池上英洋のレビュー一覧

  • イタリア 24の都市の物語

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    イタリア人は最も観光客を扱うのが上手。これだけの歴史があってその中で生活をしていれば、生活の中に自分の街を訪れる人をもてなすのは当たり前なんだろうな。
    まだ訪れたことのない街がたくさん。何年かイタリアから遠ざかっているから今年はイタリアかな。

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    2014年07月27日
  • 西洋美術史入門 実践編

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    「実践編」というだけあって、鑑賞のポイントや、どの要素をどう考えるかなど説明が具体的。なのでちょっと難しい。新書の限界で図版が見づらい。もうちょっと大きな版でフルカラーなら良かった。

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    2014年06月09日
  • 西洋美術史入門 実践編

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    実践編がかえって良かった。絵画の技術的な側面よりも、実際の美術作品が、どのように生まれ、どんな風に評価されてきたかを例にして作品の社会性を読み進めている。
    美術館は好きで、特にのほほんと見るのがごきげんなのだが、言われてみれば確かにその通りだと思わされることが多かった。
    1.絵画は、注文主・画家・鑑賞者がいて成立すること
    2.時代が絵画に求める要件を変えること
    3.一神教か多神教かが、決定的な影響をもつこと。写実性は一神教の世界でこそ求められること。
    特に1.は意外だった。自分のために描いた画家ってのは確かにいないよなぁ。もちろん市場が形成された後は違うけど。
    とにかく感心しきりなのだ。こりゃ

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    2014年05月30日
  • 死と復活 ──「狂気の母」の図像から読むキリスト教

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    猟奇的に描かれた絵の中に内在する信仰の問題を説いています。取り上げられる絵は、かなりグロテスクです。テーマもカニバリズムやら、アンドロギュヌスやら、おどろおどろしいものが出て来るので、その方面が苦手な人にはお勧めしません。私はおもしろかったけど。
    神父さまの説教で、キリスト教は神様を食べる宗教だというのがありました。勿論聖体拝領の意味なのですが、この問題を多くの観点で扱っています。
    聖体拝領とか、洗礼の問題に結びつけているのは、よくわかるのですが、この絵のテーマですと、キリストの奉献についてもどう説明するのか、個人的にはとても気になります。でも、この本だけでも膨大な注があったので、紙数としては

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    2014年02月27日
  • ルネサンス 歴史と芸術の物語

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    ルネサンスがなぜ生まれたのか? という歴史的な背景を含めた解説。その時代のイタリアの状況、金融業の発達から始まり、ルネサンス美術の何が画期的だったのかという「空間の創出」の話を経てルネサンス終焉まで。

    ルネサンスという時代の激動と、「空間を創出する」ことの新規性が印象に残りました。

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    2013年03月03日
  • ルネサンス 歴史と芸術の物語

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    ルネサンスに突入するまでの背景から、彼らが何を目指したのか、人物や空間(あるいは世界)の捉え方がいかに変容したのか。そして社会構造がどう動いたのかが明確に。これは面白い。ルネサンスって激動の時代だったんだな。

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    2013年02月17日
  • ルネサンス 歴史と芸術の物語

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    ルネサンスの芸術だけでなく、なぜルネサンスがイタリアで起きたかの背景も丁寧に説明している。十字軍に始まるビザンチン、イスラム等の東方との接触が起源との説明に納得した。終焉の原因を含め、今まで読んだルネサンスの本の中で一番分かり易い。

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    2012年08月10日
  • イタリア 24の都市の物語

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    新書らしくない新書。
    カラーの写真がたくさんあって、まるで旅行誌みたい。とても読みやすい。

    24都市ってだけあって、知らない街の紹介もされてる。イタリアに行きたくなる。

    ただ、それぞれの物語が短い。入門としてよむ分にはちょうどよいかも。

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    2012年05月10日
  • イタリア 24の都市の物語

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    有名都市以外のイタリアの都市にもスポットをあてているのがよい。単なる街紹介ではなく、ストーリーがあるのがよい。カラーの写真入りがよい。

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    2012年03月12日
  • 恋する西洋美術史

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    恋愛という観点から美術史を説いた本。
    ピカソとかロダンの恋愛話とその時期の作品の対比が面白い。芸術家の恋愛話ってロマンチックですき。
    私は美術詳しくないので、直感的にブーシェとかフラゴナールの厚塗りしてますって感じの肌の描き方がとても可愛くてすきだったんだけど、だいすきな「ブランコ」が取り上げられててうれしかった。美術史上は評価低くても、お部屋に飾るなら絶対ああいう絵がいいです。
    挿絵全部カラーならもっと良かったです。美の巨人見たくなったー!

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    2011年11月15日
  • 恋する西洋美術史

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    [ 内容 ]
    恋愛―それは人類の長い歴史を通じて、私たちの人生にとって常に重要なものであり続けた。
    画家たちの恋愛事情、奔放な性的エピソードに溢れた神話、人類の恋愛の諸相を捉えた、新しい角度からの西洋美術史。

    [ 目次 ]
    第1章 恋する画家たち
    第2章 愛の神話
    第3章 愛のかけひき
    第4章 結婚―誓われた愛
    第5章 秘められた愛
    第6章 禁じられた愛
    第7章 愛の終わり

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度

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    2011年04月09日
  • 恋する西洋美術史

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    絵画に出てくるアイコンの説明あり。絵画を通して西洋の歴史、文化が勉強できた。絵を見るのは好きなんだけど理解はしていなかったので私には丁度よかった。

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    2010年11月17日
  • 恋する西洋美術史

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    恋になやむのは、神も人もおなじ。
    純愛にはじまり、結婚。そして…?
    それでも皆、恋をする。
    さまざまな観点から絵画を読み解く名著。

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    2009年10月04日
  • 恋する西洋美術史

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    ネタバレ

    よく見る神話のエピソードが復習できたり、時代時代の風俗・文化が解説されていて楽しみながら読めた。著者にもナゼだか好感が持てた。090331

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    2013年03月29日
  • 自分につながるアート ――美しいってなぜ感じるのかな?

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    ネタバレ

    古代から関わっている、アート。そのアートのもつ力や、「美」とはなにかなどについてかいている本だった。あまりアートには興味がないが、そんな人でもわかるような内容で書かれていた。
    後半、絵画の紹介や説明があり、少し飽きたが最後まで読んだ。

    この本で知ったこと、学んだこと
    1 絶対的な美の基準はないが、普遍的な美(自然豊かな風景など)はある。
    美術は、人間だけが自覚をもって作り出し一見役に立たなそうで、しかし人間のこころに働きかけるもののひとつ。(動物にはない、人間独特なもの)

    2 いまは両腕がないミロのビーナス。1820年にキクラデス諸島のメロス島で農夫がみつけた時は、指先や足などもあったが、

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    2025年11月09日
  • イタリア 24の都市の物語

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    イタリアの24の都市にまつわるお話。
    メジャーなところや気になるところは頭に残りやすいけど、それ以外は流し読みになった。

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    2025年06月24日
  • 美しきイタリア 22の物語

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    かわいくて日本でも知名度と人気が高いアルベロベッロ。
    なんと白い壁ととんがり屋根の家は、領主の脱税手段だったという…!!
    歴史や文化を知らないと映えるかわいい建築物で終わってしまうけど、知ってしまうと面白い。イタリア人のたくましさ、知恵にふれられて、自分の目で見たかのように記憶に残る。

    いつかゆっくり再訪したいイタリア。
    訪問したい場所にボローニャ大学が追加された。

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    2025年03月26日
  • レオナルド・ダ・ビンチ

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    画家としてのレオナルドダヴィンチが描かれていた。もっと、他の分野に精通した過程について知りたかった、。、

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    2025年03月23日
  • 額縁のなかの女たち 「フェルメールの女性」はなぜ手紙を読んでいるのか

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    ネタバレ

    西洋の絵画を中心に、女性の表象史を背景にある社会史や思想とつなげながら論じる、という試み。

    史料としての絵…

    絵を通して、有名になった絵を辿って、描かれた当時の女性についてこんなに知ることができるんだ、と。

    画家の世界における女性、という点にも触れられていて、なんだかこの前読んだイラン人女性の置かれている境遇と重なる部分を感じ、

    今では女性蔑視は自由に叫ばれているけれども、

    それは本当に最近に可能になったことなんだなーと思ったり。

    この一冊の本だけで物事を認識すべきではないけれど、女性の表象が強く男性によって作られてきた側面があることは事実の一部ではあるのだろうと。

    この私たち歴

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    2025年02月24日
  • ヨーロッパ文明の起源 ──聖書が伝える古代オリエントの世界

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    聖書の読み解き方が分かりやすく、古代文明の成り立ち、そこで生きる人々の信じていたことや生活様式を知ることができる。

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    2025年02月19日