あらすじ
「大人の女性」と「オバサン」はここが違う! 愛らしさはあるが、洗練されていない女。男に「二者択一」をストレートに迫る女。帽子・スカーフを下手に多用する女……。世界や日本の名作映画36編の中から「こんなオバサン」にならない方法を徹底分析。スクリーンの中では魅力的な女性が躍動する。あなた、年齢や体型だけであきらめてはいませんか。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
人気脚本家が50歳頃の1997年頃に書いたエッセイ。古今東西の映画のシチュエーションや登場人物に対し、「女がオバサンにならない」方法に特化して評論している。同性かつ主に同世代の女性に向けた批評は容赦なく、しかし不謹慎にも何度か笑わされた。
映画評論の面もある本書。女性への批評と同時に映画にも容赦ない。本書の目的が前述のため、映画の良し悪しはあまり関係なく、中には「映画はつまらなかったけどこのセリフだけは良かった」なんてのがあるのが特徴だ。こき下ろされた映画などは、かえって観たくなる。
Posted by ブクログ
読んでてついつい、わかるーわかるー!!!ってなってしまったし、かなり辛口でおばさん!おばさん!ってツッコミ入れてるけど、読んでる雰囲気ではこの著者のイメージはかなり上沼恵美子おばさんと同列。笑笑!!!
すごく嫌いじゃないし、大好きだけど、おばさんにならないために努力するっていう趣旨の本らしいけど、おばさんになったあとさてと、頑張っておばさん脱却?みたいな感じもなくはないし、もうおばさんどころかきっと若者が読んだら、ババァと呼ばれる人種の人のような気がする。
大好きよ。ババァ。
ふてぶてしいおばさんの大原則やら、帽子とスカーフを多用するおばさんやら、可愛いを勘違いするおばさんなどなど多数いろんな種類のおばさんが登場するんだけども、なんか勘違いしてても、若返ろうと努力する姿はなんともいじましいおばさん。
そして、それをこき下ろすババァ。
全く、何にも考えず自然体でそのままでいるおばさん。
なんだか色々いるけど、楽しく年取ろうよ。と。思うババァ寄りのわたしでした。
Posted by ブクログ
いろいろな映画をとりあげて、それと関連付けて「オバサン」について語っています。
なかなか耳の痛い話もありますが、客観的に自分を見る機会にはなりました。
ただ紹介された映画で観たいなと思えるものがあまりなかったのは残念です。