内館牧子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3月にリーディングドラマを観に行くので、原作をと思い読み始め、一気読みでした。
面白かった!
私はまだ30歳手前で主人公の半分も生きてないけど、主人公と自分を重ねる(自分が主人公の立場に重ねる)と、最後に何を思いたいかな、とそれだけでした。
すごい仕事がしたいわけでもない。
世に残るような立派なことがしたいわけでもない。
ただ、
家族を大事にしたい。
この人で良かったと心から思える人と一生を遂げたい。
全ては難しいけど、一つでも多くの本や映画、美味しいご飯、この世に在るものを元気なうちに目一杯享受したい。噛み締めたい。
この本に早くに出会えて良かったです。
目の前のことが大変でも、いつかは -
Posted by ブクログ
定年退職は生前葬?!
やり手銀行マンだった壮介は役員目前!というところで出世争いに敗れ、子会社へ飛ばされる
そしてそのまま月日は流れて定年退職…
なんだか仕事をやりきった感もなく、何をしたらいいのか分からない毎日
ジムに通ったりカルチャースクールに通ったり、
はたまた若い子との恋を妄想したり
美容師の妻に鬱陶しがられる毎日
そんなある日、転がり込んできたベンチャー企業の社長の椅子
仕事にのめり込む壮介だが、さて順風満帆にいくのかな??
プライドと見栄で終始がんじがらめの壮介を情けなく思ったり同情したり
先が気になってついつい一気読みでした
ラストは私も故郷を思い出してしまうような展開 -
Posted by ブクログ
ネタバレ後期高齢者に差し掛かろうかという75歳。主人公は終活の一環として好きな恐竜の1/3モデルの骨格レプリカをくみ上げる。そして、高校時代にマドンナにしてしまったのぞきとそのあとの噂話の流布について強い後悔が浮かび、本人を探し、謝りに行く。「それが終わらないと終活じゃない」。
マドンナは主人公のことを何も覚えておらず会いたくもない。しかしマドンナも終活をするにあたって嫁姑問題を抱えており…
主人公それぞれの終活の形が入り乱れる。主人公の40年前の不倫相手も高校の同級生だったことが暴かれ…
結局、収まるところに収まるのだが、老人の生活や考え方がどのようなものかが全編にちりばめられる。
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Posted by ブクログ
仕事が定年で終わった後の世界を描く本。
医師の定年は一般的にはない。
ただ、急性期の大病院を離れるタイミングは一つの「定年」と言えるかもしれない。
現代では、もともと「中年の悩み」と言われていたものが、最近では若いタイミングで来ることが多いという。今後のキャリアをこのまま積んでどうしたいのか?そもそも自分は仕事をし続けて何が幸せなのだろうか?と。子供を持ったタイミングくらいで感じる人は増えているように思う。
医師にとって、キャリアを積むことで得られる名声はあるが、給与に直結しづらいシステムであるためそこを目指す人は今の時代、多くはない。かと言って開業をしたいと思う人もみんながみんな、という