内館牧子のレビュー一覧

  • 終わった人

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    テンポよく一気読み。
    定年後の企業勤め男性のリアルが表現されているようで、自分の将来を想像するように読んだ。
    人には引き際がある、いつまでも求めすぎては行けないのか、老後にはどこまで求めて良いのか、複雑な気持ちになったが、老後は現役の時に限らず横一線というのはその通りなのかも知れないと思った。

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    2025年12月05日
  • 迷惑な終活

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    ネタバレ

    Audibleにて。
    この本では、75歳を迎えた主人公が、同年代で流行となっている「終活」に異を唱えるところからスタートしている。死を想定することは、言霊が宿って不吉、云々。それが、母の死を通して、考え方を変え、自分なりの解釈で終活を定義し、遂行する。それは、「他人のための終活ではなく、自分のための終活」。すなわち、死後に残される人たちの事務手続きを楽にするための活動ではなく、自分がやり残したことを精算する活動と位置付けた。個人的にこの考え方はとてもしっくりきた。
    後書きで、70代はアマチュア老人、のようなことが語られていたが、40代の今までの自分の感覚では正直区別できていなかった。中高生のと

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    2025年10月24日
  • 終わった人

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    面白かった。自分が40代であと20年後どうなってるかな。と思うととても自分事として読めて面白かった。

    主人公がこっちが向いてる、これがやりたかった、結局老人はこうした方が良いのだ、色々と右往左往するのもリアルで良かった。

    ベンチャーの社長を義理と人情と責任感で引き受けて、結果数千万円の負債を負担する事になったのはやるせない。まぁ貯金があって借金までいかなかったのだから不幸中の幸いではあるが。
    しかし同じベンチャーで役員やってた若い奴らはさして責任感も感じず、普通に違う職場で再チャレンジ!みたいに働いてるのも酷いよなぁ。社長押し付けたくせに。

    思い出と闘うなは良い言葉
    心がけた方が良いのは

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    2025年09月19日
  • 今度生まれたら

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    面白かった。
    定年後の夫婦二人だけの時間に余裕のある生活が長くなると、仕事をバリバリやって子育てで手一杯の時間に余裕のなかった頃には考えもしなかった雑念が次から次へと頭を駆け巡るようになる。
    やっぱりそれぞれが趣味でもボランティアでも体と頭をフル回転させておくのが夫婦円満のコツなのかな。

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    2025年08月08日
  • 終わった人

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    「終わった人」とてもショッキングなタイトルだなと読みながら思っていたけど終わったから次の新たなステップに進めるとこの本から得ることができました。「続く人」だと変化なしだしそれはそれで平和だけどつまらない

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    2025年07月19日
  • 今度生まれたら

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    夫が定年退職した後の夫婦のあり方についてイメージがわく本 参考になった
    しあわせとは何か大切なものは何か
    仕事は細々でも社会とつながるためにつっけた方が良いか
    色々考える機会になった
    教訓 アクション
    ①いくつになっても生き甲斐が必要
    ②またこの人と結婚すると言える自分でいる

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    2025年07月11日
  • 老害の人

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    反面教師 
    こうならないように気をつけようと思う
    が…
    “老い“は必ず誰にでも、自分にも来る
    そして“老い人”の方が確実に多くなる
    私は50代、現時点でどちらにも転ぶ
    考えさせられる1冊となった

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    2025年06月07日
  • 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る【電子特別版】

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    内館さんは2008年暮れに、急性の動脈疾患と
    心臓病で生死の間をさまよわれた。
    医食同源
    スープで気力と活力をえた。
    私も以前よくやっていたSTAUBで野菜スープをつくった。
    これからも作ろうと思う。

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    2025年05月28日
  • 迷惑な終活

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    ネタバレ

     内館さんの高齢者シリーズ、いつも引き込まれて面白い。私からすると少し先輩の話だけれど、遠い先の話でもなく、元気が出る。
     生き方に正解なんて無いけれど、昔より長くなった人生を物分かりよく仕舞うだけでなく、自分が「生きててよかった」と思えるように、心残りにカタをつけていく生き方に憧れる。
     息子夫婦に冷遇されるあかねの姿は読んでいて辛い。でも戦い続ける決意(?)は清々しい。礼子の横浜都会暮らし実現は「いいね」を押したい。
     さて、私は何から始めよう。

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    2025年05月24日
  • 老害の人

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    ネタバレ

    内館牧子さん好きで、これまでの老人シリーズも面白かったので読みました。本作もとても面白かったです!
    主人公は、会社経営を引退して「会長」となった老人と、その娘。会社は娘婿が継ぎ、その息子も成績優秀で将来が期待できる。娘は独立して医療機関で働いていて、コロナ対応で忙しく、ほとんど帰ってこない。

    最近、コロナ禍を題材にした小説がけっこう出てきましたね。この小説でもコロナ禍でままならない老人たちが描かれている。
    主人公の「会長」、福太郎は、一度は引退したものの、妻に先立たれ、することがなくなったので再び会社に出るようになり、自慢話や社員へのお説教を繰り返し、老害だと言われている。ついに、出しゃばり

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    2025年05月16日
  • 終わった人

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    ネタバレ

    退職した実父、義父のことを思いながら読んだ。

    「定年って、生前葬だな。」から始まり、「思い出と戦っても勝てねンだよ」に、励まされた。

    「世の多くの人は、平均寿命は生きるだろうと考えて、できる我慢はして、将来のために今を犠牲にして頑張る。でも、五十代でポックリ、六十代でポックリもあるのよね。人は『今やりたいことをやる』が正しいと身にしみた」
    こう思う日も来るんだろうなぁ…。

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    2025年05月06日
  • 終わった人

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    定年を迎える人の気持ち、周囲の人の感じ方、どれも新鮮で、でも、よく考えてみると本心では自分もそう感じているかも、と共感させられました。
    主人公が筋が通っていて潔い人で、何が起こっても気持ちよく読み進められました。

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    2025年05月05日
  • 終わった人

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    ネタバレ

    あっぱれ。最高の読書体験だ。
    展開が早くてほんとにページをめくる手が止まらなかった。
    ジム、面接、大学院受験、恋愛、文学、社長、死、倒産、離婚危機、帰郷、、、、などなどよくもうまあこんな要素を一冊の本に自然な感じで詰め込めるなあと感心してしまった。
    自分の老後生活について考えるキッカケをくれる本だった。
    ありがと。

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    2025年04月02日
  • 小さな神たちの祭り

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    東日本大震災大震災で家族5人と1匹をなくした晃の物語です。大学進学のためちょうど晃が上京している時に震災は起こりました。心に残ったのは震災は何年が経つと歴史になるということ。そして、当事者たちいがいは直ぐに震災から立ち直って普通の生活をするようになることです。正直、いつまでも立ち直れないとせっかく生き残った意味がないと思います。でも、完全に忘れるという訳ではなくそのような事があったことをココロに刻んでしっかり前を向くことが大切なのかと思いました。最初に見たのが小説だったのでドラマも見てみたいです。

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    2025年03月26日
  • 小さな神たちの祭り

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    第一章から泣いてしまった。真ん中あたりで泣きかけて、最後でやっぱり泣いた。今の生活は当たり前じゃないし、いろいろあるけど今の自分は幸せなんだなって気付きました。
    さみしかったけど最後は気持ちが楽になれる結末で良かったです。
    「小さな神たち」ってそういうことかー!!

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    2025年03月22日
  • エイジハラスメント

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    同年代だからグサグサ刺さりました
    日本人のルッキズムや若者至上主義はたしかに異常
    でもそれに執着せず自分のなかに芯を持てる人が強く、そしてそれは“年を重ねた”人の特権でもある
    いつか失うものに執着してはいけないですね

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    2025年02月23日
  • 女の不作法

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    「男の不作法」と同時出版された本作。当初は「男の不作法」だけ刊行する予定だったそうだが、よくぞ女版も出してくださった!

    個人的には自分とおなじ性別の女の不作法のほうがおもしろかった。

    同じ女として、
    いやいや、こんなおばさんいるけどこれはNGやろ!とおもしろおかしく読める一方、
    …これ、自分も気をつけないとなりえる?ありえる?こわ!
    という読み方もできておもしろい。

    とにかく、「バタバタしてまして」は絶対使わないように気をつけようと思った。

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    2025年02月22日
  • 男の不作法

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    内館さんの視点でみた不作法者を書いた本なんだからおもしろいに決まってる。「終わった人」でも描かれたような、かつて仕事ですばらしい役職に就いていた人であっても振る舞いひとつで急に残念な人になってしまう。
    合わせて「女の不作法」も読みたい。

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    2025年02月22日
  • 迷惑な終活

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    「終活」
    巷にはびこる言葉だ。
    今や、日本は超高齢化社会。

    主人公の英太は75歳、後期高齢者に突入したばかり。
    人生100年だと、まだまだ先は永いだろうけど、
    それは、まず病気をせずに、体が元気であるのが基本だと思う。

    「終活は趣味」
    「15歳は素材、75歳は旨味」
    などなど、今回もたくさんの楽しいフレーズ盛沢山。

    だから、周りにあおられるのでなく、
    自分軸で自分なりの終活を楽しめばいいはず。

    一人が不安で、嫁に8万円を渡すか?
    貯金を崩して、家賃8万円に住むか?

    自分勝手な英太を取り巻く、礼子や日出子の生き方は、すごくかっこいい!

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    2025年01月27日
  • 終わった人

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    おもしろかった、定年はまだ全然先だけど定年後の人だけでなく今働いてる人も読むと考えさせられるところがある気がする
    全体的に細かいところがリアルな感じでおもしろい、定年直後くらいの描写が特におもしろかった笑

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    2025年01月13日