内館牧子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレドラマやるんだな~と思ったら無意識にレジに持って行ってしまった。
どうも、ドラマは原作とは少し変わった感じになりそうですね。
たしかに、職場の男の人たちは若い女の子にはちやほやするけれど、エイジハラスメントは、日本人としてはもう当たり前すぎて諦めの境地…
この本の登場人物は、物語とはいえこだわり過ぎな気がします。
みんなイタイ。
特に英美里。
いくら美人でも若くてもこんな性格の女は嫌だ。
日本人は、世界的に見たら、むしろ若作りなんじゃないだろうか?
トシをとっても、中身が大人になりきれない方がむしろ深刻な問題だ。
この本のダンナとか。
中二病過ぎ。
この歳で自分の娘ほどの年齢の女性に手を出し -
Posted by ブクログ
ネタバレ子連れの再婚って、子供の年齢が高くて母親を覚えていると苦労するもんなんだなぁって思いましたけど、ママを思って泣く雅彦をもてあましてる奈々は、まだまだ覚悟が足りなかったと思います。相手が常にいるならいいけど、単身赴任でいない期間が長いと特に。
ラストはホントに想定外でした。
交通事故であっさり三輪は死亡。少女漫画なんだから、死んだと見せかけて、数年後に実は生きてましたって展開になるのかと思ったら、死んだままでした。
結婚して10日で未亡人ってのは、確かにつらい。
けど、再婚して、三輪と血がつながってなくても雅彦を育てるって決意をしていたのに、あっさり死を決意してる奈々は、やっぱり自分本位だな -
Posted by ブクログ
ネタバレ亡き父が亡くなったエジプトへの旅行先でトラブルに見舞われ、助けてくれた三輪に惹かれる奈々。
確かに言葉の通じない旅先で、ペラペラの通訳して助けてくれたら惚れるなあって思いましたけど、奥さんも子供もいると分かっているのに、自分にけじめをつけるためという自分本位の感情で気持ちを伝えようとしたりしてるのは、あんまり好感が持てませんでした。
まあ、いい人そうにして、裏で三輪の奥さんと不倫していた山瀬や、三輪を裏切っているのに三輪に近づく女は潰す奥さんもどうかと思いますけど、1巻で好感が持てるのは三輪だけ。
さて、三輪は本当に奥さんの不倫に気付いていないのか。ちょっとそこが気になりました。 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
お姉ちゃんより幸せになってやる。
それが、私の復讐―。
姉・陽子に結婚を誓った恋人との仲を引き裂かれた月子は、仕事も恋人も手にすることのできる「週末婚」を思い立つ。
家庭と仕事の両立、セックスレスなど、現代の結婚が抱える様々な問題に焦点を当て、テレビドラマ化も大評判に。
タイトルも社会現象となった話題作、ついに文庫化。
[ 目次 ]
ラストの主人公の言葉には興ざめだが、それ以外は興味深く読むことができた。
人々の暮らし方が多様化して、生活時間帯もさまざまな今。
タイトルの『週末婚』は、結婚する、しないではなく、結婚生活にも選択肢があるのだというひとつの提案なのだろう -
Posted by ブクログ
幼い頃、いじめられっこだった作者を
いつも助けてくれたのはカラダの大きい男の子だった。
大きい子は優しいのだ、、という擦り込みがあってか
子どもの頃から紙相撲で遊び
漢字を駆使するしこ名で漢字を覚え
星取り表で数を覚えた幼い作者
小学校ではじめて大人に褒められる。
大相撲大好きで、女性最初の横綱審議委員になった
内館氏。
ある時、時の大阪府女性知事が、大阪場所の
優勝表彰を土俵でしたい、、、という発言に
男女同権と、伝統を守るということを
ごっちゃにしてしまうのは
言語道断!とばかり
大相撲の研究の為、旧3帝大の一つ
東北大学大学院への入学をもくろむ。
受験の準備から、資金、入学後のカ -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
相撲は古代の神事から格闘技、そして「国技」へと鮮やかな変貌を遂げながら、一三五〇余年を生き抜いてきた。
日本人の豊かな精神性が凝縮されたこの伝統を、「男女共同参画」や「グローバリズム」などという、現代の価値観で踏みにじっていいのだろうか?
誰よりも相撲を愛し、相撲研究のために大学院にまで飛び込んだ人気脚本家が、「聖域としての土俵」誕生の歴史に迫り、「土俵の女人禁制」論争に終止符を打つ。
[ 目次 ]
第1章 土俵にあがりたがる女たち
第2章 土俵は「異界」である
第3章 相撲の始まりは神の力比べ―土俵成立前史
第4章 土俵という聖域の成立
第5章 土俵を築く
第6章 「神迎え」