池上英洋のレビュー一覧
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ネタバレ西洋の絵画を中心に、女性の表象史を背景にある社会史や思想とつなげながら論じる、という試み。
史料としての絵…
絵を通して、有名になった絵を辿って、描かれた当時の女性についてこんなに知ることができるんだ、と。
画家の世界における女性、という点にも触れられていて、なんだかこの前読んだイラン人女性の置かれている境遇と重なる部分を感じ、
今では女性蔑視は自由に叫ばれているけれども、
それは本当に最近に可能になったことなんだなーと思ったり。
この一冊の本だけで物事を認識すべきではないけれど、女性の表象が強く男性によって作られてきた側面があることは事実の一部ではあるのだろうと。
この私たち歴 -
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初期の十字軍遠征で聖地を征服してキリスト教国を立てて以降、人員や物資の移動にはヴェネチアから船のルートで行われるようになった。港から聖地へ至る道程の守備には、テンプル騎士団が組織された。ヨーロッパ各地から戦地に赴く騎士たちは、旅路と滞在に必要なお金を地元にあるテンプル騎士団の支部に預けたため、そのお金は農園を購入するなどの投資に用いられた。
商業活動が発展すると、同業者組合(アルテ)が強い力を持つようになり、その代表者が集まって都市の重要事項を話し合いで決定する自由都市国家コムーネが発達した。
滅亡の時が迫っていたビザンチン帝国からは、学者や技術たちが同じキリスト教圏である西ヨーロッパへと -
Posted by ブクログ
フランスの26の都市を取り上げ、その都市に纏わる歴史や逸話を紹介する本書
パリオリンピックに乗っかったんかな?と邪推しつつも美しい表紙に惹かれ読んでみました
表紙の写真、どこだか分かります?
超有名な場所なんで分かりますよね〜
正解は世界遺産にもなっているフランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島、及びその上にそびえる修道院モン・サン・ミッシェルです
本文中にもフランス各地のすんばらしい場所々々の写真がふんだんに載ってるんですが、なんていうか「ん~~、めっちゃ石やん」っていう感想を抱きました
モン・サン・ミッシェルめっちゃ石やん
もう石、石、石ですよ
建物はもちろん、橋も見事に石が積み -
Posted by ブクログ
ネタバレいやあ、面白かったです。絵画と西洋文化史とを絶妙につなぐ本作。しかもテーマは恋愛。
読後、絵画の豊潤さに思いを致しました。
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で、陳腐に思ったこと。
「絵画って、歴史を綴るなあ」と。
洞窟で暮らす人々の生活を写すところに始まり、キリスト教の宗教画として機能したり。ルネサンス期にはキリスト教以前のギリシア文化を描いたり、より世俗化したタッチでの聖人画や聖書の題材を描くなどしたり。パトロンの肖像画を描いたり。更には絵画(とそのパトロン)がより一般化したことによりブリューゲルらが農村の風俗を残すようになったり。
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そう、何か知らんけど、妙に感心してしまったのです。
「絵画、深い -
Posted by ブクログ
ネタバレ美術史家の池上さんの作品。というかお名前初めて伺いましたが。
タイトル通りの作品。エッセイというには内容が濃い読み物ですが、一章一章は十数分で読めてしまう気軽なものです。
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やはり良さというと、想像を掻き立てる、行ってみたくなるという事でしょうか。
収録されている24の地域を挙げますと、サン・レオ、アッシジ、ヴィンチ、ティヴォリ、シラクーザ、タオルミーナ、ヴェネツィア、ルッカ、マントヴァ、フェッラーラ、カノッサ、フィレンツェ、ボマルツォ、オルヴィエート、シエナ、ヴィチェンツァ、ペルージャ、ローマ、ヴェローナ、アマルフィ、サン・ジミニャーノ、チェファルー、マテーラ、パレルモ、です。
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Posted by ブクログ
イタリア22の美しい街と物語
読みやすく美しい写真が想像力を助けてくれ、イタリアの空気を味わえる
ベーネベーネ!
それだけでなく同時にイタリアの歴史と文化の知識を増やしてくれるのも嬉しい
知れば知るほど奥深いイタリア
せっかく読んだので備忘録
南イタリアのバーリ
ブーツの形をイタリアとしたときのヒール部分の付け根辺り
この街にあるサン・ニコラ教会の外に立つ聖ニコラ像だが、なんとサンタ・クロースの原型となった人物
サンタ・クロースの伝説の最も有名な説らしい
トルコのミラの街の三人娘の話である
生まれは貴族だが貧乏な隣人
その隣人は3人の娘がいたが、困窮のあげく、彼女達を身売りさせようと考え