内館牧子のレビュー一覧

  • 今度生まれたら
    私は、結構好きだったけどw
    40代の私が70歳になった時、夏江さんみたいに思うかしらw
    夫婦のこと子供のことはかなり共感したし、だれかに必要とされていること仕事をするということっていうのは、何歳になっても生きがいなんだなって改めて考える機会になった。
    上り坂下り坂そしてまさか
    人生何があるかわからな...続きを読む
  • 終わった人
    共感!それなりの地位に着き、一生懸命に仕事してきた人間なら、「うん、うん、わかる」と思いながら読み進めることでしょう。そして、ふと自分を振り返り、「危ない、危ない。自分も同じ」と冷や汗をかくことも。
    退職した先輩方からさまざまな話は耳にしていたものの、やはり当事者にならないと実感はできないのでしょう...続きを読む
  • 終わった人
    男女の違いかな。
    この年代の女性はね、もっと前に生前葬を味わっていて、そこから生き返っていく術を学んでいますよ。
    ...と思うのは、私だけ?(笑)
  • 老害の人
    インパクト大の本のタイトル!

    この本の中の高齢者は、生活が安定していて、
    ご近所とも仲良く、家族にも恵まれていて、
    なんだか幸せな老人たちだ。
    だからこそ、言いたいことも自由に口にでき、
    やりたいように行動できた。
    認知症や寝たきりでもおかしくない80~90歳。
    ものすごいパワーに圧倒されてしまう...続きを読む
  • 女盛りはモヤモヤ盛り
    この本もそうですが、いろんなことを気づかせてくれるので、好きです。
    菊池雄星のくだりで、
    人生を豊かにするのは、人、本、旅
    その中で一番にしたいのは人に出会うこと。
    亡くなった人には会うことが出来ないが、本はかなえてくれる。
    内館さんの本は深みがあります。
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
    痺れる程にかっこよく、ウーマンオブザイヤーだったら大賞クラスの弘徽殿の女御がメインのストーリー。
    源氏物語は、7年位講座に通っていたので元々興味がありました。
    「十二単を着た悪魔」は本家とはかなり違う視点で書かれていましたが、最初から最後まで楽しく読ませていただきました。

    ちなみに本家の弘徽殿の女...続きを読む
  • 終わった人
    タイトルと帯と表紙につられて購入。

    定年を迎えた元銀行員の話。

    少しも自分の環境とは近くないわけだけれど、なぜか感情移入して楽しめた。どこかで「自分もこうなるんじゃないか」とか「こうはなりたくない」とか勝手な想像を読者にさせるような不思議な教訓めいたものがあって楽しめた。

    あとは、少し脚色が強...続きを読む
  • 老害の人
    前半は老害エピソード盛りだくさんで読んでいてイライラしてましたが、後半から高齢者視点に変わり、考えさせられました。

    若い時は高齢者を「老害」扱いしますが、自分がいざ歳を取ると気付かないうちに「老害」になっていく。そのサイクルで社会はまわっているのかなあと。
  • 老害の人
    笑っちゃったし展開が予想外で面白かった!
    表紙の絵もとっても合ってると思いながら、読みやすくて一気読み。
  • 老害の人
    日々繰り返される老人の自慢話に晒される家族の苦労を内館さん流のコミカルで辛辣な表現にお腹を抱えて笑いながらも共感していました。
    ・孫自慢は一気に広がるそれはもう山火事の勢いだ
    ・下手な趣味を講釈する老人に対して「いくつになってもチャレンジできる」「好奇心に年齢はない」などと煽る、有識者かなんだかは責...続きを読む
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
    源氏物語をほとんど読んだことがないのだが,この超大作は面白すぎる!
    浦島太郎の反対バージョンにもなってるのかな?
  • 終わった人
    やっぱりこの人の作品好きだわー
    仕事好きじゃないし、早く辞めたいまで思ってるけどなんか頑張れそうになるわ
    田代そうすけのようなエリートの道を歩んだら向上心の塊みたいになるのかもなー
    24時間働けますか?とかいう意味わからん時代だっだだろうな。
    今の若者にはいないと思う。ただそういう人たちが今の日本を...続きを読む
  • 終わった人
    久しぶりに満点をつけたい小説に出会えました。

    最後の終わり方は想像と違くて驚きました。

    故郷に帰り、高校時代の友人達と出会い人生何が起こるかわからないと感じる主人公が印象的でした。

    やっぱり世間体とか有名って部分も大事だけど、それよりも自分が何が好きで何をやりたいのか考えて生きていきたいと思い...続きを読む
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
    タイトルにひかれて軽く読み進めていたら、ぐんぐん引き込まれて一気に読んでしまったお話。
    歴史ファンタジー、ではあるのだけれど、登場人物の心情がとても繊細に描かれていて、切なくて泣けます。
  • 十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
    プラダを着た悪魔 が大好きで、それに通じるものがあるのかと思って手に取りました。
    十二単を着た悪魔は、本当に悪魔のようでした。笑

    その時代の立場や役目は生まれた時から決まっているようなものだけど、現代よりもシビアな女の争い、いかにしたたかに賢く振舞うか。読んでいて本当に面白かったです。

    女性とし...続きを読む
  • 今度生まれたら
    すぐ死ぬんだから、終わった人、を読み終えて三作目のこの本を読みました。
    すぐ死ぬんだからの女主人公に比べ、本作の主人公の方がまだ可愛げがありました。口悪いなあと思いつつ、主人公の心のツッコミに時々クスリと笑わされました。
    前二作と違って主人公に大きな波乱がおきるわけではないですが、その分自分の人生と...続きを読む
  • すぐ死ぬんだから
    終活の話かなーなんて読んでいたら全然違って面白すぎた。
    ハナの心の中のツッコミが口悪いしなんか嫌だなぁと思ってたし、同窓会でのマウントの取り合いは歳をとってもあるんだと思うと気が滅入ったところに岩造の遺書ね。
    そこからは寝る間を惜しんで読んでしまった。
    ハナが菩薩になってくのを見て自分が想像する年寄...続きを読む
  • 老害の人
    同じことを繰り返し言う
    とにかくクレームをつける
    病気自慢、孫自慢、不幸自慢
    「老害」と呼ばれるこれらは日常よく見かける行為だ
    迷惑この上ない
    こんな年配者に出会うたびに
    「老害め。けれどいずれ行く道だ。」と自分を納得させてきたけれど、考えが浅かったことに気付かされた

    人間はいくつになっても「誰か...続きを読む
  • すぐ死ぬんだから
    かっこいいおばあちゃん!
    麻布に昔から住んでいるというのもまた素敵。
    初めて内館牧子さんの本を読んだがすぐに別の本も購入することにしました。
  • 終わった人
    面白かった!

    内館牧子さんの本は、前に「どうせすぐ死ぬんだから」を読んだ。こちらは微妙だったな〜。主人公のおばさんがあまりにも鼻についた。

    けれど、「終わった人」は良かったね。
    男性の老後を描いた小説として、とてもよくできていると思う。とまだ若い自分が言うのも変だけど。

    平日の昼間にジムに通う...続きを読む