みずかねりょうのレビュー一覧
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こんなに優しく時に切なく、でも愛おしい物語は初めてかもです!
星10付けたい!
同性婚が出来るようになった時代。
大学の入学式で千宙は菫に一目惚れ。
大人しく穏やかで引っ込み思案の菫に対して持ち前の人あたりの良さで距離を詰めていく千宙。
でも強引さはなくとにかく菫の為、菫の喜ぶ事がしたいと表には出さず必死に努力する姿が凄い。
菫が通学で困り一人暮らしに悩んでいたのをこれ幸い(笑)と同居へと持っていくとか。
そして共に生活し始め菫はほんわりと千宙に惹かれていき気づけば好きになっていて。
クリスマスイブの約束を千宙が遅れ菫が切なくなり泣いてしまいそこでの千宙の告白がもうたまらなく最高でした。
ク -
ネタバレ 購入済み
幸せに
リカ先生の作品というだけで購入、予備知識なし、ネタバレなしで読みましたが正解でした。
重いテーマで、終始仄暗さがありますが、読めてよかったと思います。
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購入済み
新鮮で良いです
獣人ものですが、見た目ではなく性質という初めての設定でとても面白かったです。
獣人溺愛のスパダリというと狼や龍が多いかなと思うのですが、初のシャチ!
ラッコくんも可愛いし、アドバイザーのカワウソさんもナイスキャラでした。
おまけに大好きなみずかね先生のイラスト、もう最高です。
シャチの習性もこうして描写されるとなるほどヤバいやつだわ、とドキドキワクワクで読めました。
初めての作者さんですが、あとがきに体格差ありの一棒一穴ハッピーエンド大好きとあったので、この方の作品は絶対に自分のツボだなと思いましたので他作品もリサーチしてみようと思います。 -
ネタバレ 購入済み
山なし谷なし。作者さんがあとがきで仰ってるとおりでした 笑
とある結婚相談所。可愛すぎてお見合いするも恋愛対象になれないラッコの受けに担当アドバイザー川島さんが是非にとお勧めした攻めシャチ。
面会するなりラッコ受けに好意全開、捕獲確定。
ラッコの獣性が可愛いし笑えます。くすくす笑いながら読めました。
とても優しく紳士ながら溺愛、執着、束縛の婚活三種の神器持ち獣性のシャチから予定通りものにされ、幸せに過ごすお話です。
川島さんのお話も読んでみたいです。
一つだけ…やり取りが子供っぽいというか、成人男性にしては幼すぎるところが気になりましたけれども、よかったです。
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購入済み
最弱魔王の冒険譚
無尽蔵の魔力があっても魔法が使えない最弱箱入り魔王のリリウムが可愛いです。
勇者ルカーシュの正体は作中割りと早めに察しがついてしまいましたが、魔王討伐隊のキラキラな面々に可愛がられるリリの物語はずっと読んでいたいほど。後書きにあるように彼等の旅の物語がもっと長ければ良かったと思わずにはいられません。
エピローグはルカーシュに溺愛されつつ魔王業に勤しむリリウムの様子が微笑ましいです。
欲を言えば魔王討伐隊の仲間たちのその後も語られて欲しかったですね。 -
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面白かった!
ゲイの律。
恋愛に嫌いな理央。
親同士の決めた許嫁同士。
律は仕事の事で融資を受けるのに理央と婚約していると上手くいくのではと
「婚約破棄致しません」
このまま婚約を継続させると決め理央もそれに賛同しお互いの母親(この2人のノリがめちゃくちゃ明るくて良い)が勝手に色々と決めていてあれよあれよとその日から同居となるのには苦笑しかなく。
律は理央を好みじゃないから大丈夫と安心していたのに2人とも無類の猫好きで他にも一緒に居て心地よすぎて気付いたら、はもう仕方ないと。
理央においても同じでお互い両思いになっていたのにモダモダと考えすぎどうなる事かとハラハラしましたが理央父がいい仕事して -
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優翔が何故身を投げなければならなかったのか、がとにかく辛かった。
いじめがここまでまエスカレートしていってしまうのは有り得なくない事で。
何とかなると耐えるけれどついには…。
そして目覚めたのは妖精の国、拾ってくれた王子のウィーの天真爛漫さや妖精達の優しさに救われ暫くは夢だと思っていたのが優翔には良かったのかなと。
でも穏やかで平和な国が実は衰退の道を歩んでいてウィーの本心は淋しさで一杯なのだと知り優翔が取った行動には胸が愛おしい切なさで涙が出ました。
人に頼り期待するばかりだった優翔が自らと。
困難が起き、でも前向きに勇気をだして立ち向かう優翔とウィーも共に成長してお互いに必要な存在に -
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弥月が人に疎まれ傷つきながらも心優しくそこにとにかく胸が打たれます。
1人で孤独に神社で暮らす弥月。
危ない目にあってそこに現れ助けてくれた黒龍の龍偉。
弥月は「龍の御子」だと教えられる。
龍偉が龍王になる為に課せられたのは御子から「情」を与えられる事。
でも龍偉は「情」がどういうものなのか分からずとにかく何とかしてと弥月を懐柔しようとするのはいただけなかった。
でもそんな龍偉に弥月は疑うことなく真っ直ぐに綺麗な心で対応しそんな弥月に知らず知らずのうちに惹かれていくのが良かった。
冷徹な龍偉が弥月を思い弥月も龍偉を信じ龍偉の為にと願いながらも敵に大切な「欠片」を奪われ死んでしまった所では涙が止 -
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再会してからの2人の付き合いについて色々と罪悪感を持ってしまいながらと言うのが切なくて。
伊織が礼人の前から去ってしまった原因が父親からの態度と言葉で。
礼人の父親への今までの事がおかしいのに、確かに同性同士で当時は認められていないとはいえ子供だから逆らえないのもあり、でも礼人がその後にキャリアへの道をやめた事で父親への反抗を現すのには納得が。
再会した時に女装していたという驚きのものだったけれどそれも受け入れているのには伊織への想いの強さ、良いです。
そして事件があれば忙しくなり会えない時間が増えるのにも文句も言わずひたすら礼人の事を考えている伊織が凄いと。
ある事件で2人の関係が世間に知れ -
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獣性というBL初でした。
とにかく激甘!
ラッコ獣性な白石くんが可愛すぎて。
本人はカッコイイと言われたくて頑張る姿がこれまた可愛く。
そんな白石くんに新たに紹介されたシャチ獣性の鯱地。
鯱地が白石くんを一目で気に入り囲い込みに入るのが凄いです。
白石くんには甘く優しくと紳士を見せながら結婚相談所の川島さん(この人めちゃくちゃいいキャラで)には怖い事をボロボロ話してて怖いけど笑えるし。
そんな鯱地に押せ押せされすっかり好きになってしまう白石くんが蕩けてしまうほど可愛く。
何か問題とか起こるかなと思っていましたが平穏に順調に?交際を重ねご成婚になれて良かったです。
SSも激甘々甘でしたが胸焼 -
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シリーズ4作目。
加藤の真面目で真っ直ぐになんにでも取り組む姿に驚きました。
目が覚めたら会えば喧嘩ばかりの相手篠田と裸でラブホのベットで寝ていて驚きながらも「責任は取る」と篠田にはっきりと言える所が凄いと。
そこに勘違いがあるのは読んでいて分かるのが苦笑いで。
そんな加藤に篠田の取った行動から篠田が加藤の事を好きで今まで喧嘩していたのはまさに「好きな子ほど意地悪したくなる」なのに加藤はてんで気付かない。
そんな矢先に篠田が巻き込まれた出来事により加藤は篠田への気持ちを悟り何とか力になろうとするのは良かった。
加藤の色々な思い違いから篠田に別れると言われると思い込み泣いていまう所では私もじわ -
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魔王というととにかく悪のイメージしかないけれどこのお話は全く裏切られました。
異世界転生してしまった正義。
魔王国の魔王リリウムとしてゼバスに育てられる事に。
しかも魔王で本人もどうなるのかと思っていたけれど魔力を持つが人を苦しめる存在ではないと知り、魔族の皆も優しくリリウムと接してくれる大切な人存在で。
リリウム自身魔王なのに力が使えないとか驚きました。
15歳になった時に人族が魔王国を滅ぼそうととしているのを知り1人勝手に飛んでしまってどうなるのかと思ったらそこはリリウムの天然さ?が上手く事を運んでいけて良かった。
討伐に向かう人族の王子のセルヴァエール、剣士のセブン、司祭のセイラン、そ -
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愁斗とラフィールとの出会いは8歳の時の初めての転移の時。
その時からお互いに心に残る相手になっていて、回帰してしまい2度目の転移で再会したけれどお互いに出会っていた事は告げずにいて、でもやはり心惹かれるものがありながらの回帰。
そして3度目の転移にて愁斗の回帰には年下から年上になっていたり、それ以外にも驚くべき事があり、それから大変な事態に巻き込まれていく中でラフィールからの告白に身分差等で悩みながらもラフィールへの好きだという想いは消せずにいる愁斗が可愛かった。
傷ついたラフィールを助ける為にと愁斗の取った行動は好きだからこそで。
黒幕の正体にも驚かされどうなる事かとハラハラしましたがラフィ