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大沢蜜は34歳のごく普通の主婦。可愛い娘にも恵まれて、何不自由ない暮らしを送っていた。ある日、パート先でオバサン扱いをされた上、夫が若い女と浮気している現場を目撃。もはや蜜には、若くて綺麗な愛人と戦うだけの魅力はない。家庭もプライドも失いかけた蜜は、若返りの為に美容外科手術を決意するが、それで幸せな日々は取り戻せるのか!?
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Posted by ブクログ
同年代だからグサグサ刺さりました 日本人のルッキズムや若者至上主義はたしかに異常 でもそれに執着せず自分のなかに芯を持てる人が強く、そしてそれは“年を重ねた”人の特権でもある いつか失うものに執着してはいけないですね
若さにしがみつき、若さに嫉妬して葛藤してる女性の物語 若さだけではなく、素直な心でいられない時があるのでものすごく心にささる
テンポよくすぐ読めます。女性の年齢ってここまで気になるものなのかなーと思いましたが…気にする人もいるかもしれないので気をつけようと思いました。ドラマとは全然内容は異なりましたが おもしろかったです。
面白かったー! 加齢に対してかなり執拗に厳しく描かれている。 蜜がしっかり自分の年齢、自分の人生に向き合い。答えを出したところにすごく共感した。 年をとることは当たり前。 頭ではわかっているのに。。 若い時とのギャップに苦しむ。 若さへの執着… 蜜の年齢に近いので 共感できる部分も多かった。...続きを読む ただ、直哉みたいな夫はいやだなー。 子育てしてる妻に対して外に目を向けてほしかったって。子育てしてたら時間ないし、、、妹と同じ年齢の女性と不倫って。 玲子の生き方はすごいなっと思いました。
2021年19冊目。 ここ最近、お牧さんのエッセイを読んでは痛快な気持ちになっていた。が、すっかり忘れていたよ。今まで見てきたお牧さんのドラマを…この嫌な感情を!!!年齢と見た目にかなり執着を持っている主人公。義理の妹の底意地の悪さ!!!エッセイと違いモヤモヤする。本当に想像力の欠如か争いを起こす。...続きを読む 密の母の「いざと言う時に、男を叩き出せる女になんな」は激しく同意。自分に娘がいたらしっかりと伝えたい言葉だ。
テンポよく読めましたが、読み終わっての感想は『う~ん・・・』という感じです。 昔ほどではないけれど、やっぱり男性は若い女の人が好きだし、若さに価値を求めるのだと思います。 でも、この主人公はちょっと自分の年齢を気にしすぎなような。
34歳になり、そろそろ「おばさん」と言われる年齢となった主人公の密。日本では女性はきれいな方が上、若い方が上、という考え方がはびこっているという指摘はまさしく「その通り」!! 若い時は美人に生まれなかった自分を呪い、歳をとると若い人をうらやみ、歳をとることを怖がる。 私の友人でとても美人な友達が何人...続きを読むかいるのだが、美人であればあるほど歳をとるのが恐怖だったようだ。 世の中の風潮がどうであれ、自分が納得できるような人生を歩むべきだと再認識できた本。
三十四歳の蜜がパート先や好戦的な夫の妹の年齢関係の言動に怒り、夫には若い玲子と浮気をされる。オバチャン扱いに憤る蜜の仕事の辞め方や最終的な自分の為の母親への借金等に幼さや甘さを感じ、期間限定と割り切った玲子には馬の獣医としてひたむきで凛とした芯の通った魅力を感じてしまった。結果オーライさが爽やか。
何に固執するのもその人の自由だけど、人からどう見られるかに固執しても良いことはほとんどないなぁと思った。
ふ〜ん・・・という読後感。 確かに若さはいい、だけどそれは一時。振り返った時充実した中身がある様に、と言うのが結論なのだろう。 男の身勝手さに振り回され、それを吹っ切る迄のじくじくたる思いが、私はなんか哀しい。 でもそんな紆余曲折が人生なのだろう。
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内館牧子
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