あらすじ
大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた、大反響ベストセラー「定年」小説。
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Posted by ブクログ
定年まで20年弱あるが、自分の人生を考えさせられる作品。
今はまだ、仕事でも居場所があるけども、徐々になくなっていき、家庭でもなくなっていくのかと思うと不安と諦めが募っていく。
でも、あとがきにもあった品格ある衰退を楽しんでいきたいと思うのもまた事実。
でもやっぱり、老後は妻と仲良く暮らしていきたい。
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面白かった。
会社勤めの誰しもが通る道か、と思いながら読んだ。
もちろん主人公のように、エリートな人生を送りながらも不完全燃焼に定年を迎えれば余計に思うのかもしれない。
ただ、妻の言動や態度には最後まで共感できず、イライラしてしまった。
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現役世代こそ読むべきだ。
終わった人。過去に囚われてるからこそ終わったと言えるのかな。積み上げてきた自負と膨張した役職やプライド。
現実を見る、終わった人。自分になにがあって何もないことを知る、終わった人。
小さな恋をして、会社を背負って、人の死を見届けて、借金をして、故郷に帰る、終わった人。
登場人物の全員の言葉に力があり、意志があり、本当に面白かった。
今読めて、よかった。
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着地点に至るまでの人生は、学歴や数々の運などにも影響され、格差や損得があるだろう。だが、社会的に「終わった人」になると、同じである。横一列だ。本書の主人公のように、着地点に至るまでの人生が恵まれていれば、かえって「横一列」を受け入れられない不幸もある。
ならば、なんのためにガリ勉し、あがき、上を目指したのか。もしも「最後は横一列」とわかっていたなら、果たしてそう生きたか。
あとがきより
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東大卒で順風満帆の老後の送っていたが
もう一度輝きたい為、社長業務を引き受けるが
一年で廃業し資産が1/10に、
終わった人
評価星5
結婚生活や人間との関わり、人生について描かれている
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笑った笑った。主人公の終われない哀愁が笑える。作者が主人公に使わせる日本語や語り口調も面白いし、ああこんな日本語あったなあ、この意味って何だったっけ、と思わせる。 日経の記事で当時大人気だったとあって初めて作者の作品を読んだ。その最中、先日お亡くなりになられたのも知る。何かご縁があった感じ。他の作品も読んでみたい。
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テンポよく一気読み。
定年後の企業勤め男性のリアルが表現されているようで、自分の将来を想像するように読んだ。
人には引き際がある、いつまでも求めすぎては行けないのか、老後にはどこまで求めて良いのか、複雑な気持ちになったが、老後は現役の時に限らず横一線というのはその通りなのかも知れないと思った。
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面白かった。自分が40代であと20年後どうなってるかな。と思うととても自分事として読めて面白かった。
主人公がこっちが向いてる、これがやりたかった、結局老人はこうした方が良いのだ、色々と右往左往するのもリアルで良かった。
ベンチャーの社長を義理と人情と責任感で引き受けて、結果数千万円の負債を負担する事になったのはやるせない。まぁ貯金があって借金までいかなかったのだから不幸中の幸いではあるが。
しかし同じベンチャーで役員やってた若い奴らはさして責任感も感じず、普通に違う職場で再チャレンジ!みたいに働いてるのも酷いよなぁ。社長押し付けたくせに。
思い出と闘うなは良い言葉
心がけた方が良いのは人と会うこと。何の縁で何が起きるかは分からない。でも人と会わなければ何も起きない。
一度書いたレビューが消えてショック。
再度記入する気力がないので最低限のメモだけ書いておきます・・・
Posted by ブクログ
「終わった人」、この言葉は負債を抱えすぎて首が回らなくなった人、妻子共に逃げられて自分自身の立場がわからなくなった人…とかではありません。
自分の仕事を全うし、やり切ったサラリーマンが定年で退職したところから、主人公は社会より「終わった人」となるのです。
私はまだまだ社会に投げ出されたばっかりのこの作中で言うのならば、桃の子なのですが、
この作品を読んで私はどう定年を迎えたいのかなあ。としみじみ将来を考えるきっかけとなる1冊となりました。
もしかしたら定年まで頑張らず途中でリタイアして、のんきに低空飛行している人生かもしれないし、その時は自分の両足で立てるように生きていける方法を身につけておきたいと思索しますし。
主人公は退職後の今までの時間の使い方と自分の立場のギャップにめめしくなっており、プライドが邪魔をしてなんにでも冷笑している様子にはイライラしたけれど、自分が新たに息を吹き替えせる場所を見つけた時の流れを一緒に覗かせてもらって、そんな六十代もあるよね、結局は自分が好きなことをするのが楽しいんだよね。と、実感しました。
主人公の奥さんが、予想外の出来事(資産が無くなる)には確かに当てにしていた資金が無くなることに驚きを隠せなくなるのはわかる。
自分の店を構える、その後の人生設計に狂いが生じて、冷たくなるのはわかる。
けれど、自分の行いは後に奥さんが「終わった人」になった時に、そのとき返ってくるんじゃないかな、と危うく思っていました。
そのときには二人ともぽっくり。。な年齢ではあると思うけどね。
最後のシーンでは、ギクシャクした空気が流れていてもそれまで紡ぎあげてきた関係性は強い繋がりとなっていて簡単には断ち切られないんだな〜と、穏やかな自然を二人で感じつつ、故郷へ向かう様子は綺麗な終わり方だなーと感じました。
改めて、私も今の人生どんな風に生きていくか、どんな散り方をしたいかなんて考える余裕がないほど目の前のことに精一杯だし、知らないことがたくさんで色んな情報にのまれるし。
結構あまちゃんな考えでのんきに生きているから、意見を伝えたら、人間の先輩に厳しい事を言われたりして上手いこと行かんなあ、と拗ね気味に受け取っちゃうけれど、
大往生はいい人生だったなーって穏やかにおれるように、生き方を考えていこーって思いました。
Posted by ブクログ
エリート街道まっしぐら→子会社へ出向→定年後無趣味でくさくさとした人生に絶望感を覚える主人公。意外な展開、主人公の親父の頑張りにエールを送りたくなる。遠いようで近い自分の第二の人生について考えさせられる。
Posted by ブクログ
プロレスラー武藤敬司、猪木と戦って、武藤の方が全然強いのにファンの感情掴めない気持ちの名言
「おもいでと喧嘩しても勝てっこない」内舘牧子がヒントに書いた小説。
大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた、大反響ベストセラー「定年」小説。
Posted by ブクログ
この手の本はたぶん自分から読むことはないけれど、知り合いから紹介されて手に取った。
定年後の紆余曲折や、その中で変化する夫婦の関係が生々しい。これは定年後に起きる危機の話ではなく、人生に訪れる(超主観的な)困難や変化への向き合い方の1ケースの話と思いながら読み進めた。目指す先を考えながら今をどう対処するのか。どんな判断をする自分でいたいのか。主人公は虚栄心をもっているがメタ認知もしている。それは自身を変化させていくために必要なことで、だから最後はアイロンがけもできたのだと思う。
また、本当に悪いのは不払い起こしたミャンマー企業だけど、人は目に見える誰かのせいにしないと気が済まないのでしょう。それは自分も含めて人の思考はそうなりがちということを学んでおきたいと思う。
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定年後にこんな波乱万丈な日々が訪れるものかと思いながら読み進めていた。遅かれ早かれ我が身にも訪れる定年後の日々に備えてどう生きるかを少しづつ考えようと思った。
Posted by ブクログ
最初は単なるプライドの高い老害かと思っていたが、後半はとっても切なく淋しい気持ちにさせられた。
ここまで頑張って、自分の気持ちを押し殺して、自分を変えようとしてまでいるのに……
運不運で片付けられたくないなぁ。
自分の老後は果たしてどうなるんだか、あと10年以内に生き甲斐を見つけないとな。
Posted by ブクログ
「老害者」を読んだことはあったので同じような話かと思った。最初はそんなお話だったので。それから次から次へと話が展開し始める。読み進めるうちに落とし所というか結末はどうなの?と気になってくる。退職した方に読んでほしいかな。
解説の話をして申し訳ないが、著者は執筆にあたりずいぶんと取材をした、あるいは色々と調べ回ったのだろうなぁ…と思っていたら人脈が広い方だと分かった。さすがに内館さんなればこそ書けた作品なのだろうと感心させられるお話が書かれていたから。
Posted by ブクログ
文字がでかい。そこからして「終わった人」向きか?
テンポよく話が進み、読みが進んだ。主人公のようなエリートじゃないけど、同じような思考をしていて「自分も残念なオヤジだな」と思った。
定年退職したら自分は何をしにどこへ行くのか?この主人公のように「仕事をしたい」と強く思うことはなくても、社会と繋がるための一つの選択は仕事だと思う。何も起こらないのはわかっていても、若い女の子がいれば小綺麗にしようと思うだろう。そういう気持ちさえなくなったら、それこそ「終わった人」。
自分にはこの主人公のような故郷はない。向かう場所を自分で作らないといけないのだろうな。
Posted by ブクログ
3月にリーディングドラマを観に行くので、原作をと思い読み始め、一気読みでした。
面白かった!
私はまだ30歳手前で主人公の半分も生きてないけど、主人公と自分を重ねる(自分が主人公の立場に重ねる)と、最後に何を思いたいかな、とそれだけでした。
すごい仕事がしたいわけでもない。
世に残るような立派なことがしたいわけでもない。
ただ、
家族を大事にしたい。
この人で良かったと心から思える人と一生を遂げたい。
全ては難しいけど、一つでも多くの本や映画、美味しいご飯、この世に在るものを元気なうちに目一杯享受したい。噛み締めたい。
この本に早くに出会えて良かったです。
目の前のことが大変でも、いつかは思い出になる。
それも、勝てない存在としての思い出。
この本の中の言葉を借りると、
だからこそ、「今」と勝負する。
日々生きてると忘れそうになるけど、
これって大事だなと再確認できました。
出会えて良かった!
Posted by ブクログ
主人公の定年後の人生が切なく、自分の父親と重なった。。現役時代に職場以外の人との繋がりや趣味を持っておくことがいかに大事か、改めて感じた。一緒にいても自分に利益がない人間だとわかった途端、すーっと離れていく人々。人間って怖い。
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仕事一筋で定年まで働くことはすごいことだと思う。しかし、定年までに仕事以外の生き甲斐を見つけるべきだと感じた。
早期退職したいと願う人も多い現代、主人公には共感できない部分も多いしプライドも高い。反面教師として定年前から読んでおくべき作品だと思った。
妻が主人に恋をしたら?と進める世界線が普通なのか判断できなかった。終盤は主人公が可哀想に思えた。
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定年退職は生前葬?!
やり手銀行マンだった壮介は役員目前!というところで出世争いに敗れ、子会社へ飛ばされる
そしてそのまま月日は流れて定年退職…
なんだか仕事をやりきった感もなく、何をしたらいいのか分からない毎日
ジムに通ったりカルチャースクールに通ったり、
はたまた若い子との恋を妄想したり
美容師の妻に鬱陶しがられる毎日
そんなある日、転がり込んできたベンチャー企業の社長の椅子
仕事にのめり込む壮介だが、さて順風満帆にいくのかな??
プライドと見栄で終始がんじがらめの壮介を情けなく思ったり同情したり
先が気になってついつい一気読みでした
ラストは私も故郷を思い出してしまうような展開で…
歳を重ねると、故郷が恋しくなる人が多い事実
誰にとっても故郷の山が一番で、故郷の川が一番なのはホント分かります
私は阿蘇山が一番!
さて
『終わった』ら私、どう過ごそうかな~……
Posted by ブクログ
いくらでもおれと比べて元気出せってケロッと言える人になりたい。
過去にとらわれず今を生きる。
見栄を張らない生き方。
定年はまだ先だけど見栄もカッコもつけない自然体で生きることができたらいいな。
Posted by ブクログ
自分もいつか定年を迎えると遠い未来のことと思いつつ購入した本。
仕事は人生に大きな生きがいをもたらせてくれていると感じたが、サラリーマンは身を粉にしても何も残らないと改めて痛感させられた。今のうちに友達付き合いや趣味を見つけておこうと思った。
負債を背負って落ち込んでいる旦那に対する千草の態度に疑問が湧いた。借金したわけでもないのに、今まで共に支え合ってきた関係が急に冷めるのかと不思議だった。
Posted by ブクログ
定年を迎えて素晴らしいキャリアが「終わった人」の物語。
趣味や恋に打ち込もうとしてもなんだかうまくいかない。
奥さんは打ち込むことを見つけていて家にいるのを嫌がられれる。
今まで仕事にしか打ち込んでこなかったからこそ、仕事でしか生きがいを見出せない。
年老いてできることが少なくなっていく中で、どのように人生を終わらせていくのかを考えさせられた作品だった。
自分はまだ20代。でもきっと「終わった人」になる瞬間は訪れる。
30代、40代、50代とその時々で読み直してみたい。
Posted by ブクログ
アイデンティティが会社になっていて、同じ昔話ばかり繰り返すご老体が苦手だ。
聞けば聞いたで面白く合いの手を打てる小話もあるが、結構な盛り具合だと思う。
会社で求人をかけたら、定年まで勤め上げたので、あとはのんびりしながら、適度に働きたいという応募があった。
正社員の実働部隊の募集なのだから、採用するわけがない。
こうはなりたくないなというモデルはたくさんいて、本作の主人公もその一人だったが、紆余曲折悩みながら、自分に素直になっていく様子がよかった。
「思い出とたたかっても勝てない」のは本当にそうだなと。
とりあえず、1人でできる時間がかかる趣味を見つけておこう。
Posted by ブクログ
レビュー数が多いので読んでみました。
家庭を持ったおじさんがまた恋愛したがる事に読んでいて疲れてきて 子供も母親も恋愛したらーと勧めてる事に違和感を感じた。
本当に「終わった人」ってもっと恵まれてない環境の人の物語を読んでみたかった気持ちはありますが、最後はあまりいい終わり方ではなかったのであえてこれを描くためにこういう設定にしたのかなと納得
Posted by ブクログ
東大卒、大手メガバンクに入行するも出世コースから外れ子会社に出向・転籍となり、63歳で定年
プライドが邪魔をして、老人たちと群れたくない
ジムでの鈴木との出会いが人生を変えることになるのだが、そんなに上手い話はそうそうないだろう
その後の展開で、妻・千草ともギクシャクするのだが、いくら老後の生活設計が狂うとはいえ、態度がスッキリしない
Posted by ブクログ
最後がわかっていれば努力しないのにというような文が途中で出てくるけれど確かになと思った。
話のテンポは早く、楽しく最後まで読めた。
映画化されたのもわかる。
定年退職後どう過ごすかというのも考えさせられた。
Posted by ブクログ
一気に読破
会社への未練
もっと自分は評価されるべき
老人扱いされたくはない
思いがけない会社勤め
最後には負債をかかえて夫婦仲も亀裂ができる
どうすればよかったのか
自分らしく生きるには
みじめでも精一杯いきるのか
着飾って誤魔化していきるのか
選択するのは自分です