池上英洋のレビュー一覧

  • 美少女美術史 ──人々を惑わせる究極の美

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    西洋美術における美少女の歴史を書いた本。西洋の美少女は純潔がその根底にある。また、現代の日本における美少女のイメージは西洋美術からもたらされたようだ。オタクが処女にこだわるのも納得がいく。

    個人的に一番面白かったのは幼く描かれるマリアの話。ミケランジェロはマリアの純潔・処女性を重視したため、マリアを若く描いた。その流れはルネサンスに続くマニエリスムとバロックの時代で顕著になり、マリアの美少女化が進む。アニメの母親は若く美しいのが多いが、その原点はここにあるのかもしれない。

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    2017年07月15日
  • 美少年美術史 ──禁じられた欲望の歴史

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    古今東西……ではなくて西洋のほうの少年を題材にした絵画や彫刻をたどりながら、それらを生み出した文化背景も紹介。日本も江戸時代は男どうしの仲が普通のことだったようだけど、西でもそうだったのかという感じ。同性どうしのほうが心や考え方が通じるだろうから、ある意味心は許せるだろうし仲良くなりやすいのもわかるんだけど、紀元前からそういう流れが連綿とあったというのを再認識した感じ。それでいながら、これまた今まで連綿と続く同性愛への偏見にはキリスト教が関係していたんだな、なるほど……という感じ。
    甘い香りが漂ってくる感じがしなかったり、プリンとかムチムチッとした感じがない、少年や青年たちの姿はそれはそれで、

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    2017年04月22日
  • ルネサンス 歴史と芸術の物語

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    ルネサンスとは何だったのか、それはなぜ始まり、なぜ終わったのか
    を社会構造の動きの中で説明するための本

    世界史をほとんど学んでない自分が読んでも
    流れがよくわかる本だった

    写真や絵もふんだんに使われている

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    2017年03月22日
  • イタリア 24の都市の物語

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    ネタバレ

    「ほら穴に生きた人々~マテーラ~」

    おもしろかった『恋する西洋美術史』の著書が贈る、イタリアの都市の豆知識。1章数ページで読みやすかったが、情報が少ない分、もっと知りたい!という欲求も出てきた。特に衝撃的だったのはマテーラという町。戦後まで洞窟の中に住んでいる人がいたという。洞窟の中の生活は不衛生で不便だったそうだが、その人口は最盛期には1万人にも達したらしい。イタリアといえばローマ時代、そして現代の発展した姿を思い浮かべてしまうが、このような都市があったことに驚きを隠せなかった。他にも塔がたくさんある町など、行ってみたくなった場所がたくさん。写真満載の一冊で、旅行前に再読したいと思った。

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    2015年07月17日
  • 西洋美術史入門 実践編

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    美術を鑑賞するプロセスを克明に解説している好著だ.背景知識としては、歴史分野の広範な調査が必要の由.素人は手っ取り早くその道の権威の著作を探すことになるが、いずれにしても根気よく調査が必要だ.紹介されている背景知識の内、数点は既知のものがあったが、大部分は初めて聞く話しであり、非常に参考になった.

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    2014年08月30日
  • イタリア 24の都市の物語

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    イタリア人は最も観光客を扱うのが上手。これだけの歴史があってその中で生活をしていれば、生活の中に自分の街を訪れる人をもてなすのは当たり前なんだろうな。
    まだ訪れたことのない街がたくさん。何年かイタリアから遠ざかっているから今年はイタリアかな。

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    2014年07月27日
  • 西洋美術史入門 実践編

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    「実践編」というだけあって、鑑賞のポイントや、どの要素をどう考えるかなど説明が具体的。なのでちょっと難しい。新書の限界で図版が見づらい。もうちょっと大きな版でフルカラーなら良かった。

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    2014年06月09日
  • 西洋美術史入門 実践編

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    実践編がかえって良かった。絵画の技術的な側面よりも、実際の美術作品が、どのように生まれ、どんな風に評価されてきたかを例にして作品の社会性を読み進めている。
    美術館は好きで、特にのほほんと見るのがごきげんなのだが、言われてみれば確かにその通りだと思わされることが多かった。
    1.絵画は、注文主・画家・鑑賞者がいて成立すること
    2.時代が絵画に求める要件を変えること
    3.一神教か多神教かが、決定的な影響をもつこと。写実性は一神教の世界でこそ求められること。
    特に1.は意外だった。自分のために描いた画家ってのは確かにいないよなぁ。もちろん市場が形成された後は違うけど。
    とにかく感心しきりなのだ。こりゃ

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    2014年05月30日
  • 死と復活 ──「狂気の母」の図像から読むキリスト教

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    猟奇的に描かれた絵の中に内在する信仰の問題を説いています。取り上げられる絵は、かなりグロテスクです。テーマもカニバリズムやら、アンドロギュヌスやら、おどろおどろしいものが出て来るので、その方面が苦手な人にはお勧めしません。私はおもしろかったけど。
    神父さまの説教で、キリスト教は神様を食べる宗教だというのがありました。勿論聖体拝領の意味なのですが、この問題を多くの観点で扱っています。
    聖体拝領とか、洗礼の問題に結びつけているのは、よくわかるのですが、この絵のテーマですと、キリストの奉献についてもどう説明するのか、個人的にはとても気になります。でも、この本だけでも膨大な注があったので、紙数としては

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    2014年02月27日
  • ルネサンス 歴史と芸術の物語

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    ルネサンスがなぜ生まれたのか? という歴史的な背景を含めた解説。その時代のイタリアの状況、金融業の発達から始まり、ルネサンス美術の何が画期的だったのかという「空間の創出」の話を経てルネサンス終焉まで。

    ルネサンスという時代の激動と、「空間を創出する」ことの新規性が印象に残りました。

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    2013年03月03日
  • ルネサンス 歴史と芸術の物語

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    ルネサンスに突入するまでの背景から、彼らが何を目指したのか、人物や空間(あるいは世界)の捉え方がいかに変容したのか。そして社会構造がどう動いたのかが明確に。これは面白い。ルネサンスって激動の時代だったんだな。

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    2013年02月17日
  • ルネサンス 歴史と芸術の物語

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    ルネサンスの芸術だけでなく、なぜルネサンスがイタリアで起きたかの背景も丁寧に説明している。十字軍に始まるビザンチン、イスラム等の東方との接触が起源との説明に納得した。終焉の原因を含め、今まで読んだルネサンスの本の中で一番分かり易い。

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    2012年08月10日
  • イタリア 24の都市の物語

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    新書らしくない新書。
    カラーの写真がたくさんあって、まるで旅行誌みたい。とても読みやすい。

    24都市ってだけあって、知らない街の紹介もされてる。イタリアに行きたくなる。

    ただ、それぞれの物語が短い。入門としてよむ分にはちょうどよいかも。

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    2012年05月10日
  • イタリア 24の都市の物語

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    有名都市以外のイタリアの都市にもスポットをあてているのがよい。単なる街紹介ではなく、ストーリーがあるのがよい。カラーの写真入りがよい。

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    2012年03月12日
  • 恋する西洋美術史

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    恋愛という観点から美術史を説いた本。
    ピカソとかロダンの恋愛話とその時期の作品の対比が面白い。芸術家の恋愛話ってロマンチックですき。
    私は美術詳しくないので、直感的にブーシェとかフラゴナールの厚塗りしてますって感じの肌の描き方がとても可愛くてすきだったんだけど、だいすきな「ブランコ」が取り上げられててうれしかった。美術史上は評価低くても、お部屋に飾るなら絶対ああいう絵がいいです。
    挿絵全部カラーならもっと良かったです。美の巨人見たくなったー!

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    2011年11月15日
  • 恋する西洋美術史

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    [ 内容 ]
    恋愛―それは人類の長い歴史を通じて、私たちの人生にとって常に重要なものであり続けた。
    画家たちの恋愛事情、奔放な性的エピソードに溢れた神話、人類の恋愛の諸相を捉えた、新しい角度からの西洋美術史。

    [ 目次 ]
    第1章 恋する画家たち
    第2章 愛の神話
    第3章 愛のかけひき
    第4章 結婚―誓われた愛
    第5章 秘められた愛
    第6章 禁じられた愛
    第7章 愛の終わり

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    2011年04月09日
  • 恋する西洋美術史

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    絵画に出てくるアイコンの説明あり。絵画を通して西洋の歴史、文化が勉強できた。絵を見るのは好きなんだけど理解はしていなかったので私には丁度よかった。

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    2010年11月17日
  • 恋する西洋美術史

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    恋になやむのは、神も人もおなじ。
    純愛にはじまり、結婚。そして…?
    それでも皆、恋をする。
    さまざまな観点から絵画を読み解く名著。

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    2009年10月04日
  • 恋する西洋美術史

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    ネタバレ

    よく見る神話のエピソードが復習できたり、時代時代の風俗・文化が解説されていて楽しみながら読めた。著者にもナゼだか好感が持てた。090331

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    2013年03月29日
  • 自分につながるアート ――美しいってなぜ感じるのかな?

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    ネタバレ

    古代から関わっている、アート。そのアートのもつ力や、「美」とはなにかなどについてかいている本だった。あまりアートには興味がないが、そんな人でもわかるような内容で書かれていた。
    後半、絵画の紹介や説明があり、少し飽きたが最後まで読んだ。

    この本で知ったこと、学んだこと
    1 絶対的な美の基準はないが、普遍的な美(自然豊かな風景など)はある。
    美術は、人間だけが自覚をもって作り出し一見役に立たなそうで、しかし人間のこころに働きかけるもののひとつ。(動物にはない、人間独特なもの)

    2 いまは両腕がないミロのビーナス。1820年にキクラデス諸島のメロス島で農夫がみつけた時は、指先や足などもあったが、

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    2025年11月09日