日

夫が急死して妾と隠し子の存在が分かり、掛け軸が遺言に出てきたところでこの話知ってると思ったら…何年か前にNHKのドラマで見たことを思い出した。ハナさんは三田佳子で。他のキャストもネットで見て納得。小説が先だったのかドラマの書き下ろしだったのかは分からないけど殆ど小説内容をドラマ化されていたと思う。ハ...続きを読むナさんの心の中は小説を読んだ方がよく分かり、笑える。年代的には自分より先のハナさんだけれど『品格のある衰退』のことを考えるきっかけになった。

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Posted by ブクログ 2023年11月05日

そこそこ、それなりに仲良し夫婦の日々のお話なのかと読んでいましたが、ん?んん??と展開があり、なかなか楽しく読ませてもらえました。
私自身、もう人生の半分にさしかかっており、悩み多き日々を過ごしてますが、読後、私は元気をもらえました!

あと、普通に家族仲が良く、支えあえる環境に羨ましさも感じました...続きを読む

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Posted by ブクログ 2023年09月30日

ポルカドット、パラッツオパンツなど、知らないファッション用語ググりながら読みました。ハナの服装を詳しく表記しているので頭の中でハナが生き生きと動いていました。
主人公の強烈な内面がかかれており、この本は年寄りくさい人間を嗤いながら読むのだろうか、いやいや逆にそんな人間をバカにして若作りする人(ハナ)...続きを読むを痛い人だとわらいたいのか、初めはわかりませんでした。
ただのエッセイのような本だと思っていたら途中からの急展開で人生をじっくり考えさせられました。
 私の母は嫁いできた田舎で、お洒落を楽しめずにつまらないと言っています。スカートを履いているだけで何処かにお出かけ?と聞かれてしまう。年をとると尚更周りの目を気にして服を選んでしまうとのこと。
 我が道を行くハナの生き方は素敵だと思いますが、やはり都会に住んでいるからできることなのかなと思います。

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Posted by ブクログ 2023年07月20日

途中からまさかの展開となり、どんどん読み進められました。

主人公が夫の不倫相手の息子から相談を持ちかけられる展開となり、「そんなことあるっ!?」と思いましたが、徐々に主人公の心が柔らかくなっていく様子に、なくもない、なかなか粋な展開だなと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年07月08日

終わった人、を読んですぐこっちも読みました。
こちらもまさかの展開が続いて、すぐに読んじゃいました。
年相応とか、若く見えたいとか、言葉にするのは難しいけど
自分らしくいれば輝いているんだなと思った。
背中を押してくれるような本です。

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Posted by ブクログ 2023年05月29日

はじめは主人公、皮肉ばかりの押し付けがましい小姑だなと感じた。読み進めるうちに感情移入していき終盤菩薩に化してるのが面白かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月18日

終活なんて一切しない。それより今を楽しまなきゃ。78歳の忍ハナは、実年齢より上に見られたことで「人は中身よりまず外見を磨かねば」と若くいることに価値を見出している。
仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、問題は息子の嫁である。自分に手をかけず、貧乏くさくて人前に出せたものではない。そ...続きを読むれだけが不満の幸せな老後だ。ところが夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる―。

78歳という人間の見た世界を垣間見えるのが、私にとっても新鮮で楽しかった。
子供・嫁・同級生
宇宙人とでもいうような価値観の違い、老けこんだ同級生たち、人間は中身という言葉を免罪符にした彼らの会話…子供・孫自慢のオンパレード…

主人公の旦那が倒れたことで、ハナの身に起きる怒涛の展開。
人間何が起こるか本当に分からない。人間の表と裏の部分。まさかまさかの展開に引き込まれた。

岩太郎がなぜハナを頼るのかとか。
薫の一貫しない行動とか。
岩造の気持ちがほとんどハナにも読者にも分からないのでモヤモヤすることは多い。
岩造も、万一のために本妻側の連絡先とか教えたりするかな??そこはもう隠し通せよ、と思わなくもない。

ツッコミどころは多々あるけれど、幸せとは自分の気持ち次第である、ということなのかな。

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Posted by ブクログ 2023年03月24日

今終活をしている自分と比べハナさんはパワフルだなぁ~と、とてもあんなふうには生きられないと思いつつ、自分も磨いてみようかな?とも思う

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月03日

良い。
78歳の実感がこもっている。まだその歳ではないが。
年寄りの愚痴集かと思いきやまさかの夫の不倫発覚。
60代は元気だが、80歳近くになると、思うように体が動かないようになるらしい。でも、出来ること、やりたいことを無理せずやるということか。

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Posted by ブクログ 2023年10月19日

強気なおしゃれ婆さんの本って初めてかも。70代からしたら60代は若いって、なるほどなぁ。その年代なことは分からないけどすんなり入ってきて面白い。ちょっと中盤は中弛みしてしまったが、ラストシーンは感動。生き方を考えさせられる一冊。

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Posted by ブクログ 2023年09月13日

主人公のハナ78歳の強烈さに圧倒されていたら、まさかの展開に。本音のぶつかり合いのような人間劇色々の末、最後はほんわかと読み終えました。
この本からの学びは・・・うーん、特になかったかな。でもハラハラと読むことを楽しめました。

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Posted by ブクログ 2023年05月17日

主人公の日常がよく視える本だった。
知らない誰かの人生や考え、価値観を覗き見できるのが読書の醍醐味だと思ってるからその枠で言えば楽しく読めた◎
ただ主人公のハナさんの心の声が強気すぎて(悪口が多い)あまり好きにはなれなかったので☆3

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Posted by ブクログ 2023年05月12日

【自由研究】人はなぜ老いるのか?(序文)

《「人は中身よ」という女にろくな者はいない。》本書より
* *
人は誰でも老いますが、その過ごし方は様々です。受け入れる人、抗う人、「すぐ死ぬんだから」と放棄する人…。
最近〈老化〉に興味があり読んでみました。果たして美しく老いるとはどういうことなのでしょ...続きを読むうか?
本書は、夫の死後に隠し事が発覚し…という物語ですが、冒頭のように金言?も多数あり面白かったです。
《あとがき》で著者は、単に若作りするのではなく、かといって自分を放棄するのでもない、老いを受け入れ自分を〈慈しむ〉こと。それが〈品格のある衰退〉と言っています。「すぐ死ぬんだから」は高齢者の免罪符ではない!と。
逆に言えば〈すぐ死ぬからこそ〉晩節を全うしましょう、と言いたいのかもしれません。
品格のある衰退。
できるかどうかわかりませんが、覚えておきたい言葉です。

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Posted by ブクログ 2023年02月16日

自分磨きに余念のない主人公・忍ハナ(78)の、夫婦と親子の日常・非日常が描かれた物語。美しく、若く魅せるために、自分自身に手を掛ける姿に脱帽。不倫相手親子への応対も『大人』の行動だと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月03日

岩造とは妙に気が合ったのだ。旅でも食事でもおしゃべりでも、夫とするのが一番楽しく、一番休まる。

「衰退」を意識して以来、呼吸が楽になった気がする。求めていた空気とは、実は「衰退を受け入れること(「若さ」や「若返り」ではなく)」だったのではないか。

「衰退」は「老衰(小汚いジジババ)」ではない。
...続きを読む先のない年代に大切なのは、偽装(磨きをかけて、だますこと)だ。
偽装すれば、年よりくさいことを自分に許せなくなる。似合わないからだ。
鈍くなること、くどくなること、愚痴になること、全部自分に許せなくなる。
淋しがること、同情を引きたがること、ケチになることもだ。
孫自慢に病気自慢に元気自慢も、許せるわけがない。
私は残りの人生、先のない人生に向かい「やってやる!」とつぶやいた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月02日

途中でびっくりする展開があり、そこからひきこまれました。
主人公ハナは、最初は口の悪いばあさんという感じでしたが、上記の出来事を受けて徐々に丸くなり、最終的には良いおばあちゃんに落ち着きました。
岩太郎が人生の一大事にまつわる決断についてハナに相談するところなど、解せないところもありましたが、家族ひ...続きを読むとりひとりのキャラが立っていて、面白かったです。

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Posted by ブクログ 2022年11月08日

途中までは面白かった。
読ませるストーリー展開をつくる作者さんだと思う。
謎解きっぽさというか、ちょっとしたミステリー的な風味がある。

人物描写に関しても、俗っぽくて、好きな人にはたまらないだろうなぁ…という感じ。

ただ、「えっ、これで終わり?!」という読後感は否めない。

自分はてっきり、主人...続きを読む公のハナさんが改心するストーリーかと思っていた。
自分にも他人にも厳しいハナさんが、あの事件をきっかけに、自身を省みる…みたいな。
でもそんなことはなく、終始意地悪バアサンで終わっていく。

終盤では「菩薩っぽくなってきた」なんて描写されるハナさん。
でもそれって、最後まで自分が優位に立っていたからだよね?要はマンティングする側の余裕。

自分が一番ありえない!と思ったのは、岩太郎からの悩み相談。
こんな意地悪ばあさんに相談するわけ無いでしょw と苦笑しながら読んだ。

結局、そういう読者層に向けた作風なんだろうなと思った。
溜飲を下げたい老人が読んでいて気持ちよくなるフィクション、という評価になる。

内館牧子さんのことはもちろん知っていたけど、こんな作風の人だったの?
一応、あと一冊、終わった人くらいは読んでみようと思うけど…。

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Posted by ブクログ 2022年10月21日

好き嫌いは別として、登場人物がみんな自分を持っているのがいい。親子も家族も別々の心臓を持っている他人、ここから温かい関係を作っていくのが人というもの…
本当にその通りだと思った。
「セルフネグレスト」にならないように、意識を高く持って年齢を重ねていきたい。「どうせ… 」と言わないように自分を大切に生...続きを読むきていきたいと思った。

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Posted by ブクログ 2022年08月24日

色々と考えさせる1冊でした。
心の声
特にお嫁さんへのイヤミは読んでいて思わずニヤけてしまいました。
旦那さんとの時間を思い出すところではもらい泣き
その後の展開
でも旦那さんの最後の優しさだったのかなぁ
旦那さん居なくても強く生きていけるきっかけになって
優しい気持ちも生まれて
あと、何年生きられ...続きを読むるかわからないからこそ
自分をちゃんとしなくちゃって思いました。

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Posted by ブクログ 2022年08月19日

主人公78歳の忍ハナの、心の中で相手に「貧乏臭い」だの「バカ女」だのと毒づく様は笑えた。
多くの高齢者が「すぐ死ぬんだから」とか、「楽だから」とかで外見、身なりに気を使わなくなるのと同じだった彼女が、60代のある時、それではいけないと感じてから自分を磨き、雑誌に載る迄になるのだが、「人は外見より中身...続きを読む、と言う人ほど中身がない」などの痛快な価値観で貫かれたキャラクターも楽しい。
解説にあった外見と中身が連動するという東北大学阿部教授のお話「もう年だからいいや〜という気持ちでいると、それは外見に表れます。しかし、自分の見え方に関心を持って、身なり、容貌を整えると、その気持ちが目に見える形で表れます。〜その人の外見に意欲が見て取れるのです。〜自分が他人にどう見えるかという気働きを持っている、こういう旺盛な意欲を持った人を、周囲は美しいと感じるのではないでしょうか」、というのは納得。

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Posted by ブクログ 2022年07月14日

70代後半になっても若く見られたい!
そこら辺のババアと一緒にされたくない。
そんな思いで服装にも髪型にもネイルまでこだわる忍ハナ。
同窓会で嫌味を言われようが、ただの妬みだと跳ね返す。
夫の岩造にも年寄り染みたことはさせない。
遺言書とかを書くことも。
仲の良い夫婦だった。夫も若く見える妻を自慢だ...続きを読むと言っていた。
夫といることに喜びを感じ、楽しかった。
それなのに、そんな最愛の夫が突然死。
そこからが、ハナをどん底に突き落とした。
だけど、着飾ることはやめなかった。
とにかく強い信念を持つハナを見ていると、自分の老後に意識が飛ぶ。
誰もがハナのようにいつまでも若く見られ、元気でいたい。
でも、やっぱり老いは来る。
自分らしく、やりたいことをやれる人生を歩みたいものだ。

2022.7.14

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