内館牧子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
自分の読書傾向等して、人生で後悔したことの埋め合わせとして、若い世代が頑張って成功を掴み取ったり、自分と違った人生を歩んでいる人の物語を追体験することに感動を覚えることが多いが、高齢者の目線でいずれ来るであろう未来を追体験する意味で、本書は色々と考えさせられた。世代別の行動や価値観を判断する時に、良い悪い、有意無意等一元的な価値観で判断するのではなく、将来を俯瞰して考えられる若年世代と、残された時間が少なく過去に目線が行きがちなシニア世代の視点の違いを考えて、柔軟に考えなければならないと感じた。
本書は、物語としてはあまり面白い話ではなかったが、人生や就活のあり方、高齢者目線の人生観等、考 -
Posted by ブクログ
ネタバレマンガでしか知らなかった源氏物語。内館さんなら読みやすいかなと思って手に取りました。
面白かった。
マジの源氏物語ファンにはどうなのかわからないけど、私にとってはめちゃ興味深い。現代人がトリップしちゃうって設定だからかな、読みやすい。当時のことをところどころ、現代の言葉に例えてくれるのも笑える。
わからない言葉は雷もわからない体でさらっと説明してくれるし。
それに人物相関が複雑だけど、そこはベストセラー。ネットに相関図があふれてるので、一番、見やすいのを手元において読み進めたよ。
それにしても、倫子と風子を思い続ける雷鳴は切ない。。。。 -
Posted by ブクログ
内館牧子さんの老後、定年、シニアを題材とした小説は肩が凝らずに面白くも読める。今回は終活にスポットを当てた内容でこれ又面白く読めた。
終活と言えば、TV等で持て囃されているエンディングノート類の内容かと思いきや主人公の原英太は、この残された人達の為の死に支度(年寄りの趣味の一つである後ろ向きなエンディングノート類)終活に否定的で本来終活は自分自身の為にやり残した事を行う事にあるとの考えを持つ。この英太の終活への考えは、意外に周りの人達にも影響を与え話が進む。
英太は、終活の一つとして横浜の外れに建てた一軒家の庭で趣味の恐竜骨格模型の製作/鑑賞で過ごす中、故郷新潟での高校時代心寄せていたあか -
Posted by ブクログ
自分が若い頃は…とかつてとった杵柄を自慢し続けたり、現役世代に説教したりする「老害」と呼ばれるような行為を、老人はなぜするのか。
そして、それを受け入れる(我慢して付き合う)人がいるのはなぜか。
双方の言い分を整理しつつも「未来」のあるエンディングを見ることができるのは、小説だからこそでしょうか。
誰かに(社会に)必要とされている、と感じることが生きる活力の源になるというのは年を取ったとしても変わりません。「老害」となるのは、世間に/若者に物言うことで自分が「いまだ社会の取って必要な、価値ある人材なのだ」ということをアピールしているからだ、という指摘は説得力がありましたし、「老人と若者は無 -
Posted by ブクログ
ネタバレ共感できるところもあり、自分とは違うなと思うところもありという感じでした。
自分はこの本を読む前から、終活とは自分のやりたいことをやるもんだと思っていたので新たな発見は特になかった。
子どもは親が好きなことをして楽しそうにしている姿を見るのが嬉しい、子供にとっての親孝行であるとあったが、これは恐らく親との関係が良い人ほどそうなのだと思う。
自分は親との関係があまり良くなく、親の借金を自分が今払っている立場なので、実際に親が今自由にお金を使って楽しそうに生きているのを見ているが、自分に使う楽しいお金があるなら借金をまずは自分で返してくれと常々正直思っている。
自分のための終活は、若い頃にしっか -
Posted by ブクログ
初めは終活の暗い話かなと思っていたけど、途中から面白かった。70代の向き合い方。70代はまだまだ身体も心も元気だけど、高齢者の入り口に立ち、周りからも生き方を心配される年齢となり、ホームに入ったり同居したりと、これまでの生き方もライフスタイルを変える人も多い。迷走する時期なんだなと感じた。今30代の自分には、まだまだ先に感じるけれど、いつか訪れるこの時期をどう過ごしたいか。そして夫にもやり残した事はないか聞きたくなった。
自分軸で楽しく期限付きの人生を生きる
“そして人生のやり残した事がないようにキレイにやり遂げて死ぬ。それまでの人生が楽しかったら
病気になろうが最低のホームに入ろうが、全 -
Posted by ブクログ
内館牧子さん大好きです。
2008年暮れに、動脈疾患と心臓病で生死を彷徨われ、4ヶ月の入院を経て復活。知りませんでした。
それをきっかけに、家で料理をするようになったそうです。レシピもいくつか掲載しています。ちょっと作ってみたい。
もともと食には造詣が深い内館さん、面白いです。脚本の取材で、日本全国、世界各国を訪れて、各地の郷土料理を食した経験を活かして、様々な料理を真似てみたりも…。
1番食べてみたいのは、島根の郷土料理「うずめ飯」。
色々なおかずが並ぶ中、小丼に盛られた白いごはんがレンゲと共に供された。汁物は出ず。
レンゲでごはんをすくうと、中から、豆腐や椎茸、にんじんなどのとろみ煮 -
Posted by ブクログ
老人シリーズ、ついに第5作。
めいわくな終活。ついに、こう来たか!!という感じです。
”めいわく”って…
だれに?どう?
自分軸で考えた時に起こす行動の、きっと殆どが“めいわく”かも。それも、より身近な人にとって。
それでも、自分が気持ちよく最後を迎えたいのであれば、そうするべきだとも思う。
最後は一人で死ぬのだから。
どう満足するかは、やっぱり自分で決めたい。
昭和産まれの典型夫婦。
家族の為子供の為と尽くしてきた主婦達は、礼子の選択に、やりたかった!やりたい!!、と思った主婦達はきっと多いだろう。
まだまだだと思っていた老後。なのに、遠い物がちょっと近くになり、うっすら形が見え始めた自