池上英洋のレビュー一覧

  • 西洋美術史入門

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    美術史を知ることで何がわかるようになるのか、わかりやすい例と一緒に説明してくれる。とても読みやすい一冊。

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    2021年03月10日
  • 西洋美術史入門

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    ネタバレ

    授業を受けているような感覚で読める導入書。‬

    ‪絵画を読み解くにあたり、短時間で略図に直す訓練や、視覚情報を言語に直す訓練の話が面白かった。美術だけでなく実生活にも役立ちそうなので覚えておきたい。‬
    ‪識字率の低い時代の美術、売るための美術、現代においての美術、その役割や価値は移り行くけれど、人々を惹きつける存在であることには変わりないのだと思った。‬

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    2020年11月05日
  • 西洋美術史入門

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    美術作品の分析方法や美術史と社会背景の関係性を絡めて『美術史とは何か』をわかりやすく解説してくれている一冊。

    ・美術史とは何か
    ・美術作品の『読み方』
    ・社会背景と美術史の関係性・変遷について

    を平たく網羅的に学ぶことができます。

    これまでは国内外問わず旅行先に美術館があればなんの気なしに美術館を訪れ、有名な芸術家の絵を見て満足した気になってました。

    しかし、この本と出会えたことで、美術作品の見方が変わるだけでなく、その当時の社会や生活について思いを馳せることができるようになったと思います。

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    2020年08月01日
  • 西洋美術史入門

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    西洋美術史について、あるテーマや技法がなぜその時代にひろく取り入れられたのか、わかりやすくまとめられた本です。たとえば、絵を描くのにカンヴァスが使われ始めたのは港町のヴェネチアで、船の帆の材料である布があまっていたからとか、17世紀オランダでは商人層が力を得て、家庭にかざるような身近なテーマの絵画が描かれるようになった、など。
    宗教や経済、社会情勢などの視点から説明されていたのが面白かったです。この本から娘にクイズを出したらだいぶ楽しんでいました。

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    2020年07月10日
  • 官能美術史 ──ヌードが語る名画の謎

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    あまり美術館ではまじまじと見れないようなヌードの絵画を多数取り扱った本。

    官能・ヌード≒女性となるのは長年美術界が男性によって支配されてきたこと、そして神話・宗教においても男尊女卑であるが故なのだなぁと思う。そういう意味でも興味深く読むことができる。

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    2020年05月06日
  • 残酷美術史 ──西洋世界の裏面をよみとく

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    キリスト教世界の裏側が見えて面白い。載せられている絵画一つ一つに説明がついているのが良い。ファンタジー系の作品やゲームが好きな人には特におすすめ。

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    2020年04月22日
  • 西洋美術史入門

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    ルネサンス→マニエリスム→バロック→…っていう時代区分の歩みの説明とどまらずに、様々な角度から美術史を考察してるのがよい。
    新書じゃなくて、もっとカラーで大判の本で読んでみたい。

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    2020年04月07日
  • 西洋美術史入門 実践編

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    ナポレオンやヒトラーによって、美術作品がプロパガンダに利用されてきた事を知り、少し悲しくなった。しかし、そもそも美術はパトロンがいるから成り立つのであり、遥か昔からパトロンは、教皇や皇帝ら、権力者(勝者)であった。そして、彼らは自分の価値を高めるため、また、信者拡大のために美術作品を用いてきた。そのため、「歴史は勝者によって作られる」とよく言われるが、美術作品の価値も、同様に勝者によって規定されると言っても過言ではないのだろうか。

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    2019年12月28日
  • 西洋美術史入門

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    最近、頻繁に美術館に行くのだが、西洋美術について殆ど知らないので、ただ感覚的に絵を見るだけで終わってしまっている。それでは勿体ないと思ったので、本書を読んでみた。西洋美術とキリスト教は深く結びついていることがわかった。そのため、キリスト教を知ることは、西洋美術を深く理解することにも繋がるのだろう。

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    2019年12月19日
  • 西洋美術史入門

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    これから西洋美術を勉強するにあたって、はじめに読み始めた一冊。
    タイトルに入門とある通り、絵の種類や歴史の流れなどが広く、分かりやすく説明されてるので知識が無くても読みやすかった。
    個人的には二章と三章での内容に興味を惹かれ、もっと詳しく学びたいと思った。
    著者の池上英洋さんの「おわりに」の内容も良かった。

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    2019年11月27日
  • 美少女美術史 ──人々を惑わせる究極の美

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    美少女は昔から存在していた。それがお金と手間のかかる「西洋画」に写しとられるとき、彼女たちはどのように表現されるのか。
    昔から愛でられていた美少年と違って、「小さな大人」「未熟な大人」から、富豪の肖像画、神話・キリスト教の「純潔」「貞淑」の象徴、そして女の子の「可愛らしさ」そのものの描写へ…
    という流れがあるらしいのだけど、時代や様式の区分ではなく、細々としたジャンルに分かれて説明されていたため、時代の流れを大まかに把握するのは難しかった。でも、美術史を一ミリも知らない自分でも分かりやすい説明と、沢山のカラーページで紹介された絵画、今後展覧会に行って女の子の絵が描いてあったら、どのジャンルなの

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    2019年08月11日
  • レオナルド・ダ・ヴィンチを旅する

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    冒頭は各美術館へ渡った経緯が軽く、その後はレオナルドの生涯を主な作品・手稿とともに追っていくスタイルで書かれていた。

    大きな図版で、ときには部分の拡大もあるのでとても見やすい。

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    2019年07月11日
  • イタリア 24の都市の物語

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    著者は美術史の池上先生。
    元々はNHKのイタリア語講座テキストに書いた連載をまとめたもののようです。なので書かれているのは「歴史」でも「美術史」でもなく、「物語」という濃度で。
    さらっと読むことができるのですが、イタリア史やイタリア美術史の基本知識が無い私には、どの時代の話をしているのか判らなくなることもありました。そういうことを気にしないで読めば良いのですが、気にしてしまう性格が良くないですね。
    とはいえ、魅力的な都市が多くて……。これの日本版も作ってみたくなりましたわ。

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    2019年03月18日
  • 西洋美術史入門

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    美術関連の本はいろいろ好きで読みましたが、
    美術史の考え方やアクセスの仕方。考え方について
    書かれてある本は初めて読んだかもしれません。
    とても面白く読みました。
    美術史はもっと広げていきたいなあと思える内容でした。

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    2018年08月09日
  • ヨーロッパ文明の起源 ──聖書が伝える古代オリエントの世界

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    仏教、キリスト教からユダヤ教と遡って、ついに四大文明であるエジプトそしてオリエントにたどりつきました。その文明がどのような成り立ちをしてきたのか、平明な文章でまとめた一冊ですが、ここまでくるとまるで別世界の観があります。

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    2018年01月10日
  • 美少女美術史 ──人々を惑わせる究極の美

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    西洋美術における美少女の歴史を書いた本。西洋の美少女は純潔がその根底にある。また、現代の日本における美少女のイメージは西洋美術からもたらされたようだ。オタクが処女にこだわるのも納得がいく。

    個人的に一番面白かったのは幼く描かれるマリアの話。ミケランジェロはマリアの純潔・処女性を重視したため、マリアを若く描いた。その流れはルネサンスに続くマニエリスムとバロックの時代で顕著になり、マリアの美少女化が進む。アニメの母親は若く美しいのが多いが、その原点はここにあるのかもしれない。

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    2017年07月15日
  • 美少年美術史 ──禁じられた欲望の歴史

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    古今東西……ではなくて西洋のほうの少年を題材にした絵画や彫刻をたどりながら、それらを生み出した文化背景も紹介。日本も江戸時代は男どうしの仲が普通のことだったようだけど、西でもそうだったのかという感じ。同性どうしのほうが心や考え方が通じるだろうから、ある意味心は許せるだろうし仲良くなりやすいのもわかるんだけど、紀元前からそういう流れが連綿とあったというのを再認識した感じ。それでいながら、これまた今まで連綿と続く同性愛への偏見にはキリスト教が関係していたんだな、なるほど……という感じ。
    甘い香りが漂ってくる感じがしなかったり、プリンとかムチムチッとした感じがない、少年や青年たちの姿はそれはそれで、

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    2017年04月22日
  • ルネサンス 歴史と芸術の物語

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    ルネサンスとは何だったのか、それはなぜ始まり、なぜ終わったのか
    を社会構造の動きの中で説明するための本

    世界史をほとんど学んでない自分が読んでも
    流れがよくわかる本だった

    写真や絵もふんだんに使われている

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    2017年03月22日
  • イタリア 24の都市の物語

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    ネタバレ

    「ほら穴に生きた人々~マテーラ~」

    おもしろかった『恋する西洋美術史』の著書が贈る、イタリアの都市の豆知識。1章数ページで読みやすかったが、情報が少ない分、もっと知りたい!という欲求も出てきた。特に衝撃的だったのはマテーラという町。戦後まで洞窟の中に住んでいる人がいたという。洞窟の中の生活は不衛生で不便だったそうだが、その人口は最盛期には1万人にも達したらしい。イタリアといえばローマ時代、そして現代の発展した姿を思い浮かべてしまうが、このような都市があったことに驚きを隠せなかった。他にも塔がたくさんある町など、行ってみたくなった場所がたくさん。写真満載の一冊で、旅行前に再読したいと思った。

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    2015年07月17日
  • 西洋美術史入門 実践編

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    美術を鑑賞するプロセスを克明に解説している好著だ.背景知識としては、歴史分野の広範な調査が必要の由.素人は手っ取り早くその道の権威の著作を探すことになるが、いずれにしても根気よく調査が必要だ.紹介されている背景知識の内、数点は既知のものがあったが、大部分は初めて聞く話しであり、非常に参考になった.

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    2014年08月30日