あらすじ
社内で起こった横領事件も解決し、晴れて社史編纂室から営業部へと戻った志月。稲葉との付き合いは順調だし、天職である営業部での仕事も充実している。だが最近、面識のない男からの手紙や待ち伏せ、付き纏い行為に煩わされるようになっていた。他に害がなかったから放っておいたら、それを知って心配した稲葉と口論になる。稲葉と喧嘩をしたことに落ち込む志月だったが、退社時に憧れの塚森常務と遭遇。その塚森も現在ストーカー被害に遭っていて探偵である稲葉に調査を依頼しており、しかも犯人は志月の付き纏い男と同一人物らしいとわかったことから……? 大人気『社史編纂室で恋をする』シリーズ、鷹羽紡績オールスターでお届けする第5弾!!
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若干作りが粗い気がしますが…
受け視点と攻め視点の二つの話がありました。と言っても攻め視点は、受け視点の裏で暗躍?していた攻めを書いたものでしたので、二つの話はリンクしています。
受け視点は謎がすっきり解明されず、文章もよくわからないところがあり、先生にしては珍しく粗いな…と思ってしまいました。
その後の攻め視点は書き下ろしでしたが、こちらで少し受け視点での謎の説明がされている部分もありました。
これまでのシリーズのキャラが多く出ていて、各シリーズが好きな読者も楽しめるよう丁寧に書かれていたので、他シリーズが好きな人も嬉しいと思います。
でも前作でも似たようなことありましたが、本のあらすじにオールスターと銘打っておきながら、出ていないキャラがいるんですが…。
あらすじ書く人にはもっと丁寧な仕事をしてほしいです。せっかく先生は他シリーズのキャラを丁寧に書いてくださってるのに、全員出ると思って期待したのに誤った情報だったとわかるとかなり落胆します。
先生の本を貶めるような仕事をしないで欲しいです。
Posted by ブクログ
「社史編纂室で恋をする」シリーズ5作目。
志月は稲葉との関係、仕事にと今幸せだなぁとしみじみ思っていた矢先にストーカーに悩まされ、それを黙っていた事に稲葉が怒り喧嘩をしてしまうとかトラブルに巻き込まれやすいのかなと。
でも志月には稲葉を犯人から守りたいという気持ちからで、それが伝えられないのが辛かった。
そのストーカーが実は塚森にもストーカーしていてびっくりでした。
塚森と2人で話をして対策を考えていきながらも中々上手くいかないもどかしくてもどかしく。
稲葉との喧嘩も仲直りが出来てホッとした矢先に現れたストーカーの異常さには怖かった。
思い込みと妄想、こういう人は何を言っても通じないから困るより脅威だなと。
志月の危機をしっかりと守った稲葉、ストーカーへの怒りが凄かったのも志月への想いの深さが感じられて凄く良かったです。
事件も片付きようやく落ち着いてデート出来る事になった稲葉に塚森がスーツを、では志月のヤキモチが可愛くて。
ちゃんとそこは分かっている稲葉の対応には安心でした。
2作目は稲葉目線でとにかく志月が好きで好きでたまらないのがひしひしと伝わってきて。
塚森のスーツの件での会話、塚森の鈍感?さが塚森なんだなとわかって面白かった。
稲葉が志月へ贈ったネクタイに込められた想いに気付く志月、ここでの稲葉の心の声が笑えて。
Hがなんというかこんなにお互いが好きで仕方ないのが溢れてるのっていいなぁと。
とても幸せな気持ちになれたお話でした。