内館牧子のレビュー一覧

  • 今度生まれたら

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    人と競べると生きづらい
    人は思う程 他人の事を気にしてはいない
    意識(自己認知)が出来つつ
    いかされてることが凄いのです。
    多くの拘束から解き放された今 好きに時を重ねればいい
    何かしてないと罪人扱い
    そんなのシカトすればよい
    やがて迎えが来るその日迄

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    2025年01月09日
  • 大相撲の不思議

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    相撲はスポーツとしては面白い。

    観客のざわめき、一瞬の静寂、その直後に訪れる、屈強な力士同士がぶつかり合いバチンと音を立て、会場は大歓声に包まれる。

    しかし、神事・国技としての性格も併せ持つゆえの複雑さ、時代錯誤感もあり、相撲というジャンルを好きになれないでいる。

    本書は、相撲の、神事・国技としての性格、どのようにしてその伝統が作られてきたか、相撲が異世界的なものとして形作られ、守られてきたか?という点にフォーカスし、その閉鎖性を守るべきものとして説く。

    本書でも述べられているが、相撲の伝統性、神事性は後付けされたものも多い。日本人の「古き良き日本、その伝統と考えるもの、神事的なもの」が集まり、かたちとなったのが、「大相撲」であり、独特のジャンルを形成し、独特の伝統を作ってきたのだな、と読んだ。

    とすると、よく大相撲で語られる「伝統の保持」的な理論は「大相撲というジャンル、その独特の村社会の保持」でしかないようにも思えてくる。

    筆者の言うように、「大相撲」は男女平等、差別云々がなじむ分野ではない。しかし、日本の伝統、神事そのものでもないと、本書を読んでそのように感じた。国技、というのも自分たちで言い出したことらしい。日本の伝統っぽいもの、神事っぽいものとしてあり続けるために、独特なルールを守りながら、様々の干渉を排除しながら成立している、というところか。

    まとめると、「大相撲」ムラは独立した奇妙奇天烈な社会で、やはり好きになれないな、と改めて感じたという所です。

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    2024年11月05日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    源氏物語に興味がある人の一歩目にちょうどいいと思います。
    主人公が、いきなり迷い込んだ源氏物語の世界を受け入れるのが早かったり…非凡だと言うのに適応能力が高かったり…少し突っかかる部分がありました。ただとても読みやすく、平安時代の人間関係や思惑などが覗き見てれて内容も面白いので、すぐ読み終わりました。

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    2024年11月01日
  • 今度生まれたら

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    夏江の、前向きバアサンにはなりたくない、今度生まれたらこうするああするともがく気持があと数年後の自分とリンクして身につまされた。
    お姉さんの旦那、次男、男って子供だな…

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    2024年10月02日
  • 女盛りはモヤモヤ盛り

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    2024年42冊目
    すごく久しぶりのおマキさんのエッセイ。
    自分のこどもの頃は間違いなく大晦日とお正月は特別でハレの日だった。
    断然、クリスマスよりも大晦日の方が大イベンド!!!それはハレの日だったから今でも鮮明に覚えていたんだ。

    「黄金期と比べ、愚痴っている間だけ、老人は黄金期に帰れる」そんな解釈もあるのかと目から鱗だった。
    相変わらずズバッとした物言いで読んでいて背筋が伸びる一冊。

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    2024年07月06日
  • あなたはオバサンと呼ばれてる

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    人気脚本家が50歳頃の1997年頃に書いたエッセイ。古今東西の映画のシチュエーションや登場人物に対し、「女がオバサンにならない」方法に特化して評論している。同性かつ主に同世代の女性に向けた批評は容赦なく、しかし不謹慎にも何度か笑わされた。

    映画評論の面もある本書。女性への批評と同時に映画にも容赦ない。本書の目的が前述のため、映画の良し悪しはあまり関係なく、中には「映画はつまらなかったけどこのセリフだけは良かった」なんてのがあるのが特徴だ。こき下ろされた映画などは、かえって観たくなる。

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    2024年04月16日
  • 女盛りはモヤモヤ盛り

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    「雄星さんの読書」で読書の重要さについてのエッセイがお勧め。 メジャーリーガーの菊池雄星投手のインタビュー記事を紹介しています。「僕が読書、本に助けられ、本の影響を受けて育ったので、本を広めていきたい。簡単に情報を得られる時代だからこそ、自分から取りに行く情報を大事にしたい」と語っています。

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    2024年04月07日
  • 女盛りはハラハラ盛り

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    『週刊朝日』2020年11月27日号~2023年6月9日号まで掲載されていたエッセイを纏めたものでシリーズ最終巻。

    歯に衣着せぬ牧子節は健在。

    宅配便の集荷を依頼しようと電話を掛けたら応答したのは女声AI。
    機械との長いやりとりに「面倒くさいから、もう結構ですッ」と怒って電話を切る牧子さん。
    甚く共感する。
    人件費削減だとは思うけど私も人間と話したい。

    娘が欲しかったと言う友人知人への解答として心療内科医の海原純子さんの言葉には納得させられる。

    『「お帰り」と言う人』もうタイトルだけで泣ける。

    本音満載の痛快エッセイ。

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    2024年04月03日
  • すぐ死ぬんだから

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    強気なおしゃれ婆さんの本って初めてかも。70代からしたら60代は若いって、なるほどなぁ。その年代なことは分からないけどすんなり入ってきて面白い。ちょっと中盤は中弛みしてしまったが、ラストシーンは感動。生き方を考えさせられる一冊。

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    2023年10月19日
  • 出逢った頃の君でいて

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    昔のドラマのノベライズです。
    いわゆる、不倫の話で、賛否はあると思いますが、当時は夢中でドラマを見ていました。
    ドラマでは、不倫をする娘の母役で、加賀まりこさんが出演されていて、中原中也さんの「春日狂想」の詩を引用するシーンがあり、心に残りました。

    ただ、ノベライズには、いろんな事情があるのか、登場せず、残念でした。

    その詩を、引用させてください。

    愛するものが死んだ時には、
    自殺しなけあなりません。
    愛するものが死んだ時には、
    それより他に、方法がない。
    けれどもそれでも、業(ごふ)(?)が深くて、
    なほもながらふことともなつたら、
    奉仕の気持に、なることなんです。
    奉仕の気持に、なることなんです。
    愛するものは、死んだのですから、
    たしかにそれは、死んだのですから、
    もはやどうにも、ならぬのですから、
    そのもののために、そのもののために、
    奉仕の気持に、ならなけあならない。
    奉仕の気持に、ならなけあならない。


    全部、言われた訳ではないのですが、当時、こんな詩があるんだ、って心に残って、時々、思い出します。

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    2023年07月17日
  • 女の不作法

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    「ナチュラル至上という無作法」より。 外見に関しては、ある年代からナチュラルが通用しにくくなる。年齢に応じた手当は必須だろう。納得です。やりすぎると「痛い」感じになるかもしれないけど、みすぼらしく見えたら損ですよね。

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    2023年07月09日
  • 女盛りは腹立ち盛り

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    ネタバレ

     先日、週刊朝日休刊の報を耳にし、活字派の私としてはとても寂しい思いをしています。内館牧子さん、週刊朝日掲載のシリーズです。「女盛りは腹立ち盛り」、2017.12発行。 ①過剰な丁寧語、断定を回避する言葉、往生際の悪いことよ。はい、自分の言葉には自信と責任を。②女子水泳選手の言葉「楽しんできます」。これに、古橋広之進氏は「楽しむというのは違う。国費を使って行くわけだから、その自覚が必要。」 全く同感です。ひたむきさがなくなれば、人は下品に。

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    2023年05月31日
  • 女盛りは意地悪盛り

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    ネタバレ

     小さい頃、自分で紙力士を作り、戦わせて遊びました。私は千代の山を勝たせましたが、著者は鏡里だったようですw。内館牧子「女盛りは意地悪盛り」、2014.4発行。 ①花とか木は、話しかけながら世話すると育ち方が全然違う。植物は人間の言葉を聞いている。②大人の女がめざす三点は: 相手を楽にさせる物腰、許す心、気を長く。③挨拶できない大人が増えた。挨拶されたら、必ず挨拶を返す。人の前を通るときは、前を失礼いたします。

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    2023年05月31日
  • エイジハラスメント

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    ネタバレ

    30代の主婦が「オバサン」になる事への抵抗や心理を描きながら、日本の女性への年齢差別を面白くユーモアを交えて描く物語。
    夫婦の危機も訪れるが、自立への機会となり、物語はハッピーエンドで終わる。

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    2023年05月29日
  • エイジハラスメント

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    ネタバレ

    34才の蜜は、6才の娘と研究者の夫と暮らしながらも、若さを保つことに執着していたが、ある日、パート先でオバサン扱いされたことで、益々エイジハラスメントに対する反応が過剰になっていく。
    そんなときに夫が21才の女性と浮気をし、どう対処するか、足掻きながら自問自答し、最後には大学に入り直して、夫がいなくても自立できるようにと考えるまでに成長(?)する様子を描いたストーリー。

    夫の妹が21才で、その若さを目の当たりにして、義妹と年齢やルックスのことでお互いにチクチク言い合うとか、見た目の若さを保つためにぎっくり腰になるほど運動するとか、設定はイタ過ぎるが、蜜の気持ちも理解できる自分もいる。

    2008年に書かれたあとがきで、著者も日本の女性が「オバサン」という言葉に過剰に反応すること、10年後には続編が書けない世の中になっているかと書かれているが、残念ながら2023年の今も男女ともに意識は変わってない人が多いように思う。セクハラ、マタハラなど、○○ハラに対する規則もでき、女性活躍も叫ばれる昨今、さすがに公には言わない人が増えたが、本音の部分ではかなり怪しいだろう。

    そんなことを気にせず、周りの誰かにも気にさせず生きるには、好きなこと、自分が打ち込める何かを見つけることが大事なんだと思う。私自身、まだ見つけられていないけど。。

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    2023年04月22日
  • 必要のない人

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    明子はそれを見て、不覚にも涙がこぼれた。社会の第一線で女が働くということは、ああいうことなのだ。結婚していようがいまいが、男 がいようがいまいが、何もかも自分で引き受けることなのだ。あの女にもいろいろなことがあるのだろう。しかし、帯をバシッと 一つ 叩いて気合を入れて、何事もないかのように華やいで客と接するに違いあるまい。 明子はあの日から出勤前にスーツの腰をバシッと叩くことが 儀式になっていた。

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    2023年04月07日
  • 小粋な失恋

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    紹介されている都々逸の中でも
    1番好きなのは「こうしてこうすりゃこうなるものと 知りつつこうしてこうなった」

    「女友達に話す内容は自分自身に言い聞かせたい事と大体同じ」みたいな文があってすごく共感した 
    帯はダサいから変えた方が良いと思う

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    2023年03月20日
  • 養老院より大学院

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    感想
    ふたたび大学院に通うために必要な心構え。自分のわがままを通すために周囲の人と協力する。大変な試みかもしれないが知的好奇心は抑え込めない。

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    2022年12月15日
  • 男の不作法

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    面白かったけど、「女の不作法」のほうがさらに良かったので星三つ。

    「相手の地元を悪く言う」。身内には、やってしまう人も多そう。気を付けたいと思いました。

    度々引き合いに出されていた内館さんの「終わった人」も読んでみたくなりました。

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    2022年09月09日
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞

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    なんと、「源氏物語」の中にタイムスリップしてしまうという語。
    時代へではなく、物語の中へ。
    しかも、59社を受けても採用されないという男、伊藤雷。
    全く「源氏物語」なんて興味もない奴がなぜ?
    雷には水という、それは優秀な弟がいる。
    タイムスリップした際に、光源氏を弟に持つ一宮に自分に重ねたりする。
    そして、その一宮の母、弘徽殿女御がこの話の軸となる。
    この時代にこんな女性が?!と驚くような強い女性。
    雷は徐々に「源氏物語」の世界で生きてくことに喜び感じるようになる。
    「源氏物語」を知らなくても楽しめる。
    もっと早くにこの小説があれば、もっと勉強したかもしれない…

    2022.8.6

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    2022年08月06日